償いの椅子 (角川文庫)

著者 : 沢木冬吾
  • 角川書店 (2006年10月25日発売)
3.35
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  • 本棚登録 :498
  • レビュー :68
  • Amazon.co.jp ・本 (596ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043832019

作品紹介・あらすじ

五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。

償いの椅子 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 去年の8月から読み始めたのだから、読了に7ヶ月かかったのか。。。
    自分の頭がハードボイルドに向いていないのと、登場人物が誰が誰だかわからないので、時間がかかってしまった。

    家族小説の部分はすんなり読めるが。

  • 前振りも前おきも無く突然お話ははじまり、読み進めるうちに話はどんどん過激さを増し、最後には倉庫をひとつまるごと吹き飛ばす、なんとスリリングな話なんだろう。読みづらい書き方も慣れるとわりと好きかも、文章が説明くさくなく好感がもてる。梢と充の日常が悲しさをよりいっそう深くしている、このあたりがなんとも上手い。

  • 裏世界で唯一の慕っていた男が銃撃された。自らも腰に銃弾を受けて半身不随となった後、5年の月日が経ち、復讐を開始する…。

    ただでさえ正月明けで読み進められていないのに、厚みがある上に、散文的で読みづらい本を取ってしまった。ある程度読み進めると読みやすくなっていくんだけど。

    というわけで、詩的な不完全な文が多い本である。また、目的がわかったようでわからないような話が続く。突然出てくる姪や甥の家族、追っているのかそうでもないのかわからない公安の刑事など、登場人物もたくさん出てくるし、それらのストーリーはバラバラに進む。

    当然、それぞれが収束してく様が、読んでいくモチベーションになっているわけで、長いと思いながらもそこを楽しめないと最後までだめかもしれない。

    割と荒っぽい展開かと思いきや、ハロン消火装置がしっかり描かれていたり、そこからもう一つ仕掛け的にひとひねりあったりと、繊細な部分も多い。子供達の虐待の部分もそうか。

    当然ながら(?)、救いがないようなストーリー展開なんだけど、読後感もそこそこ良かった。

    が、やっぱり文章が読みにくかったので☆2かな。

  • 途中まで なかなか人間関係が把握できなくて入り込むのに時間がかかった。
    能見亮司 カッコいい。強すぎ。アタマ切れすぎ。途中何回もヒヤヒヤするところあったけど 最後の対決シーンはシビレた。

  • 最初は登場人物やシーンの切り替えが多く混乱したが、途中からの素早い展開に引き込まれていった。
    ハードボイルド作品はあまり読んだことが無かったが、読了感は清々しかった。5年間をかけた能見の準備、脇役もそれぞれ人間性があり、それが絡み合った最後は好きな終わり方だった。
    「あんた、また通りかかってくれるか?」
    「・・・わからんが、通りかかるかもな」
    のくだりもハードボイルドで好きな部分。

  • 能見がかっこよすぎる。
    沢木さんの描く男の人は魅力的だよね。

    能見どうなったのかな?あのの終わり方は好きだ。

    ただアクションシーンがごちゃついてる感じがするな。

  • 2015/11/10
    4にしようか迷う。
    でもやっぱ毒親がムナクソすぎるから3で。
    誰でもいいから甚一さっさと殺せよとずっと思っていた。ひたすら。
    オカンも何とかしろよ。
    子供への虐待を見ない振りしてたのは許されることじゃないよ。どういうつもりだったのよ。
    オカンいい人風に終わったのが引っかかる。
    東野が一度裏切ってから戻れたのがいいなと思った。
    あんまりないパターンな気が。
    弱く汚い自分を克服できたんだね。
    だから美和子さんと結婚もできたのだね。
    あ、オカンも一応克服した扱いなのかな?納得いかないけど。
    登場人物多すぎて中盤誰が誰だかってなってたけど、桜だの結末もよかった。
    悪者南城もいいキャラだったな。
    秋葉さんと有働さんにも会いたかった。

  • 登場人物も多く、誰がどんな立場の人間だったのかわかりづらく、かなり読みにくかったです。
    とにかく結末が知りたくて、何とか読み進めました。登場人物の一覧があれば、もう少し読みやすかったかも。
    主人公の能見の持つ家族を想う姿が切ないです。孤独に、信念を貫き通す生き方に、敵対する側の者達もなぜか惹かれてしまう人間像。
    男の理想を描いたようなハードボイルドでした。

  • 複数の視点が交わり、よく構成されていて、人物もよく描かれています。関係者は中盤には明らかになりますがどう結末を迎えるかが読みどころ。

  • 読む前の期待が大きかったのもあるかもしれないけど…あまり得意な作品ではなかった。

    途中から読むのがしんどくなってきて、なんだか読み流す感じになってしまった…

    約束の森のほうが個人的には好きです。

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