千里眼の教室 (角川文庫)

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レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836079

感想・レビュー・書評

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  • 酸素欠乏症を引き起こす時限式爆発物を追い、名古屋の中心街をF1で疾走する臨床心理士・岬美由紀は最悪の事実を突きつけられる。それが高校に仕掛けられたと。そして残された時間は1時間を切っているとー。いじめや自殺、社会格差など、現代日本の抱える問題点に鋭く切り込みながら、美由紀の新たな側面を描き出す。

  • 今までよりはやや落ちるかな。設定は相変わらず斬新だけど。

  • 高校がひとつの自治国家になった話。今回は意外とまとまってて楽しめました。きっと低所得者層に入るけれどちょっと楽しそう。

  • 松岡圭祐による千里眼新シリーズ第5弾。
    岐阜県の高校で生徒だけによる籠城から独立国宣言をへて、自治による運営がなされていく。一方でそれを取り巻く大人たちは高校生たちがなぜそんな行動に出たのかを理解しない。そんなすれ違いは、現実の世の中でも案外そこかしこでみられるのではないかと、自分の身にもつまされる展開だった。
    特に、随所で重要な役割を果たす生徒・五十嵐がパチンコが他の賭博同様、絶対に勝てないことを論文発表すると、総理大臣をはじめとする国家権力側がなりふり構わずに生徒を弾圧しようとするくだりは、主旨は違えど一昔前の学生運動を彷彿とさせる。そういう意味で、意外と現実の世の中は危うい土壌の上に成り立っているのではないかと空恐ろしくなった。
    相変わらず結末に至る過程は非常にご都合主義的展開で、事の真相についてもそんなことでそんなになるかよ!とツッコミを入れたくなるが、物語としてはやはり面白いことは間違いなく、相変わらずテンポよく読ませるのでついついページを繰る手が止まらなくなってしまう。

  • 過去の新シリーズに比べるとそれほど規模の大きくない話(メフィストも絡まなかった)。今回は教育問題を主軸とした社会派ミステリーでした。結末は意外でしたが納得のいく物でした。

  • 「ドラゴン桜」より後の発売なんだ!

  • 酸素欠乏症が、脳に影響を与えていじめが起きるという自説を唱える脳科学者五十嵐。自説を証明し、また息子を救うために彼は爆弾を息子の在学する高校に仕掛ける。
    爆発の結果、高校生たちは独立国を宣言し、自分たちで自治を始め、大人が隠蔽していた世界史未履修も、自分たちの力で学習していく・・・
    高校生の自治は面白かったが、酸素欠乏症が原因というのが、やや不満。

  • 子どもが学校を乗っ取って、そこに子どもだけの国をつくる…みたいな。
    なんか、すごい懐かしい感じ。
    昔、こういう本、よく読んだなぁと思って。
    最後のあたり、なぜ子どもたちがそういう行動をしたのか、の種明かしみたいなのは、ホントかよ、って感じだけど。
    でも、おもしろかったです。

  • 名古屋・岐阜が舞台だったんで、今までの中でも、より読みやすく、あっという間に読んでしまいました。

  • 読了。

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著者プロフィール

松岡 圭祐(まつおか けいすけ)
1968年生まれの作家。1997年に出した小説デビュー作『催眠』がヒット作となりシリーズ化される。1999年の『千里眼』も人気を博し、シリーズ化。
一番著名なのは『万能鑑定士Qの事件簿』をはじめとした「Qシリーズ」で、「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」というキャッチコピーで人気を博し、映画化された。

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