朝倉恭介 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.82
  • (23)
  • (39)
  • (33)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 341
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043765089

作品紹介・あらすじ

悪のヒーロー、朝倉恭介が作り上げたコカイン密輸の完璧なシステムがついに白日の下に。警察からもCIAからも追われる恭介。そして訪れた川瀬雅彦との対決。”朝倉恭介vs川瀬雅彦”シリーズ最終巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 朝倉恭介VS川瀬雅彦シリーズ第6弾。
    これで完結です。

    ラストは今まで交互に主人公だった
    朝倉恭介と川瀬雅彦の対決が見られます。

    今まで完璧な仕事をしてきた朝倉恭介も
    ほんの些細なミスから自分の身を危険にさらしてしまいます。
    一方の川瀬雅彦の方は相変わらず運が良いというか
    嗅覚が鋭いというか、朝倉恭介という無敵のダークホースに
    立ち向かってゆきます。

    全部で6巻、3000ページを超える大作ですが、
    あっという間に読めてしまうエンターテインメント小説でした。

  • 朝倉恭介vs川瀬雅彦シリーズの最終巻
    最後まで飽きさせない、ハードボイルドアクション。
    まるで映画を、観てるみたい。
    現実離れした、世界に男は憧れるのです、!

  • たぶん、出版されたばかりの時に読んでいたらかなり楽しめたはず
    ただ、このご時世では陳腐観が否めない
    古本漁りの欠点だから致し方ないけど
    ーーーーー
    関税法の死角を突き、朝倉恭介が全知全能を駆使して創出した「コカイン密輸」の完璧なシステムが、予期せぬところから綻びはじめた。追及の手を伸ばす警 察、暗殺を企てるCIA、そして、ついに訪れる川瀬雅彦との対決のとき。日本の犯罪史上稀にみる頭脳と凶悪さを併せ持った華麗なる野獣、朝倉恭介。闇に生 きてきた者は闇に消える―待ち受けるのは生か死か?「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズの掉尾を飾る大傑作長編。

  • #正と闇SMGとSIG交え若くて強き野獣刺すペン

  • 朝倉恭介シリーズ
    ピカレスクでハードボイルドなカッコいい生き様

  • 昔読んだ本

  • 大好きなシリーズ、最終章。
    悪と正がいよいよ対決するんだから、そりゃ正が勝つんだろうなーとは思ってたけど…けど!!すっきりしなかった。
    しなやかで鮮やかで残虐な野獣、悪に魅了されて感情移入してるわたしは、作者の思うつぼなんだろうなぁ(笑)

  • 朝倉恭介VS川瀬雅彦シリーズ最終作。この本は物事がうまくいかず、不測に不測が重なり読んでてかなりハラハラしたし、うまくいかないことに対する苛立ちもあったが、最後はやはり今までの伏線を全て回収する怒涛の展開でページを進める手が止まらなかった。朝倉恭介という魅力的な主人公の話が終わってしまったのは残念だが他の作品も読んでみたいと思う。

  • シリーズ最終章。

    反則技に近い「組織力」を駆使するCIA。
    反則技に近い「偶然」を駆使する川瀬雅彦。
    朝倉恭介を応援してしまう私。

    まぁ、朝倉恭介の「個の才能と経験」も、
    反則技に近いけどね・・・

    かなり面白いシリーズだった!!

  • だんだんと テンポが良くなってくる。
    筆運びが うまくなっているというべきか。
    スリリングな 展開。

    朝倉恭介の ビジネスモデルが ほころびがでてくる。
    金髪のヤンキーなタシロの オンナアサリから
    ほころびが 生まれる。
    小料理屋のおかみさんが、岡村の嫁さんだったとは。
    そこからもほころびる。
    そして、雅彦は コカインの調査にいくことで
    ギャレットと 知り合い 朝倉とフロリダの襲撃が
    わかることに。

    このように 朝倉恭介を 追いつめていく
    物語の作り方は 実に うまいのである。
    そして、台風によって、コンテナーが 破損し
    大量のコカインが 見つかることに。

    絶対絶命の 朝倉恭介に、
    包囲網が 作られるが、
    朝倉恭介は 暴走族を なぎ倒し
    追跡するパトカーに 手榴弾を投げつけて
    逃げまくるのであるが。

    戦争であれば、警察も暴走族も関係なく
    敵として叩き潰す。
    警察官を殺すのは 敵であれば 当然という
    ことでしょうね。

    川瀬雅彦との運命的な 出会いをする。
    ふーむ。
    うまいねぇ。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

楡周平の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×