- KADOKAWA (2010年6月23日発売)
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感想 : 96件
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784043792092
作品紹介・あらすじ
ネットで知り合った、顔を知らない6人の少年たち。「世間を驚かせようぜ!」その一言で、彼らは同時刻にバスジャックを開始した! 目指す場所は東京タワー。運悪く乗り合わせた乗客と、バスの結末は!?
みんなの感想まとめ
匿名のネット社会で繋がった6人の少年たちが、同時にバスジャックを決行する物語は、現代の危うさを浮き彫りにしています。彼らの背景や状況は淡々と描かれ、各キャラクターの個性が際立つ中、物語はスムーズに進行...
感想・レビュー・書評
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今までの山田の作品からするとテイストが大きく変わっていますね。
テーマなどは比較的ありきたりと言えます。犯人たちのバックグラウンドや状況については淡々と読めるものでしたが、最後の方からは山田の作品らしい結末でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若い人に指示されそうだなと感じた作品。
ネット社会で充分起こり得る出来事だと思う。今日、誰でも気軽に匿名で自由に、世界中の不特定多数の人々と繋がることができる。自分の辛さや弱みも見せることができる。
それが当たり前となったことで、悪用されたり騙されたり使われたり…便利なようで残酷。
でも、一人一人の視点で性格も環境も違う少年たちのバスジャックは、すらすら読み進められました。
最後になってやっとミステリーだったのかって感じがしましたね。もっと伏線があっても…とは思いましたが、最後に怖さを突きつけて終わったので、ある意味すっきりしたかもしれない。 -
ネットで知り合った、顔を知らない6人の少年たち。「世間を驚かせようぜ」その一言で、彼らは6都市で同時刻にバスジャックを開始した!そんなバスに運悪く乗り合わせたのは、正月早々バイトをクビになった無職の奥野修一。コンビニで万引きをしてしまい、店員から逃げたあげくに乗り込んだバスが、ジャックされてしまったのだ!少年たちの目的地は東京タワー。果たして6台のバスの結末と、乗り合わせた乗客の運命は―!?(裏表紙から抜粋)
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あまり心に残る感じはなかった
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山田悠介の本の中でも特に好き
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ほぼ一気読み。
はっきり言うと、いい意味で胸糞悪い。
世の中の事件が全てこれやったらと思うと。
自分もどこかでこの対象になってる可能性あるんちゃうん?とも。
ネット社会だし、どこで自分が監視されてるか分からへんもんな。
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あまり響いてくるものがなかった。
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丁度初めて手にとったのが高校生のとき。いま改めて読み返す勇気はないが、若者の何かをしてやろうという気持ちが謝った方向に進んだ例だと感じる。将来に目標や希望を見出だせず、周りか認められないと感じる少年たちは自己の表現としてこのような行動に出るのかもしれない。社会の問題とする視点でみるとまた新たな見方もできるのかもしれない。
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すんごい胸糞悪かった。色んな意味で山田悠介らしさが強いなあと思った。
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中学生が好きそうだな本だなって中学生の時に読んでて思いました
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この手の本は面白くするほうが難しいのかも、、
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孤独でネット上でしか繋がりを持てない少年たちが世間への復讐のために同時バスジャックを起こして東京タワーを目指す。
現実的には有り得ないと思いつつも似たような孤独なネットの住人は多く存在するだろう。誰にも気にしてもらえない、評価されないのは寂しいだろう。自分の存在を認めて欲しいともがいている人の姿が後ろに見えて悲しくなる。
事件に巻き込まれた被害者ではあるものの彼らの心の声を理解してくれたであろう修一と亜弥の存在に少し救われる気がするものの一方で金持ちの道楽として少年たちを利用したタカの存在が怖い。 -
中二病っぽい小説
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無知は悪
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微妙かな
ガキがバスジャックして大人がびくびくしてるのが意味わからん -
いただきもので家に何年も眠っていた子を起こしましたが…
中学生の時に読むくらいで丁度良い内容だった。
勿体ぶって出てくる言動が全て薄っぺらで拍子抜け。心理描写や台詞も稚拙でイマイチ伝わらないし面白くない。
しかし素晴らしい点も1つ。
少年たち1人1人の場面を細切れにして順繰り進めて行く構成だ。続きがとても気になり、面白くないとか言いつつもどんどん先を読み進めてしまった!
内容が薄いのが大変勿体ない。
この作者の本があと4冊くらいあるので、当たりもあるかも?またそのうち読んでみる。 -
ラストはハッピーエンドで良かった!
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各章であらゆる登場人物に視点が移り変わり、最終的に一つの結末に向かって時系列が一致する、という作品。
私は最初に訳が分からない展開でも、読み進めながら自分なりに整理していく過程が好きなので、この作品は私にとっては非常に面白かった。
何と言ってもテンポが良い。実際のバスジャック事件も、夜行バスなのではない限り犯行時間自体は長くても6-7時間程度だと思うので、人々が混乱し試行錯誤しているにも関わらず時間は非情にも過ぎていく、というようなリアリティを感じた。
犯行に及んだのはネットで知り合った仲間たち。著者はこのような所謂"社会のはずれもの"を主要キャラクターとして取り上げることが多く、社会的立場が弱いものたちが社会に対して実行する下克上物語が好きなのだと思う。
分かりやすく風刺的要素も加わった作品。意外性は無いが、適度なハラハラ感に映画を観ているような気分に陥る、確かなエンターテイメント性を感じられる作品。 -
中高生に断トツ人気の作家といえばこの人だそうで、物は試しと遥か昔に中高生だった私も何冊かは読んだことがあります。不愉快な描写も多いけど、軽いからその不愉快さが後を引かない。
ネットで知り合った中学生が同時間帯にバスジャックを謀って東京タワーに向かうという本作は陰惨度低め。犯人、乗客、運転手と、バスによって視点が変わるのも面白い。
そして今更ながら気づきました。歳を食ってからこのこの著者の作品を読むと、知らない言葉がひとつもない(笑)。平易な言葉でわかりやすいからガンガン読める。著者が今後どうなるか楽しみ。いや、意外にこのままか。
著者プロフィール
山田悠介の作品
