エピタフ (角川ホラー文庫)

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  • 角川書店 (2006年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043806027

エピタフ (角川ホラー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ホラー文庫の昔からの読者には、ある意味ホラー文庫らしかった頃の作品。昨今はこういうタイプのお話は賞を獲りにくくなっているみたいですね。神経の一本一本にまとわりついてくるような恐怖は、やはり和製ホラーが一番。外国製は湿度が足りない。

  • 2016年、14冊目は第12回日本ホラー小説大賞短編賞授賞作家の授賞後、第一作目。表題作「エピタフ」「ニホンザルの手」「憑」の3編収録。

    エピタフ:幼い頃育った山村へ、卒論のための調査に行った大学生の話。個人的には、ハマれなかった。比喩や描写が読みにくくさせてて、ペースも上がらない。もっとソリッドにして、60~80p位にした方がイイと思う。オチは予想通りだし、最後の登場人物でダレちゃった気もするし……。

    ニホンザルの手:三つの願いを叶えてくれる手を持つ猿とOLの話。この作家の作品の中では、オチは予想出来なかったし、悪くなかった。だが、そのオチ踏まえると本編はツッコミ所満載になるのよね……。

    憑:貧しい生活を送る男とその周りの人々の話。独特な壊れっぷりは嫌いじゃないが、それは必要?あのエピソードいる?といった印象。コレもオチは想定の範囲内。

    自分などが言うのも何だが、3編共通して、表現も、展開~オチも、煮詰めが甘い気がする。「エピタフ」の方言使いや、「ニホンザルの手」のオチ等々の美味しい部分を生かしきれてない。

    前作『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』を★★★☆☆評価(2.7とか2.8のオマケ)したので、ソレよりは少し良かったので、同じく、★★★☆☆.

  • 恐怖小説短編3本セット。

    エグい描写が結構多めですが、それなりに面白かったですね。

    二本目の「ニホンザルの手」の主役の女のキレっぷり、こわれっぷりが一番インパクトありでした。

  • 「幼いころの記憶の幻惑」
    墓碑銘(エピタフ)に誰の名が、
    書かれているのか。
    八百万の神々か、
    子供か、
    貴方か。
    ほか「ニホンザルの手」「憑」収録。

  • 個人的には「憑」が一番好き。
    結末はなんとなくわかるけど、途中でやめようという気にはならなかった。雰囲気が良いのかな。
    けれど全体的に文体がひどく読みにくく感じてちょっと疲れた。
    もしかしたらあんまり文体が私にはあわない人なのかも。
    「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」を先に読めばよかったかな……

  • 表題作「エピタフ」は悲しい悲しい話。田舎の美しい風景に、主人公が忘れてきたいまわしい記憶が目覚める。救いのあるオチだと信じたい。方言がリアルだ。他の二編は雰囲気もノリもぜんぜん違って面白い。ただ二作目「憑」はそんなに怖くはないけどキモチワルさが随一。

  • 角川ホラーの短編賞の作品なのかな?表題作のエピタフとニホンザルの手はそうでもないんだけど、憑ってのは少々不気味な雰囲気で割りと好きだけど、淡々としすぎちゃってもうちょっとじわじわしててもいいかなと。そういえばもうホラー関係の賞ってなくなったんだったっけか。大体どれも同じ感じするもんなー。というよりも、読んでるものが偏ってるせいかもしれないけど、日本の小説読んでるとどれも同じ雰囲気がしていやなんだよな。それが好きじゃない。このことに関しては後でまとめて書こうかな。ま、特別怖いわけじゃないということで

  • この方、前回は『余は如何にして~』というタイトルだけで売ってた気がして微妙だったのですが。
    まぁ……嫌いじゃなかったです。むしろ個人的には面白かったです。
    そしてそれには理由があったり。笑
    その話は粗筋の後にー。


    簡単な粗筋。
    教授に勝手に決められ、卒論で鰻にまつわる言い伝え等を研究することになってしまった。
    主人公はなぜか「見るのも嫌だ」というほどの鰻嫌い。
    かつて住んでいた故郷にある鰻の言い伝えを調べるために、幼馴染の家を訪れるが――。(表題作)


    さらりと進んでいくホラー短編といった感じでした。
    前作は淡々としていて味気ない感があったのですが、普通に楽しめました。

    総合的に見ると「エンタメ風」に思えるのですが、表題作はいかにもなホラー。
    でも別に怖くはないんですよ。
    ○○が怖くなるーとか、人間は怖い!とかそういうのではなくて。
    どちらかというと、洋風ホラーのイメージに近い。

    じゃあなぜ「エンタメ」かという話なんですが。
    これが先にも触れた、結構好きだった理由です。

    簡単に言えば、オチがある。笑

    文章の長さの意味ではなく、「ショートショート」と称したくなるような話ばかりでした。
    どことなく星新一のような雰囲気があるんですよね。
    2つ目にあった「猿の手」という話なんかは特に。
    個人的に星さん大好きなので、似てると気付いた時は「ほほう」と唸ってしまいました。笑


    で、少し話は外れるんですが。
    この作家様、描写好きなんですかね。
    表題作に限るのですが、ちょーっと目に付くほどに多かった気が。
    それがかなり気になりました。


    まぁ「ホラー」としてではなく、「エンタメ」として読むと面白いかもしれないという話。
    個人的にはよかったと思います。



    ……でも内容的にはぱっとしないんですよね(毒)。

  • この人の作品ってふとした「ずれ」がものすごく鮮烈に感じられる気がする。そしてそれが怖さのもとなのかな、などと。一見コミカルでオチが読めそうなな「ニホンザルの手」も、ラストでの「ずれ」の認識部分が一番怖かったしなあ。
    でも一番怖い作品といえばやはり「墓碑銘」。なんとなーくそういうオチじゃないかとは身構えていたものの……怖い。民俗学的要素が絡むのも、個人的には好みの部分でした。

  • うふふふふ

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