心という不思議 何をやっても癒されない (角川文庫)

  • 角川書店 (2006年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784043807017

作品紹介・あらすじ

根拠のない不安感、急に襲う落ち込み・・。心の患いから脱出しようと努力をするが、全然気分は晴れてくれない。心という不思議をとらえ、「ポスト癒し時代」を晴れやかに生きるヒントを綴った異色エッセイ。

みんなの感想まとめ

心の不安や落ち込みに悩む人々に向けて、著者は自身の豊富な臨床経験を基に、心の複雑さや人それぞれの感じ方を優しく描き出します。癒しを求めても効果が薄く、逆に気持ちが沈むことに共感を示しながら、充足感や達...

感想・レビュー・書評

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  • 世間からお医者さんってすごい、と思われるはずなのに、わざわざ自分から、そんなことないと告白するところが面白くて好き。詐病を見抜く方法、そうやってカルテに書くのか!と思った。セブンスター系統のタバコ、オムライスにドミグラスソース、しゃぶしゃぶのゴマたれが嫌い、風邪をひいたときの味だから、とあったが感じ方は人により違うのね、と。苦手をきちんと言語化できるのはさすが。

  • ヒーリング、ストレス対策…わき上がる不安感を改善しようと様々な「癒し」を求めても、ますますいじけた気持ちに沈んでしまう人は多い。そういう人は、充足感や達成感をもってその代用にするしかない…。正常と異常の揺らぎの狭間で浮き上がる人間の心の有り様を、精神科医としての豊富な臨床経験に基づく視点で見つめる著者が綴る、不思議な開放感にあふれたエッセイ。生きづらさに悩む人必読の書。(アマゾン紹介文)(アマゾン紹介文)

  • 精神科医の臨床経験に基づく「心」を巡るエッセイ。
    『顔面考』と併せて読みたい、
    補遺的な――というか、そのまま同タイトルの章も。

  •  春日武彦も当たりはずれがあったりするんだけど、総じてこのひとの本、目に入れば手に入れ読んでいるような気が。精神科医としての、熱血じゃあないとこがたぶん、好き。医者は神じゃねえんだよ、っていうかんじかな。

  • 春日さんは精神科医だけど、この本はエッセイなのでエッセイのカテゴリに登録。

    うつらうつらしながら読んでいた話が多く、あまり頭に入っていない。
    申し訳ない。

  • 春日センセイが産婦人科医から精神科医になったワケにちょっと触れていて、ますます春日センセイが好きになった。この人の言うことは信用できる、と思う。

  • 主として「週刊文春」の連載コラムに発表されたエッセイをまとめたもの.本のタイトルよりも,プロローグの題「なぜ大人になれない親が増えているのか」およびエピローグの題「日本人の心はどこへ向かおうとしているのか」のほうが,内容を端的に表している.著者の目に映る「現代日本人のグロテスクさ」がメインテーマと言えるだろう.自分には,共感を覚えるところがたいへん多かった.

  • 想像していたものと違った内容。何をやっても癒されないという副題からして、癒しに関して、何か得られるものがあるに違いないと思ったのが大間違い。でも、精神科医の著者の実際、見て、聞いて、感じ、思ったことが、そのままエッセイになっている。何かを期待して読めば、あ、違った、、となるかもしれないが、へえぇ〜という軽い気持ちで読めばけっこう、楽しめますよ。私的には、割と好きでした。

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著者プロフィール

春日 武彦(かすが・たけひこ):1951年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医を経て、精神科医に。都立精神保健福祉センター、都立松沢病院、都立墨東病院などに勤務。多摩中央病院院長、成仁病院院長を経て、同名誉院長。著書に『ロマンティックな狂気は存在するか』(大和書房→新潮OH!文庫)『問題は、躁なんです』(光文社新書)『精神科医は腹の底で何を考えているか』(幻冬舎新書)『臨床の詩学』(医学書院)『奇想版・精神医学事典』(河出文庫)『屋根裏に誰かいるんですよ。』(河出文庫)『恐怖の正体』(中公新書)『無意味なものと不気味なもの』(文藝春秋→中公文庫)『自殺帳』『自滅帳』(ともに晶文社)ほか多数。

「2026年 『怪談の真髄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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