アサシン (角川文庫)

  • 角川書店 (2008年10月25日発売)
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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784043781041

作品紹介・あらすじ

幼少の頃両親を殺された花城涼は、育ての親に暗殺者としての訓練を受け、一流のアサシンとなっていた。だが、ある暗殺現場で女子高生リオを助けたため非情な選択を迫られる……鬼才が描く孤高のノワール!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです!涼と岬の絆がいい!映画はまた少し違った感じに作られていて、こちらもオススメです☆

  • もう本当に、驚くくらい単純で解りやすい話です。

    韓流ドラマのような、陳腐でロマンチックな悲劇。

    なんだかんだ一気に読めてしまったから不思議です。

  • ★3 ほどではなかった、というのが正直なところですが。
    ★2 ほどでもなかった、というので。

    新堂さんは「忘れ雪」の贔屓があるからか、ポイできないよ。


    展開はまぁありきたり。
    エンドもまぁ予想できた。
    女の子の性格がちょっと好きになれない部分も有ったりで。
    主人公の心の動きに「?」となったりもしましたが。

    「楽しめた!」といえなくても「いらん!」とは言えない、結果でした。

  • 文章は読み易く、面白い。
    題材も興味深いが、展開にさほど意外性がないのが少し残念。

  • 幼少の頃に両親を殺され、暗殺者として育てられた花城涼。ただ任務のために8年を過ごしたある日、暗殺の現場にいた少女リオを助けてしまう。
    助けたために組織に狙われ、自分の信じた先生が悪であることも知ってしまう。自分の気持ちがわからないまま、無邪気に感情を自分にリオに惹かれていく。彼女を守るために戦うが、最後に相対したのは親友の岬だった・・・。

    忘れ雪、ある愛の物語と泣ける作品を書いている著者ですが、
    今回も・・・くぅ。
    涼には生きてリオと逃げて欲しかった。

  • 幼少期から殺し屋になるためだけに育てられた人物の苦悩を、恋愛と友情を織り混ぜながらスリル満点に描いた作品。
    現実離れしているようでいて、実はストーリー設定がしっかりしている為、「もしかしたら・・・」と期待?させられてしまう。
    読み終わったあとに表紙の帯を見てみたら既に映画化されている模様。
    2時間映画にはうってつけな話かも。
    時間か許せば観てみたい。

  • 悲しい。予想された展開だけど、やっぱり悲しい。過去にどれだけあっても、未来が束縛されるのは嫌だ。

  • 綺麗な終わりかた。アサシンの葛藤がもうちょっと入ってればよかったかな……。個人的には好きです。

  • きれいにまとまったストーリーだけど、小説としての深みも山も無い。あとがきにあるように、舞台脚本としてなら綺麗な舞台ができるかも。

  • 殺し屋が無垢な少女に出会い心を入れかえる…このパターンは殺し屋が登場人物であれば多くの小説や漫画で見られるような気がします。
    かといって私が頭に思い浮かぶ殺し屋系の物語は2つしかないので、ありきたりかどうかは判断のしようがないのですが…。
    新鮮って感じはしなかったのは確かですけど、だからといって飽きるような内容ではなかったです。
    どんなに展開の傾向が同じ小説があったとしても、結末に至るまでの部分や設定は違うので。
    その点、この小説は舞台設定がしっかりとしたものでしたので、展開は読めてしまいますが、作品の中に引き込まれてしまう、そんな魅力があったように思います。

    特に最後の終わり方はとても印象的でした。綺麗な終わり方といいますか…この小説が純粋な恋愛小説なんだなぁと分かるような終わり方です。控えめ、ピュアな恋愛という点でも好印象でした。

    映像作品にすると綺麗な仕上がりになりそうだと思いました。

  • とんでも小説。解説で宝塚の演出の方が「これを宝塚でやりたい!」と言ってるのがよーくわかる。一見派手でかっこいいけど内容は薄くて荒唐無稽。ていうかリオが!今どきの女の子感を出そうとしたのかもしれないけど魅力皆無すぎるよリオ!涼がリオに惹かれるのも生まれたばかりのヒヨコが最初に目にしたものを親と思い込むような気持ちにしかみえない。どこがトゥルーロマンスなのか、と。これならいっそ涼と岬の関係をもっともっと前面に押し出してほしかったわー

  • アニメになったらいいのに

  • アサシン(殺し屋)として育てられてきた主人公があるとき少女を助けてしまい・・・

    最後はやっぱりそう来たか新堂さんって感じだった(笑)

  • <DIV style="background-color : white ;color :black ;padding : 8px 8px; border : 1px inset #ddd; margin : 0px 5px;">非情さが簡単に覆り過ぎ。もう少し葛藤があってもいいのでは。</DIV>
    <h5>出版社 / 著者からの内容紹介</h5>
    幼少の頃両親を殺された花城涼は、育ての親に暗殺者として訓練を受け、一流のアサシンとなっていた。己の本能だけを研ぎ澄まし、任務を遂行してきた8年間。だが、暗殺現場にいた女子高生リオを助けたために状況は一変、涼は組織から非情な選択を迫られる。女を殺すか、それとも…。緊迫した状況下で、涼は純真無垢なリオに惹かれてゆき、運命の決断をくだす―。新堂冬樹が描くスリリングで切ないトゥルーロマンス。

  • 花城涼
    リオ

  • 新堂冬樹の小説の2パターン、洗脳と純愛が両方一緒になっていて楽しめる話だった。

  • 『アサシン』新堂

    散歩しに行った吉祥寺の商店街で、古本屋さんがあったので思わず嬉しく購入。ああいうお店がどんどん減ってしまっているので、残念なところ。本屋さんは興味なくてもぷらぷらして、目ぼしいものを見つけたりするのが楽しいのに。

    今作はアサシン=暗殺者というタイトルからして、ハードボイルドのように小難しい内容かと思っていたけれど、意外とあっさり読み進められる内容だった。
    ある組織のアサシン、花城涼は、あるターゲットを狙っているとき、復讐でそのターゲットを横取りして殺傷したリオという女子高生と出会う。行動を共にしていくうちに涼の鍛えられたアサシンとしての心がリオによって氷解していくラブストーリー。
    文庫版のあとがきには宝塚の脚本家であり演出家である児玉明子さんが解説を載せているように、宝塚映えするような内容だった。
    少し状況が分かりづらいところがあって読み解いたり状況把握に苦労したが、特に難しい理屈をこねることもなく、リオとの関係性や涼の心情を主につづられるので、とっつきやすく読み進めやすく、何より重苦しくないのが好印象だった。

  • 幼少の頃両親を殺された花城涼は、育ての親に暗殺者として訓練を受け、一流のアサシンとなっていた。己の本能だけを研ぎ澄まし、任務を遂行してきた8年間。だが、暗殺現場にいた女子高生リオを助けたために状況は一変、涼は組織から非情な選択を迫られる。女を殺すか、それとも…。緊迫した状況下で、涼は純真無垢なリオに惹かれてゆき、運命の決断をくだす―。新堂冬樹が描くスリリングで切ないトゥルーロマンス。

  • なかなかうまくいかない話ってあんまり好きではない。

  • 好みの問題だけど。
    あまり面白いと思う作品では無かった。

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著者プロフィール

 メフィスト賞受賞作『血塗られた神話』でデビュー以降、ノアール小説から純愛小説まで幅広い作風で数々のベストセラーを持つ。代表作は『溝鼠』、『カリスマ』、『無間地獄』、
『黒い太陽』、『忘れ雪』、『虹の橋からきた犬』等。また、新堂プロを立ち上げ、タレント、アイドル、作家のプロデュース、漫画原作等も手掛け、その才能は多岐に渡る。

「2024年 『虹の橋からきた手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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