実録・外道の条件 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 627
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043777013

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃにヤバい人ばかり出てくるけど実世界にも冗談みたいにヤバい人って結構いるってことを知ってしまっているので笑っちゃう気持ち半分笑えない気持ち半分

  • よくわからない。よくわからないけど町田さん。
    地獄のボランティアの話は、オリンピックのボランティア募集の話を思い起こさせる。

    マーチダさん。

  • 自分も誰かに外道と言われているのかも知れない。外道感。

  • 町田康を読むのは久しぶり。
    外道あるあるというか、居るいる。何処にも誰にも。
    最後のしゅず子はいい気味だと思いつつも不気味なエンディング。仄暗い余韻を遺す。

  • これ、小説っていうか、実話体験エッセイよね?ホンマにあった話、町田さんが実際に経験しちゃったノンフィクションやろうなあ、きっと。

    という感じの、実話モノ、って言ったらいいんでしょうかね。でも、一応、小説の体裁。で、バッチバチおもろいです。

    全4編の短編集なのですが、それぞれ、1995年5月~1998年7月、まで、日付が付記してあるので、この時期に、町田さんは、こんなにとんでもねえ目にあってたんだなあ、とか思う次第ですね。ホンマに、ご本人にどれだけ大変だったのか、質問してみたいですね、うんうん。

    で、まあ、芸能界という世界には、とんでもねえ外道なかたがたが、たっくさんたっくさんいるんだろうなあ、とか思う次第なのですが、そんな外道な人にとっては、多分、外道その人・自分自身こそが正常で、町田さんの方が「融通きかんおもろないヤツ。ちゃんと仕事してくれないヤツ」っていうように、映っているのでしょうねえ。「悪いのは俺じゃない。相手だ。ぜってえ。それはもう間違いないぜ」という思い。それは、とてつもなく、怖いものなのだなあ。

    いやしかし、この世の中に、どれだけ沢山の人々が生きていることか。そんな世の中には、人間の数だけ真実があり、人間の数だけその人だけの価値観があるのだな。すっげえなあ、とか思いますね。なんだか、生きる勇気が湧いてくるのは、何故かしら。

    まあとにかく、この小説も、いつもの町田節炸裂の素晴らしい文体ですので、面白い事は間違いない。ホンマ、すっばらしい文章だよなあ。

    あと、町田さんの小説の登場人物、ものすっげえ適当な名前、っていいますか、普通、小説の登場人物にそんな名前つけませんでっしゃろ?っていうね、滅茶苦茶なネーミングセンスなのですが、小説の登場人物に、こんなハチャメチャな人名を名づける人って、町田さん以外知らないのですが、コレもある意味、町田さんの発明なんだろうか?だとしたら、ほんま、凄いお人やなあ、とね、思う次第です。

  • やはり面白い、町田康。
    1996年に作家デビュー、2000年に『きれぎれ』で芥川賞を獲った後の第一作目がこの『実録・外道の条件』である。
    95年から98年まで、恐らく町田当人が出会い、体験したであろう外道にもたらされた混沌とした理不尽を、町田節でつらつらどどどと描いている。

    何作か読み進めるうちに、町田康という人物像がみえてくる。
    著作では自身のことをどうしようもない底辺のパンク歌手と嘲笑しているが、常識的で時間を厳守し、己の信念を強く持ちながらウィットに富んだ人なのであろうなぁと思われる。


    そんな町田康を私利私欲やら不道徳、非常識な業界人は振り回す、その様をぐりぐりと綴っているのが、今作である。
    読んでいると、どうしても笑けてしまう。ファクシミリの咆哮、あたりで腹が捩れてたまらなかった。

    表紙の撮影がアラーキーで、とても格好いい。くわぁ。

  • 基本、全ページに渡って"愚痴"なのだがオモロイ(笑) その目の付け所や、一般人の目線を保つ町田に対して"業界"という所の特殊さが浮き彫りで、その外道さに頭掻き掻き対処する自分は"下層エンターテイナー"であり、これまた外道だと見る客観性もオモロイ。それを表現するけったいな文章がまた最高!!

  • なんですかね・・・。町田さん流の『すべらない話』的な物ですね。作者の小説を、読んだことが無い人がみたら、全く面白くもないでしょう。

  • 主人公の名前は「マーチダ・コー」
    職業はパンク歌手で作家。
    自伝的な小説なのか、「マーチダ・コー」は町田康なのか…
    っていう、主人公が作者本人と思わせるっていう小説のテクニックを知った思い出深い一冊。
    周りに振り回されてごたごたなってぐちゃぐちゃんなるお話。なんだかいつも収拾つかない。
    ところで表紙の町田康いけめんすぎ

  • さくさく読める。頭をからっぽにして笑いたいときに。

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著者プロフィール

町田康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家、詩人、歌手。一九九六年に発表した「くっすん大黒」で野間文芸新人賞、ドゥマゴ文学賞を受賞。「きれぎれ」で芥川賞、『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、「権現の踊り子」で川端康成文学賞、『告白』で谷崎潤一郎賞、『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。『湖畔の愛』『記憶の盆をどり』『ホサナ』『しらふで生きる 大酒飲みの決断』「スピンク日記」シリーズ、「猫にかまけて」シリーズなど著者多数。本書掲載の「諧和会議」は、短編集『猫のエルは』にも収録されている。



「2020年 『ニャンニャンにゃんそろじー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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