リズム (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043791064

感想・レビュー・書評

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  • いまのわたしに必要なことば
    いまのわたしが望んだ答え
    いまのわたしの希望がたくさんつまっていた

    ゆったりとした本が読みたくなって久しぶりに児童文学を手に取り
    最近読んだ森絵都さんの本は純文学でまた違和感を初め覚えたけど
    ひらがなの使い方行間などがすべてがやさしく心地よい

    児童文学だけあって易しい。そして優しい。

    わたしにも大好きな従兄弟がいてこどもなわたしたち兄弟にいつまでも公園やゲームで遊んでくれるような大好きな従兄弟がいて
    いまももちろん居るけど大人になるに連れ近いのに逢わなくなり記憶も薄れてった

    さゆきと真ちゃんの関係はわたしの理想で
    真ちゃんのように理解してくれるひとを望んでいる

    涙が止まらなかった
    苦しくなったときじぶんの心の中だけでリズムをとるんだよ
    赤の色鉛筆がないとおひさまが描けない

    おとなになってから読む優しい本です
    みんなに読んでもらいたい
    不安定になったとき
    どうしていいかわからなくなったときにこの本を手にとってほしい

    わたしはわたしでいられる、リズムを取り続ければ

  • 1時間くらいで読めちゃうのに、読み終わった後に未来を生きてゆくことが楽しくなるお話。普段見ている自転車を立ち漕ぎをしている少年の後ろ姿の先に、「きらきらした未来が広がってるんだろうなあ」とか、そんなちょっと普段思えない感覚を持てちゃいます。夢や未来、甘酸っぱさや青春を吸い込めます。
    さゆきと同い年のときにも読んでおきたかった!

    「やりたいことが見つかったら、怖がらずにぶつかってけよ。体当たりでドッカンとさ。やりたいことやるために生まれてきたんだからな、おれたち」
    「未来はぽっかり空いているからいいのよね。できるだけすてきなことでうめていきたいわ」

  • 二つの児童文学賞を受賞した森絵都さんのデビュー作。
    将来への漠然とした不安や、些細なことで心が揺らぐ中学一年生の主人公の様子に、当時を思い出して懐かしくも切ない気持ちになりました。
    自分の信じるものに向かって、真っ直ぐに進んでいこうとする一途さが眩しくて、少し羨ましさを感じてしまいます。
    さらりとしすぎて物足りなく思えるところもあるのですが、心にじわりと沁みてくるメッセージは優しく、読後感は心地よいものでした。

  • すがすがしい青春を感じられる一冊!
    中学生の女の子と幼なじみの真ちゃん、テツのそれぞれの生き様話。
    読みやすくて綺麗に終わってる。
    一番好きな言葉は、「自分のリズムを大切に」というところだ。周りの雑音など気にせず、自分のリズムで生きていくことが大切だというのが、少し心に響いた。その考えが、この小説のタイトルにもなっている。
    続編のゴールデンフィッシュもあるみたいだけど、読んでみようかな。

  • 大人になるにつれて変わっていく環境、関係。離婚してしまう親戚の家族、東京に行ってしまう大好きないとこの真ちゃん。真ちゃんはテツとさゆきに大切なことを伝えて東京へ旅立つ。大人に成長していく少年・少女の物語。
    親や、社会の目はときに自分の将来や、やりたいこと、人生を縛っていく。そんな雑音に縛られることなく、自分のリズムを刻み続けることの大切さをこの本は教えてくれる。

    中学生や高校生におすすめ。

  • さゆきは中学1年生。勉強が大嫌い。5つ上のいとこの真ちゃんのことが大好きだ。
    真ちゃんの家族を第二の家族だというくらいに。
    真ちゃんは高校に行かずにあるバイトをしながらロックバンドを組んでいる。
    そんな真ちゃんの家庭に危機が訪れようとしている。

    さゆきも真ちゃんもいわゆる「みそっかす」
    だからと言って卑屈に感じているわけでもなく楽しんでいる。
    周りの音に惑わされない彼らの「リズム」は読んでいて心地よいものだった。
    読後の爽やかさはやっぱり絵都さんだなぁと思う

    本を読む順番によってその本の印象は大きく変わると思う。この本を読んだ後
    「しまった!読むタイミングを間違えた」と思った。最近あまりにも刺激的な小説を読み続けていたんで、
    完全に頭の切り替えが出来ないうちに話が終わってしまった感があるのが残念だ。
    続編の『ゴールドフィッシュ』にも期待が高まる。

  • 大切なのは、リズムだ。

  • 読後感の良い本だ。女子中学生が主人公って、直前に読んだ『西の魔女が死んだ』と年代は同じなのだが、本書のほうが自分の「充実していた」中学時代に近い感じだ。東京から2時間半もかかる千葉のはずれという設定だが、「月の砂漠」海岸までバイクで1時間半って何処だろう? 何気ない日常を描写しているのに、さゆきの優しさが伝わってきて感動しながら読んだ。テツのおばさんの「仮病ったって、立派な病気だよ」という台詞が良い。人生や子どものことをちゃんと判っている。こんな親でありたかったと反省。

  • 森絵都さんのデビュー作。さゆきは中学1年生。近所に住むいとこの真ちゃんが小さい頃から大好きだ。とても好きな世界でした。自分が中学生の時に読んだらどう感じたかな。

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プロフィール

森 絵都(もり えと)
1968年、東京都生まれの小説家、翻訳家。早稲田大学第二文学部文学言語系専修卒業。
1990年、『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。2006年、短編集『風に舞いあがるビニールシート』で、第135回直木賞を受賞。
2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞を受賞し、2008年に映画化もされた。2017年『みかづき』で第12回中央公論文芸賞を受賞、2017年本屋大賞2位。ほか、多数の文学賞を受賞している。

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