償いの椅子 (角川文庫)

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  • 角川書店 (2006年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (608ページ) / ISBN・EAN: 9784043832019

作品紹介・あらすじ

その夜の銃弾は、友と足を奪った。五年後、男は戻った。やり残した仕事を終えるため、そして自らを慕う幼い姉弟のために。男は黙して車輪を進める。復讐のため、そして愛するものを守るために。

みんなの感想まとめ

復讐と愛をテーマにした物語は、緊迫感あふれる展開が魅力です。物語の始まりは突然で、登場人物の関係が掴みにくい部分もありますが、次第にその過激さに引き込まれていきます。特に後半は一気に読み進められるスリ...

感想・レビュー・書評

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  • 比較的読みやすく、後半は特に一気に読まされました。
    しかし、あのクソ親父の描写はなかなか胸糞が悪かったです。。

  • 沢木冬吾『償いの椅子』角川文庫。

    古本屋で購入した100円本。

    下半身不随の怪我で車椅子に頼る身となった能見を主人公にしたハードボイルド。登場人物と場面が目まぐるしく変わり、つながりがなかなか見えず、非常に読みにくい。従い、面白さは半減どころか全く無い。

    銃撃により脊髄を損傷し、下半身不随となった能見は、同時に慕っていた秋葉も失い、復讐を誓う……

    岩手県花巻市出身の作家ということで、岩手県内の書店には盛大に並んでいたのだが、非常に残念。

    本体価格819円
    ★★

  • 去年の8月から読み始めたのだから、読了に7ヶ月かかったのか。。。
    自分の頭がハードボイルドに向いていないのと、登場人物が誰が誰だかわからないので、時間がかかってしまった。

    家族小説の部分はすんなり読めるが。

  • 前振りも前おきも無く突然お話ははじまり、読み進めるうちに話はどんどん過激さを増し、最後には倉庫をひとつまるごと吹き飛ばす、なんとスリリングな話なんだろう。読みづらい書き方も慣れるとわりと好きかも、文章が説明くさくなく好感がもてる。梢と充の日常が悲しさをよりいっそう深くしている、このあたりがなんとも上手い。

  • 最初から最後までハードボイルドで溢れていて、でもそれだけじゃない。自分の弱さも弱点も把握しながらもそこに妥協することなく立ち向かっていく能見がカッコイイ。車椅子生活以前の彼をもっと知りたくなった。でもそのハンデがあってこその今の能見。

  • いや〜読破に時間がかかった(汗)
    場面コロコロに登場人物が剣呑な方が多い上に、どういう話なのか後半になるまで分からない。そんでとってかなり長い!
    疲れたーってのが正直なところ

  • 現れた新星

  • どうやらかつて魅力的な男たちの犯罪者グループが存在し、5年前に襲撃されてリーダーは死亡?、右腕の男も半身不随になって自然消滅したが、その背景にはきな臭い公安の裏組織が絡んでいそう、というところまではすぐに分かるものの、それ以上の実態がなかなか明かされない。
    半身不随の能見を中心に、全くダメ人間である妹の旦那の家庭内暴力、メンバーの1人と新たな生活を始めた秋葉の元妻など、一つ一つのエピソードに読み応えはあるものの、なかなか進行しないストーリーにやや間延び感があったかな。

  • 不器用な男が、あっちにぶつかり、こっちにぶつかりながら、想いを貫いていく。著者からは「藤原伊織」と同じような匂いというか、スタイルみたいなものを感じる。2作目であったが、期待を裏切らない。面白い、キャラクターが魅力的である。次は何を読もうか。

  • 4.0

  • 五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。

  • 序盤はとっつきにくく読み進めるのがちょっと疲れるが、中盤過ぎたあたりからは状況も分かりまあまあ面白く読めた。
    動機はタイトル通り償いなのかな。

  • 今回も良かった!半身不随なのに圧倒的な強さ。迫力のある戦闘シーン。楽しめた!!

  • 沢木冬吾の過去作を、手当たり次第読むくらい嵌っているのだが、この作品も良かった。

    徹底的にハードボイルド。それも警察小説、サスペンス、家族小説…といくつもの顔を持ち、その要素が少しずつ影響し合って行く展開、核心部になると各要素が混ざり合い、見事な文様を描く…それも良質のアクションシーンとともに!

    構成のややこしさ、ハードボイルドならではの口数の少なさ(言葉数というより説明不足)、小さな世界にたくさんの要素を操る窮屈感など、読みにくい小説の粗も随所に見てとれるのが残念でもあるんだが、それでも圧して、小説の器に押し込んだ筆の力が素晴らしい。

    本作を沢木作品代表作と評する人もいるくらい、それくらい渾身の1作である。

    ちなみに、俺は今のところ「約束の森」が代表作じゃないかと思うのだけど…。

  • あらすじ
    五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。

  • 「約束の森」が良かったので沢木さん2冊目。こちらの主人公、能見も又カッコよかった!計算高く冷酷な復讐。復讐の中にある哀しい姿。ハードボイルドの能見と姪や甥に見せる不器用な能見。物語りは少し登場人物が多くて事件そのものが分かりずらかったかな。半身不随で在りながら闘う姿は哀しみに満ちてた。ハードボイルドvs警察というと主人公が正義の為に・・・と思うけど、この本の違う所は最初から能見が「悪」だと言う設定が他の本にはない所かも。能見・・・生きて又、会いたいな。

  • 読む前の期待が大きかったのもあるかもしれないけど…あまり得意な作品ではなかった。

    途中から読むのがしんどくなってきて、なんだか読み流す感じになってしまった…

    約束の森のほうが個人的には好きです。

  • 五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。

  • 私には少し難しい構成でした。
    登場人物一覧などが欲しかったです。
    能見という主人公に惹かれ、読み進めました。
    機会があれば、もう一度読み直したいと思います。
    個人的には約束の森の方が評価が高いです。

  • 裏世界で唯一の慕っていた男が銃撃された。自らも腰に銃弾を受けて半身不随となった後、5年の月日が経ち、復讐を開始する…。

    ただでさえ正月明けで読み進められていないのに、厚みがある上に、散文的で読みづらい本を取ってしまった。ある程度読み進めると読みやすくなっていくんだけど。

    というわけで、詩的な不完全な文が多い本である。また、目的がわかったようでわからないような話が続く。突然出てくる姪や甥の家族、追っているのかそうでもないのかわからない公安の刑事など、登場人物もたくさん出てくるし、それらのストーリーはバラバラに進む。

    当然、それぞれが収束してく様が、読んでいくモチベーションになっているわけで、長いと思いながらもそこを楽しめないと最後までだめかもしれない。

    割と荒っぽい展開かと思いきや、ハロン消火装置がしっかり描かれていたり、そこからもう一つ仕掛け的にひとひねりあったりと、繊細な部分も多い。子供達の虐待の部分もそうか。

    当然ながら(?)、救いがないようなストーリー展開なんだけど、読後感もそこそこ良かった。

    が、やっぱり文章が読みにくかったので☆2かな。

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著者プロフィール

1970年、岩手県花巻市生まれ。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞・高見浩特別賞を受賞。他の著書に『償いの椅子』『天国の扉』『ライオンの冬』などがある。

「2012年 『握りしめた欠片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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