楽園のつくりかた (角川文庫)

  • 角川書店 (2005年6月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784043790012

作品紹介・あらすじ

エリート中学生の優は突如田舎の学校に転校することに。同級生は3人。バカ丸出しのサル男、いつもマスクの根暗女、アイドル顔負けの美女(?)。嗚呼、ここは地獄か、楽園か? これぞ直球ど真ん中青春小説!

みんなの感想まとめ

自己中心的な中学生男子が田舎の学校に転校し、個性的な同級生たちとの交流を通じて成長していく物語は、青春の葛藤や人間関係の大切さを描いています。主人公の優は、周囲の人々との関わりを通じて、自分自身を見つ...

感想・レビュー・書評

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  • 笹生さんの作品で、『ぼくは悪党になりたい』があるんだけれど、昔タイトルに惹かれて読んだなぁと懐かしくなった。
    いい人で優しい人で生きてきて、悪党になってみたいなぁという願望もあったりした。
    こうして若いときの気持ちを思い起こさせる作品もたまにはいいね。

  • 児童用の本ですが、結末に一ひねりあり、最初から最後まで楽しんで読めました。
    主人公の少年の気持ちが強いために かえって心を打たれました。
    最後は涙ものです。
    子供と一緒に読めるので、共通の話題としてもいいかもしれません。
    娘と盛り上がりましたよ。
    おすすめです。 

  • 自己中な中学生男子が、祖父が住んでいる田舎へ母と引っ越すこととなり、転校先で自分が周囲からどのような人間に映ってるのかに気づく物語で、自分自身に置き換えながら読んでいくうちに、『これはひどいんじゃないかな?』『反省した方がいいよ』と思いながら、主人公がいつ自己中から周り人たちと協力し進んでいくことができるのだろうと、心配で心配で。。。
    やはり思いやりの心は大切。

    • kharaさん
      ですよね!最初は自己中ぶりにひやひやさせられました笑
      最後はすこし優しくなれてほっとしました。
      ですよね!最初は自己中ぶりにひやひやさせられました笑
      最後はすこし優しくなれてほっとしました。
      2012/12/09
  • 都会育ちで難関校進学を目指す少年が、家庭の都合で父親の田舎に引っ越し&転校をすることに。
    ボケの始まっている父方の祖父や個性豊かな同級生との新生活、あきらめきれない将来の夢。

    いわゆる「田舎での生活」と「都会暮らし」のギャップ、田舎に住む人たちの優しさに触れて主人公の少年の心情に変化が。…というのを描きたいんだろうなー、と思いながらも、なんだか色んな要素が中途半端かなー、と。
    分校の同級生3人がなんだかんだ良い子たち。

    結構現代っ子な物言いをする様子で描かれている主人公が抱えている葛藤みたいなものが後半で見えてくると、今の子供って大変なんだなあとしみじみ感じてしまう。

  • 三人のクラスメイトがいい。悩んで傷付いた分優しくあたたかい。主人公も悩んで傷付いた分優しくなれるといいな。

    • kuroayameさん
      以前読んだ作品がレビューに登場していたのでとても嬉しかったです♪。
      色々悩みながら成長する過程が好きで、笹尾陽子さんの表現する学生像に魅力...
      以前読んだ作品がレビューに登場していたのでとても嬉しかったです♪。
      色々悩みながら成長する過程が好きで、笹尾陽子さんの表現する学生像に魅力を感じている私です♪。
      素敵なレビューを拝見させていただきありがとうございました★。
      2012/12/09
  • 【あらすじ】
    エリート中学生の優は、突如ド田舎の学校に転校することになった。
    一杯勉強して、東大に入り、有名企業に就職する、という将来プランがぐちゃぐちゃだ。

    しかも、同級生はたったの3人。
    1.バカ丸出しのサル男。
    2.いつもマスクの根暗女。
    3.アイドル並みの美少女(?)。

    嗚呼、ここは地獄か、楽園か?

    これぞ直球ど真ん中青春小説!
    今もっとも注目を集める作家の代表作、待望の文庫化。

  •  都会で育ったエリートの少年が、山村の中学校に転校して、一癖ある仲間たちと過ごすうちに、成長していく話。10代向けのヤングアダルト小説というジャンルらしい。
     途中、ストーリーにちょっとした仕掛けはあるが、全般的に健全で、NHKの「中学生日記」を見ているようだった。いまどきの中学二年生は、こんなにわかりやすいひねくれ方はしないんじゃないか、と違和感だけが残った。

  • 個人的過ぎる意見を言うと自分に重ね合わせ過ぎて辛くなりました

    中学生に読んでほしい

    学校って友達って家族ってなんだろう

  • 小さな読書仲間が貸してくれた本。
    森絵都さんの『カラフル』を思い出した。

    読んでいると、痛いなぁと思うこと続出。かつての私にもこんなところがあったんだろうなぁと思うから、余計にイタタ…と感じるのでしょう。でも、少しずつ少しずつ変わり成長していく。その余白はやはり中学生。この物語の続きがあったら・・・といろいろ考える。

  • だまされた。いい意味で。

    切なくなったり悲しくなったり、
    驚いたり笑えたりした。

    残念なのは、できることなら、
    中学生の時とかに読みたかった。

  • 私が初めて読んだ笹生作品。これを読んで著者が好きになりました。難しい文体ではなく、さらさらと読めるのだけれど、その時代を思い出させてくれるような不思議な感覚につい引き込まれてしまう。一番好きな作品。エリート中学生の主人公が突然、田舎の学校に転校する事になってしまう。しかも、同級生は3人しかいない。どの子も飛びぬけておかしなやつばかり。…とここまで書くと楽しさ満載(?)の作品のようですが、そこは笹生氏。複雑な思春期の少年少女の心を良く捉えています。最後の最後にはほろり、とさせられて読んで良かったなぁと心底思える作品。おすすめ。

  • これまでに読んだ著者作「きのう、火星にいった。」「ぼくらのサイテーの夏」に比べると、普通な感じ。
    実は優のお父さんは・・・のところが話の切り替え点だと思うが、そこから先が自分は盛り上がらなかった。優はどうして試験を中断して会場を後にしたのか? 宮下のメールにどれだけのパワーがあったのか、自分にはよくわからない。

  • 主人公優の性格がいっそ清々しい。だから成り立つ世界観なのかな。
    最後、驚きの展開もあり。

    登場人物は多いけれど、渋滞せずにコンパクトにまとまってるし、ジェンダーや、劣等感、身内の死、イジメなどドロドロと重くなる内容もさらっと書かれているのがYA文学として読みやすい。
    同級生達の過去や心情を深く掘り下げず、読者が想像するにまかせているようで、同世代の読者がどう感じるのか興味がある。



  • たしかラストの衝撃の展開を、読む前にパラッとめくった時に文がチラ見えて知ってしまったのが勿体なかった。話は面白かったと思う。

  • 産経児童出版文化賞受賞作。
    以下ネタバレあり。
    作者が意図的にやったのか不明ですが、最後に父親のスポーツバックから四角い紙の束が出てきた(それは手作りのトランプだった)という描写の後すぐに、天国の父親宛のメールが出てきます。もちろん、それはEメールなので、紙の束とは一切関係ありませんが、私の様にもしやと思って読み直す人もいると思います。そもそも、こうした誤解を招く「紙のトランプ」を出す必要なんてなかったわけで、もし出すならそれなりの効果や展開を期待したいところですよね。

  • 小憎らしい星野優。母親と父親の故郷の山村に引っ越して始まる分校での生活。不満だらけの毎日に少しずつ友情が芽生える。後でわかる事実に驚かされるが、何より母親のたくましい明るさが良かった。

  • 中学生の事実を認めたくない、逃避、素直になれない気持ち。よく表現されていると思います。

  • 2013年4月22日
    大どんでん返しが泣ける

  • 楽園はどこかにあるものではなく、「つくるもの」。そして多分、一人より皆でつくるほうが楽しそうだ。主人公がクールであろうとしていることが逆に、物語全体をユーモラスで微笑ましくしています。

  • sc

    うーん、なんか設定が微妙

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著者プロフィール

東京都生まれ。慶應義塾大学文学部人間科学専攻卒業。1995年『ジャンボジェットの飛ぶ街で』が講談社児童文学新人賞佳作となる。1996年『ぼくらのサイテーの夏』でデビュー。同作品で第30回日本児童文学者協会新人賞、第26回児童文芸新人賞を受賞。2003年『楽園のつくりかた』で第50回産経児童出版文化賞を受賞。その他の著作に『世界がぼくを笑っても』『バラ色の怪物』などがある。

「2015年 『楽園のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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