あなたに逢えてよかった (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 318
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043781058

作品紹介・あらすじ

「おいしい紅茶を、飲みに行きませんか?」常連客の純也からかけられた奇妙なデートの誘い。紅茶専門店に勤める夏陽にとって、それが運命が動き始めた瞬間だった。記憶障害の患者を相手に、病院で作業療法に従事する純也。その優しさと誠実さに惹かれ、夏陽は徐々に心を開いてゆく。だが、初めて2人で出かけた軽井沢の旅行で、純也がまさしく記憶障害に冒されていることが判明した…。ベストセラー純恋3部作完結篇。

感想・レビュー・書評

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  • ◆全体の印象
    日に日に記憶が無くなってしまう病気と戦う主人公が、好きな人のことを思い出す瞬間が何度もあり、その度に切ない気持ちになりました。

    二人の過去に何があったのか、知れば知るほど感動します。
    『ラスト12ページにあなたは号泣せずにいられるだろうか。』という帯タイトルに共感です。
    最後の最後で泣かされますね。


    ◆印象に残った場面トップ3
    ①「人が人を好きになるっていうのは、死にたい、って思う時と似ているんじゃないかな。」
    まず、死と恋愛を関連付けて表現している部分が印象的でした。
    死ぬときは、何もかもが嫌になるみたいです。恋愛はその逆で、何もかも好きになる。マイナスな部分でも。素敵な表現ですね。

    ②「また、勇気を与えてくれた…?」
    過去に何かあったじゃん!と気になるきっかけとなった一文でした。笑

    ③「夏陽、あなたは、あなたを待っている純也さんしか愛することができないの?」
    相手が自分のことを忘れていると思い、会うことを躊躇してしまう夏陽。そんな彼女に、友人が言った言葉がとても印象的でした。

  • 初めての新堂冬樹の作品。
    この人の作風はどれもこのような感じなのか。
    小学生のような稚拙な文章に、うんざり。
    何度途中でやめようと思ったか。
    タイトルと表紙が良かっただけ。
    しばらくこの著者の作品は手に取らないだろう。

  • 大切な人が自分のことを忘れてしまったらと考えながら読んでいたら、とても辛くなり涙が出ました。
    でも、記憶がなくなっても、大切な人を大切だと思う気持ちは本能的に覚えているというところが素敵でした。

  • 一気に読みました。涙があふれて止まりませんでした。

  • 10年前に読んだ時よりなつひにイラっとした

  • 泣けません。
    こういうので泣けない私は
    冷たいのか想像力に欠けるのか。

    だいたいこんなに綺麗ではいられない。

    これだけ愛せる人に出逢えたらシアワセだけどね。

  • 切なくなった
    恋したいなーって思う

  • ちょっとおっちょこちょいな主人公と認知症の人の思い出を預かる仕事をしている人の話。その人の記憶がどんどんなくなっていってそれに葛藤する二人が何とももどかしい。
    忘れていく方も、忘れられる方もつらいんだと思う。いっそ忘れてしまったら、いっそ出会わなければと考えてしまう。

  • 新堂冬樹の純愛3部作の3冊目。

    主人公の夏陽目線で物語が進む。

    夏陽と純也のラブストーリーで純也は記憶を失っていく
    病MCIになり、夏陽のことが分らなくなっていく。

    その病と闘いながら繰り広げられる互いの心を描いているだけではなく、ミステリー作家らしく最後には驚かせてくれる
    挿話が用意されており感動が一層深いものになった。

  • 「おいしい紅茶を、飲みに行きませんか?」
    この一言から純也と夏陽の歯車が動きだす。
    誠実で優しい純也に惹かれる夏陽。
    元気で明るい夏陽に惹かれる純也。
    なにもかも順調で幸せだったが、純也に記憶障害の病魔が襲い掛かる。
    大切だった人を、思い出を忘れていくが、
    大切だったことは覚えている。
    大切な人に惹かれるのは忘れても繰り返す。

    本当の愛だから。
    運命的な出会いをしたと思っていた夏陽だが、
    純也はずっと昔から彼女だけを想い続けていた。

    新堂冬樹らしい一冊で、「忘れ雪」「ある愛の詩」と同じ流れですが、
    自分はこの感じが好きですね。
    これくらい一途に思い続けられることができるなんて素晴らしい。

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著者プロフィール

新堂冬樹

大阪生まれ。金融会社勤務、コンサルタント業を経て、一九九八年「血塗られた神話」で第七回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後エンターテインメント小説を縦横に執筆する。著書に『血』『無間地獄』『枕女優』『痴漢冤罪』『忘れ雪』『紙のピアノ』『神を喰らう者たち』『犯人は、あなたです』など多数。映像化された作品も多い。

「2021年 『少年は死になさい…美しく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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