ぼくは悪党になりたい (角川文庫 さ 43-2)

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043790029

感想・レビュー・書評

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  • うん、おもしろかった。
    自由奔放で、長いこと家をあける母親は、未婚の二児の母。
    その息子のエイジは腕白な異父弟のヒロトの面倒をみたり、家事をしたり大変…。
    ある日ヒロトが病気で倒れたのをきっかけに、エイジの平凡な日常が変わり始めて…


    でも結局悪党になりきれないエイジに好感をもてた笑
    ヒロトに置き手紙してくとことか、その内容とか、かわいいね!

    思ったんだけど、笹生さんの本って、キャラの名前がカタカナ表記多いよね…すごいありがたい…
    妙に読みにくい名前の主人公の小説とかって、私読んでるうちに誰が誰だかわかんなくなっちゃうんだよね…アタシが悪いんだが笑

    ともかく、サラサラっと読める青春小説

  • 思春期特有の情緒不安定。
    気がついたら、何処までも堕ちていく。
    流れに流されるエイジにハラハラしっぱなしでした。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-474.html

  • ロリってそんなにいいのかな?でもチィは可愛かった(笑)
    ぼくも悪党になりたいけど、小心者だからダメ。
    何でも高機能なものは怖いね。
    待つのは得意じゃないなぁ・・・。もっと余裕をもたないとね。大事な人を待てるようにならなっくちゃ。

  • 一人称で読みやすく、わりとすらすら読めた。杉尾さんが素敵です。

  • 徐々に悪党になっていく様子が丁寧に書かれていた。

  • 今までにないタイプの主人公
    感情移入できる

  • 兎丸エイジ、17歳。父親不在、奔放な母親と異父弟、ヒロト(小学3年)との3人暮らし。母親が仕事で海外へと出張したのを境に、エイジの周りではトラブルが発生。修学旅行と弟の病気がかぶったり・・エイジの「平凡」な日常が崩れていく・・・というお話です。
    以前に「楽園のつくりかた」を読んで、面白かったので、この本も楽しみでした!で、やっぱり面白かった!!
    イケメンの親友がおたくゲームのヒロインに本気になっちゃたり、その親友の彼女と2人で逃亡したり・・・ちょっと、えっと思ってしまうような部分もありましたが。。。逃亡の前に、ヒロト君に手紙を残して、1週間分のご飯を用意して、手紙の漢字が読めなかった場合の指示も出して、めちゃめちゃいい子なんだと思いました、エイジ君は。彼が悪党になるのは難しいと思います(笑)マンションの上の階に住んでいる奥さんとのエピソード(というか妄想)も、微笑ましかったです。
    子供を置いて何ヶ月も出張したり、結婚せずに子供を産んだり、と、お母さんは、かなり自己中な人にも見えるけれど、きっといい人なはず。エイジくんもヒロトくんもいい子だし、彼女が選んだ杉尾さんもステキな人だし。
    自分のやりたいように生きているお母さん、家事もこなせてしまう高校生のお兄ちゃん、そして腕白な弟。なんか、いい家族だ!と、思いました。

  • わるぶってる真面目少年、いいねぇ~

  • エイジが悪いんだか良いんだか…と読むたびに思ってしまう。高校生らしい、といえば高校生らしいのかもしれない。(笑)主人公のエイジもなんだか愛しい奴でしたが(笑)それよりも何よりも友人(?)のあの男が気になってしまう。(笑)最後の最後でそっちに走ってしまうのか、人生って分かんないものだなぁと思った。いろいろ悩みなんてそれぞれあるけれど、こうやって成長していくんだな…と懐かしく思ってしまった。青春というのなら、これが青春なのかもしれない。(笑)

  • YA向け。 だけども性描写も書いてあったりする。
    最近の高校生ってば~!んもぅ
    スピード感あって小難しくないし、あっという間に読めます。
    17歳のエイジがいい奴なんだな~

    ( ・_ゝ・) < いろいろあっても、爽やかと健やかさ漂う青春小説

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著者プロフィール

東京都生まれ。慶應義塾大学文学部人間科学専攻卒業。1995年『ジャンボジェットの飛ぶ街で』が講談社児童文学新人賞佳作となる。1996年『ぼくらのサイテーの夏』でデビュー。同作品で第30回日本児童文学者協会新人賞、第26回児童文芸新人賞を受賞。2003年『楽園のつくりかた』で第50回産経児童出版文化賞を受賞。その他の著作に『世界がぼくを笑っても』『バラ色の怪物』などがある。

「2015年 『楽園のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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