天国の扉 ノッキング・オン・ヘヴンズ・ドア (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 139
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (730ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043832033

作品紹介・あらすじ

10年前、抜刀術・名雲草信流を悲劇が襲った。末の妹・綾が放火により焼死してしまったのだ。犯人は、1年後、別の現場に残された遺留指紋が決め手となって捕まった飯浜幸雄。名雲家長男・修作がつきあっていた奈津の父親だった。修作の父・名雲和也は公判に出廷した飯浜に襲いかかる騒動を起こし、失踪。奈津は母親とともに土地を離れて行ってしまう…。守るべきものは何か?愛する者との絆の在処を問う感動巨編。

感想・レビュー・書評

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  • さまざま許しの場面は心にじんと来た。目まぐるしく沢山の要素が入ってるお話。読み応えありました

  • 裏切らないなぁ、沢木冬吾。この小説も沢木節全開。会話はミニマム、描写はしつこい(笑。書き込みする箇所のメリハリがいちいち俺の好みなんだなぁ。

    文庫みっちり700P、なぜか捕らわれの身の主人公が、子供時代に父と祖父から切りつけられるのを避けた追憶を、縛られたまま思い出すという異色のスタート。
    そっからの話の転がり方、登場人物の理不尽な不幸、ちんぴらのくそっぷり、悪役のグロいまでの悪さ、警察官たちの苦悩と活躍…、敵役が二転三転し、主人公とともに物語に翻弄される心地よさ(いや主人公はたまったもんじゃないのだが)

    そして怒涛の後半。抜刀術VSフェンシングの決闘シーンのすごいこと。だがそんな決闘シーンですら些末なくらいの(贅沢な!)話の転がりっぷり。ハードボイルド
    アクションとはかくあるべしというお手本である。

    しいて難点をあげるなら、そのボリュームゆえの物語の複雑さ。
    登場人物が多く、○○が実は▽▽…みたいなのまで出てくるので、ある程度の登場人物相関図じゃなくても人物紹介は欲しかった。映画化したら、パンフには見開きで相関図が入るだろう。

    あくまで些末なことである、そんなことは物語に集中していたら(せざるを得ないのだ)なんとかなる。読むべし沢木冬吾、読むべし「天国の扉」

    もうひとつ些末なことを思い出した。サブタイトルの「ノッキン・オン…」はいらんと思う。少々厨二っぽい。

  • 沢木作品は、後半が加速する

  • 読み応えのある長編でした。 
    死刑執行、復讐、親子の血と色々な問題を孕んでいる。
    抜刀術という馴染みの無い世界や残忍な犯行などすんなり読めないところがあったがそれでも読み応えあり。

  • 話とその展開はとても面白かったが、何せ登場人物が多く、読み進めるのに時間がかかった。
    しばらくしたら、もう一度読み返したい。そんな一冊。

  • はじめ、登場人物が多すぎて、誰が誰なのか分からなくなり、なかなか読み進められなかった。
    中盤あたりからは、展開が面白くなってくる。後半はアクション映画のような展開に。
    読みすすめるのには根気がいる作品でした。

  • いあこれは良かった。なんか題名で損してるような気がするのは
    私だけなんでしょうか。抜刀術言うてるのにノッキンて。
    てかノックって日本語で何かね?横山?おもそろかったです。

  • 名雲草信流抜刀術を心得る主人公の名雲修作。脅迫殺人という知らぬ罪を着せられ、警察の手から逃げ回る羽目に陥る。

    この著者のどの作品においても、話がまだ見えてこない最初の段階であっちこちから登場人物が出てきてしまって、最初は読むのに苦労する。この作品も然り。主人公のキャラが良く、途中から展開も面白くなって、一気読みしたが、最初の取っ掛かりがもう少しスムーズだったら、と惜しい気持ちにさせられる。父親との確執も、最初の段階でもっと詳しく書かれていたら、どんでん返し展開ももっと納得できたのに、と思うのに、説明不足のせいか唐突な感を受け、いまいち腑に落ちなかった。

  • 最初はあんまり集中してなかったせいか、話が中々頭に入ってこなくてもったいないことしちゃった。

    中盤くらいから面白く読めたかな。

    相変わらず主人公がハードボイルド。

    弟もすごくいい子で、悲しかった。。。

  • 2年ぶりに再読した。
    タイトルと内容が一致しません。
    ハードボイルド&ミステリーだが感動はない。
    登場人物が多いため複雑に多様な人物が絡み合い
    読むのに苦労はするけれど話の展開は面白かった。
    主人公が強い&かっこよいです。
    個人的にはもっと抜刀術・名雲草信流本家と主人公の
    絡みがほしかった。

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著者プロフィール

1970年、岩手県花巻市生まれ。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞・高見浩特別賞を受賞。他の著書に『償いの椅子』『天国の扉』『ライオンの冬』などがある。

「2012年 『握りしめた欠片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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