吾輩はシャーロック・ホームズである (角川文庫)

著者 : 柳広司
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年9月25日発売)
3.12
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  • 本棚登録 :780
  • レビュー :110
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043829033

吾輩はシャーロック・ホームズである (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 本屋で面白そうだったので手にとってみました。
    柳広司さんという作家さんは初めて知ったのですが、いやー面白かった!

    まず夏目漱石が自分がホームズだと思い込むという設定がいかにも面白そうで。
    私自身あまり夏目漱石の作品をきちんと読んだことがないので分からないですが。
    ミステリー作品が多い作家さんということで、それこそ原作のシャーロック・ホームズシリーズのように話が一切矛盾せずに事件がすっと解決するのがいい。
    でもところどころ幻想的というか、不思議なシーンが入ったり、でもそれがあまり不愉快じゃないというのがまたいい。
    時々笑えるシーンもあるし、ミステリーと笑いのバランスがちょうどよかったですw

    夏目漱石ファンのための、シャーロック・ホームズ本としてもいいし。
    逆にシャーロック・ホームズのファンのための夏目漱石本としてもいいと思いました!
    私は後者でしたが、見事に夏目漱石読みたくなりましたね♪
    更に昔読んでいたシャーロック・ホームズシリーズも含めた探偵モノが読みたくなりました。

    私にとっては探偵モノにはまっていたちょっと懐かしい記憶も蘇らせてくれた、ステキな作品です★

  • 夏目漱石が神経衰弱になったのは本とこんな感じなんじゃないかなと思っちゃう
    ワトソンとホームズもほんとにいるのかいないのか、ワトソン自体が怪しいっていうのも引き込まれたぜぇ
    アイリーンが殺された結末は嫌だなあ
    そうでないことを祈ったよー

  • パスティーシュもののご愛嬌~ということで。
    も、小ネタがガンガン出てきて、シャーロキアンはくすぐられっぱなしかと。

    漱石がロンドン留学時に迷い込んだ精神的袋小路については本人のも研究者のもたくさん記述がありますが、これはこれで面白かった。

    図書館で「これ全部読めないじゃんか」と本気で不安になるシーンがあって。・・・・・こういう思いって、本読みには共通なのね。 うんうん、わかるよ!

    ワトソンが阿片で酔ってるところで、取り留めもなく混乱し錯綜する情景が、妙にリアル ^^;;

    年末に「坂の上の雲」を見たせいか、ソーセキのお友達、シキについてちょこっと触れているのがやけに気がかり・・・・ちゃんと読もうかな。

  • 題名とあらすじからドタバタコメディー系ミステリーかと思いきや、読み進めるとそこに織り込まれたテーマはかなりディープで良い意味で期待を裏切られました。

    テンポよく殺人事件にせまりながらも、イギリスや中国とは違う日本特有の美を求め続けてもがき苦しむ漱石、大英帝国の他者への傲慢さと偏見を突きつけられるワトソンなど、隠れテーマがしっかりしていて読み応えある作品でした。

  • 最後は、漱石ホームズに謎といてほしかったな!

  • イギリス留学中のナツメさんがシャーロック・ホームズになりきって珍道中!?を繰り広げる話。

    物語や推理を楽しむより、当時の世界観、日本と欧州の違いみたいなものを感じとる話って感じ。

  • 夏目漱石が自分をシャーロックホームズと妄想し、ワトソンと一緒に
    事件解決に扮装する話。
    設定だけならキワモノすぎて手を出さなかったけど、柳 広司はジョーカー
    ゲームがおもしろかったので、信頼して買ってみた。

    ホームズネタ満載でするする読めて面白い。

    そして終盤。
    「裏切り者はあなた」
    「身近な人間にドクター・ワトソンなどと及ばせになって・・・。さぞやお得意なのでしょうね、ドクター・・・いえ、サー・アーサー・コナン・ドイル」
    この台詞に衝撃!
    まさか、「ワトソン」も妄想の人物で、実はコナンドイルだったのか!?
    ホームズも実は存在していなかったのか!?
    (この時点ではホームズは登場していない)
    うおおおおおおおお!
    鳥肌!

    ・・・が、別にそんなことはなく事件解決。
    最後にはホームズも出てきて、そのまま終了。

    え?
    コナンドイルどこいっちゃったの?
    あれはワトソンが薬で朦朧としていた描写で、読者にも現実と夢の境目を
    混乱させるためにやったってこと?
    うーん。
    衝撃が大きかっただけにちょっとがっかり。

    面白かったけどね。

  • 漱石好きのミステリー好きにはたまらない設定。

    かなりボンクラ臭漂うけど、一読の価値はあります!

  • 滑稽な漱石像。
    ホームズを気取る道化という役回りを漱石が担う、斬新な配置。

  • この方の本は、ジョーカー以外はあんまり…(ーー;)

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