小学生日記 (角川文庫)

著者 : 華恵
  • 角川書店 (2005年7月23日発売)
3.72
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043776016

小学生日記 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • そんなことはないと言いたいけど、やはり、小学生なので…と油断していたんだと思う。ブックオフの108円コーナーで見つけて少し魅かれるものがあって購入。読んで驚いた。作文も進化したな~…もう立派な短編小説でした。脱帽しました。

    「ポテトサラダにさよなら」「移動教室」「ひとりでまっていた日のこと」など印象に残る内容が多かった。

    華恵さんのお兄ちゃんのモトイは「日本は、反省ばかりすることろ」(151ページ)と言う。(大統領が変わり、これからどうなるか先行きが不透明だけど、)それに対して「アメリカは、元気になれるところだよね」(151ページ)だそう。…私は日本から出たことがないのでアメリカがどうとかは、わからないけどモトイの言葉に納得してしまった。

    いじめでクラスの全員から無視される子。その一方、塾では勉強が忙しすぎて「それ(いじめ)どころじゃない」という。この文章を読んだ時、日照りのような、渇きのようなものを感じて猛烈に悲しくなった。強すぎる個性派は排除。きつきつの日々…。生まれる歪み。

    ああ…これはもう紹介されている重松さんの本を読まないといけないなぁ…と思った。子どもの目線、鋭い視点にただただ驚いた。大人っぽい落ちつた文章に脱帽しました。

    メモ【とりあえず本棚に保管。2017年積読消化3冊目。】

  • 購入

    発売当時、本屋で見つけて購入。
    初めて読んだ著者の本。
    その後、他の本も読んでみたけど、
    あらためて、どれも素敵な文章だなぁと感じた。

  • 小学生の作者が、小学生の感性のままに感じたことを、高い表現力で綴った作文集。
    奇跡のような1冊だと思う。

    どの作品も好きだけれど、中でも「ひとりでまっていた日のこと」はすばらしい。
    心細い気持ちが呼び起こされて、鼻の奥がつんとする感じがする。

  • いやーすごい。中学生でも高校生でもすごいのに小学生。しかも日本語は母国語ではなく頑張って勉強したんだとか。何よりすごいのは彼女のまっすぐな感じ方と、素直な表現。本をたくさん読んでると、上手くても鼻につく文章になりがちなのにそれもない。周りの大人が素晴らしいのかなあ。小学生の母としては、お母さんも気になります。

  • 本編もよかったけれど、特に重松さんの解説がよかった! 解説も込みで☆5つです。

  • 配置場所:広呉文庫本
    資料ID:93086381
    請求記号:080||H

  • 【本の内容】
    授業で先生に指されても、ニコニコするばかりで決して声を発しない女の子、エリカちゃんとの出会いと別れを描いた「ポテトサラダにさよなら」。

    日本での新生活に戸惑う兄を描く「モトイと日本語」。

    フリマ、学校でのいじめ、受験、NY大停電…。

    ナイーブでまっすぐな眼差しと、何よりも端正でみずみずしい表現力!

    天才作文家とうたわれ各紙誌で絶賛されたhanae*ちゃん、奇跡のデビュー作品集。

    [ 目次 ]
    フリマとわたし
    モトイと日本語
    太秦のオードリー
    おばあちゃんのつむぎ
    ポテトサラダにさよなら
    ひとりで行く渋谷
    移動教室
    ニューヨーク大停電
    ラジオの夏休み
    昼間の電車
    受験タイマー
    100円の恋愛力
    ミュージック・オブ・ハート
    モミヤマさん
    受験まであと100日
    ひとりでまっていた日のこと

    [ POP ]
    母と行くフリマのこと、両親の離婚、学校でのいじめ、新生活に戸惑う兄……。

    モデルとして、女優として、そして一人の小学生として。

    まっすぐでナイーブな感性が光る、天才作文家・hanae*ちゃん、瞠目の第一作文集!

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • もう、ほとんどというか、まったく小説と言っていいと思います。
    これが、小学生の筆力としたら、どうやったらこんな風に育つのかが、やっぱり知りたくなります。

    ただし、作文コンクールでこれを選んじゃうというのは、どうなんだろう。
    作文は、小説のスタイルに近づいていくべきなんでしょうか?
    そうすると、学校でやっていることを根本から変えなければならない気がします。

    そういえば、世界作文コンクールかなにかで、最優秀賞に輝いた作文が、実は、想像で書いたフィクションだったという話を聞いたことがあります。
    ある意味、フィクションであれ、ノンフィクションであれ、人を感動させるということにおいては、差がないのかも。

    もちろん、この「小学生日記」に書かれている人間関係は、事実なのだと思うのですが、上手な作文というのは、やっぱりどこかにフィクションめいたものが入ってきているような気がします。

    だいだいにして、まず、「です」「ます」調から脱却するのが難しいですね。
    と、です・ます調のわたしが書いておこう。

  • みずみずしい文体。

  • まさに、瑞々しい。描写も上手くて、それぞれのエピソードが生き生きとしてて、微笑ましい。

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