- KADOKAWA (2010年8月25日発売)
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感想 : 7件
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784043828098
作品紹介・あらすじ
改革を推進する聖徳太子の期待を背負い、遣隋使に加わった留学生・高向玄理と南淵請安は隋都で大使・小野妹子から密命を受ける。高句麗侵略前夜、失踪した通事の行方を追い、2人は帝国の疲弊した現実を見る。
みんなの感想まとめ
歴史の緊迫した時代背景を舞台に、聖徳太子のもとで新しい国家を目指す遣隋使の奮闘と、権力闘争が織り成すドラマが描かれています。高向玄理と南淵請安が隋都で直面する困難や、隋の侵攻に対抗する高句麗の姿は、当...
感想・レビュー・書評
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遣隋使と聖徳太子
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職場Tさんおススメ
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煬帝の悪政に国が乱れた隋への遣隋使の派遣。新羅を従えて高句麗を征服し、朝鮮半島征服後には倭国をも飲み込もうとする隋。高句麗を助け、隋の侵攻を食い止めようとする厩戸皇子らと親新羅の蘇我馬子の対立。3回に及ぶ高句麗侵攻で国力は衰えたが、楊玄感率いる反乱軍は鎮圧され・・・。
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この時代は、国内的には権力闘争が激しく、国際的にもとても緊張感があります。また、多彩な人材が輩出されるので、誰か魅力的に描いて欲しいものです。
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吉士雄成、コク斯政、李密が素敵すぎる。
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全3巻。
「青雲の大和」「大和燃ゆ」へ続く、
著者古代史三部作の1作目。
聖徳太子のもとで、
日本を新しい国家へと生まれ変わらせようと奮闘する
遣隋使・小野妹子と、
旧体制の権化とも言うべき蘇我馬子の政争を、
大陸、朝鮮半島の事件を絡めて描くスケールの大きな物語。
先に読んでしまった「大和燃ゆ」にくらべ、
日本語の変な言い回しや忘れ去られるキャラが少なく、
登場人物のメジャーさもあって結構引き込まれる。
が。
物語は前半・中盤・後半と、
焦点の当たっている事件が移り行くのだけど、
中盤は完全に中国の物語になってしまっている。
それが必要だったとはいえ、
ちょっと深入りしすぎな気がした。
途中に別の小説が挟み込まれてる感じ。
そのせいで、物語の背骨と言うか、
全体を通した物語感が少し弱くなってしまった気がする。
登場人物達への感情移入が阻まれ、
いまいちのめり込めなかった。
とはいえ、
いろいろと考えさせられた物語ではある。
国家の中枢に反国家的な物欲主義の政治家がいたり、
中国の周辺国に対する姿勢だったり、
半島の国々の処世術だったり、
いまの世の中に置き換えて読むことができる。
小説とはいえ、
どんな昔からそんな事してんのよと思わずにはいられない。
著者プロフィール
八木荘司の作品
