女子大生会計士の事件簿 DX.1 ベンチャーの王子様 (角川文庫)
- KADOKAWA (2004年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043767014
作品紹介・あらすじ
キュートな女子大生会計士・萌実と新米会計士補・柿本が監査の先々で出くわす奇妙な〈事件〉。粉飾会計、会社乗っ取り、クーポン詐欺など、バラエティ豊かな謎を解きながら、会計の知識も身につく!
感想・レビュー・書評
-
会計について知ったような気分になれる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 』(光文社新書)で一躍有名になった自身も異色の経歴をもつ公認会計士:山田真哉氏による小説・シリーズ本。
公認会計士の資格をもつ現役女子大生:藤原萌実と新米会計士補の柿本一麻は、同じ監査法人に所属する先輩後輩の凸凹コンビ。監査先で出くわす様々な監査・会計にまつわる事件や問題を解決していく。
短編から構成されるシリーズ本で、会計のからくりを分かりやすく解説しており、あまり身近に接することが少ない公認会計士という仕事についても分かりやすく理解できるようになっている。
中高生、大学生などにお勧めのシリーズ。 -
会計について知りたくて買ったが、読み物としてもよく出来ていてすぐに読み終えることができた。
-
会計士、税理士向けの雑誌に連載されていた作品だけあって、なんだか進○ゼ○の漫画を読んでいるような気分になる。
会計に興味がある人は読んでみてもいいかもしれない。ちなみに、漫画化し易そうだと思っていたら、本当に漫画化されていたのには驚いた。 -
会計って?会計士って何やってんの?という興味から手に取った本。
とても気楽に簡単に、理解できました。
特に最初のエピソード、貯蔵品勘定を使うってことを最近知ったばかりで、よくある手法なんだなぁと読みました。
エンロン事件の概要も、ざっくり分かった気がするし。
会計の取っ掛かりに、ちょうど良いと思います。
続きも読もうと思います。 -
全巻読んだ
-
普通に面白い。会計士というか、監査のお仕事の一片を気軽に理解出来て良い。
-
正直、ストーリーや文章の見どころはない。
しかし、会計に親しみたい人には向いていると思う。
簿記や会計の勉強をすると正しい手続きが覚えられる。
一方この本では、会計制度や知識を悪用するとどうなるか、どう悪用するかを見ることができる。
裏金の作り方、簿外入金、架空出金はわかりやすかった。
巻末には会計用語集もあり、脚注での説明もあるので、会計知識のない人でも読むことができる。
私もちょうど会計知識を必要としているところなので、続編を読みながら楽しんで勉強しようと思う。 -
公認会計士ってどんな仕事をしてるの?お金に関する仕事だよね?くらいの薄っすらとした事しか知らなかった。いろんな場所に出向いて、企業にアドバイスして。こんな仕事もあるをだな。事務に部署移動する事もあるから読んでおいてよかった。続きも読んでみたい。
-
主人公が女子大生でストーリー性がありとっても読みやすいです
会計のことはよくわかりませんが、会社の監査とはこんな風なことをしているんだと勉強になります。監査は悪事を追及するというかは、単に事実を見つけることだということ。でも時にスリリングです -
女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様 (角川文庫)
-
このシリーズの存在は知っていましたが、短編集なのに会計ネタをきっちり入れたストーリーだてで、感心しました。シャーロック・ホームズのスタイル(カッキーがワトソンのような語り部、記録係り)なのですね。,思えば、数年前の「監査法人」も萌ちゃんのシリアス版と考えれば、本シリーズの先見性が分かります。,萌え+ビジネスor学術本のパイオニア的な存在と言えなくもないですね。
-
大学生の時以来に久しぶりに読んだけど、やっぱり読みやすい会計の小説でした!
かぐや姫(家具屋の姫)のネーミングセンスが良いなって感心しましたw -
小説として読むと違和感が残るが、会計士が会計のことをとっつきやすく解説したお話としては興味深く読了。
勤務していた事業所で(少人数のため)否応なく会計を担当し、意味も分からないまま会計ソフトで処理してきた程度の経験しかない私には、大きな組織での会計処理はよくわからない部分が多かった。
会計事務所の方や税務署などと付き合う中で、少しずつ知る「会計」のノウハウは、素人には簡単に理解できるというものではないことが分かったので、今は会計事務所に委託し、以降「餅は餅屋」が持論となった。 -
会計小説という発想が面白い。楽しみながら、会計を学べる。
-
会計監査法人に勤める女子大生会計士の藤原萌美と、「カッキー」こと柿本一麻が謎を解いていく、ライト・ミステリ仕立てのシリーズです。
会計上の不正を暴くところに謎解きの要素を含ませるという着眼点はおもしろいと思います。そこに、気弱な主人公が毎回ヒロインに振り回されるというライトノベル風味の味付けが加わって、気楽に読んで楽しめる内容になっています。 -
小説として見ると、文章は微妙かなと思うけれど、シンプルな人間関係の登場人物が、謎を解いていく過程で会計の仕組みが少しでも学べるところは、とても面白い♪
続きも読んでみたいです(^-^) -
公認会計士が遭遇する事件をコミカルな調子で解決するビジネスミステリー。他のシリーズよりは若干面白くないのは、一話一話が短く中身が薄いせいか?
切手を使った経費水増しの話、債務保証を使った詐欺の話、クーポン詐欺の話、家具屋さんの売上水増し話、売上の入金口座をこっそり変えた話、売買用不動産の評価額の話、SPCを使った財務内容不正話