きみの歌が聞きたい (角川文庫)

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著者 : 野中柊
  • 角川グループパブリッシング (2009年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043833030

作品紹介

夫に恋人がいることを知って傷つきながらも、あきらめの気持ちで日々を送る美和。彼女と共に、天然石のアクセサリー・ブランドを立ち上げた幼馴染の絵梨。絵梨のかつての恋人で、さまようようにして生きる少年ミチル。絵梨の策略で、美和とミチルは週に1度だけベッドを共にするようになる。慈愛と静寂に満ちあふれた三角関係のなかで、互いに求め合うことで生まれたあたたかな哀しみ。パワーストーンの光に包まれた恋愛小説。

きみの歌が聞きたい (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大好きすぎてつらい

  • 【経緯】
    二年前くらいに積本にしてて満を持して!

    【書き出し】
    開け放した窓から、微かな風が吹いてくる。朝の十時。この部屋には初夏の光が溢れている。

    【感想】
    野中柊と江國香織は同じ匂いがするように感じている。
    殊に三角関係を描いているときに強くそう思うのだけど、何故なんだろう。
    それは、三つの辺でうまく支え合っているバランスのいい形に見えるのだけど、いつかその辺のひとつひとつが変化して、崩壊してしまうことを予感させる危うさにあるのかもしれない。

    【共感】
    ・安定の世界に住む美和に地震をおこさせようとする絵梨とミチルの稚拙さ。そして美和に見放されることを恐れていること。

    ・男が女を抱くときの残忍と好奇の気持ち。そして優しさの波に流されること。

  • なんか、
    ゆったりとした流れで
    波乱な展開さえも
    こう…
    嫌にドキドキっとかじゃなくてさ、
    分かる?
    なんて言えばいいのかなぁ~
    つまらないんじゃなく、
    いい意味で、
    収まった感じ?
    あぁ
    なんか台なしだな
    このレビュー。
    でも
    好きです
    ミチル、絵梨、美和
    命を押し付けるんじゃない。
    教訓を与えるんじゃない
    ただ、ただ生きてるみたいな…
    アハハ
    そんなかんじです!
    日々のルーティーンを崩したくないの
    すごく分かる。

    崩したら、
    自分の全部が崩れる気がしてさ~
    たいしたルーティーンしてないけどさ~

  • 受験前に読んで妙につぼにはまった作品。
    江國さんや、よしもとさんをいつも読んでいる人にはおすすめできる。
    多分恋愛の書き方が私と波長があったんだな。

  • 女の、というか人間のどうしようもない本質のところを見せつけられている感じ。すごく共感できるけど後ろめたい感じをパワーストーンのカラフルさと読みやすい文章の流れが中和してくれていると思う。

    そして何度読んでもミチルを武瑠をイメージして読んでしまう。私の勝手なイメージだけど。ミチル、欲しいなぁ。

  • 幼なじみ同士の女性二人と少年ひとりの三角関係。夫に他の女性の影があることを知りながら、自分は週に一度少年との逢瀬を繰り返す、と書くとドロドロしていますが、微妙な距離感が透明感を出していて、恋愛というより心を癒す同士的なものを感じました。最後の展開は予想していなかった。ただ、妊娠していることを知りながらアルコールはいかんでしょ、と思ってしまったりもする。余計なお世話ですが。

  • 野中柊は10数年ぶり。

    地震とか計画停電とか自宅勤務とか、バタバタしているときの合間に読んだので、かなり気がそがれたと思う。
    間をおいてもう1回読み直す。

  • 目に見えない、それぞれの気持ち。

    近くても、離れても、想いは『本当』だと信じたい。
    たとえ、それが一瞬のものであっても。

  • 愛って色々なものから出来ているから、お互いが同じ愛を分け合うのは難しいのだろう。
    一緒にいられないとわかっていても慈しみあう心は痛いほど感じている。
    慰めあうことでしかお互いを求められなくても、
    慰めしか求めていないとしても、
    一緒にいることが出来る時間はとても大事なんだろうな。

    一緒にいられなくなることがわかってても。

    それも愛って呼べるんだろうな。

    きみの歌が聞きたい、なんとなくそう思うのは
    美しいことだと思う。

  • 不倫をベースにした小説は作品の質以上に、読み手の人生観や恋愛感をフィルターにして吸収されていく。

    何にでも好き嫌いはあるものだが...

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