催眠 完全版 (角川文庫)

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レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836178

作品紹介・あらすじ

インチキ催眠術師の前に現れた不気味な女性。突然大声で笑い出しては、自分は宇宙人だと叫ぶ彼女が見せる予知能力は話題となり、日本中のメディアが殺到した。その頃、二億円もの横領事件の捜査線上には、ある女性が浮かび上がっていた。臨床心理士・嵯峨敏也が、催眠療法を駆使して見抜いた真実とは?衝撃のどんでん返しの後に感動が押し寄せる、松岡ワールドの原点が、最新の科学理論を盛り込んで完全版となって登場。

感想・レビュー・書評

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  • 4月-14。4.0点。
    デビュー作の大幅な改稿。多重人格症の女性を救おうとする、臨床心理士。
    面白い。読みやすいし。
    ラストも、どんでん返しあり。

  • インチキ催眠術師の前に現れた不気味な女性。突然大声で笑い出しては、自分は宇宙人だと叫ぶ彼女が見せる予知能力は話題となり、日本中のメディアが殺到した。その頃、二億円もの横領事件の捜査線上には、ある女性が浮かび上がっていた。臨床心理士・嵯峨敏也が、催眠療法を駆使して見抜いた真実とは?

  • 主人公である嵯峨敏也は、臨床心理士としての使命を強く持っているプロである。
    テレビで見かけたチャネラーの様子が気になり、つい自分で出かけて行ってしまうところは若さゆえといったところだろう。
    完全版しか読んでいないので、以前の物語とどこがどう違うのかはまったくわからない。
    内容的に大きく変更があったことだけは、あとがきから察せられたけれども。
    いくつもの名前を名乗り、それぞれの記憶は共有されることはない。
    入江由香という女性にとって、向き合うことも辛いほどの現実から逃げるための「緊急避難」的な症状だったのだろう。
    それでも、自分の知らない自分がいることはきっとものすごく怖いことだ。
    記憶がない間、いったい自分はどこで何をしていたのか。
    不安でたまらないに違いない。
    誰が見ても怪しげな自称催眠術師の実相寺に助けを求めたのは、彼女にしてみれば必死の覚悟があってのことだったのかもしれない。
    精神は目に見えるものではない。
    傷があっても確かめることはなかなか出来ないし、一般的にそれほど理解のある分野でもないだろう。
    普通の人と何かが違う。
    そのことを認めたくない家族や周囲の無理解が、傷をさらに深くしていくこともあるのかもしれない。
    何となくだけれど、精神医学というのはわかりにくい。
    わからないから余計に敷居が高くなる。
    相当に病状が進まなければ医療機関を頼ることは難しいだろう。
    この分野についての知識は欠片もなかったけれど、とても読みやすかった。
    残りのシリーズ2作品も続けて読んでみたい。

  • 騙されたなあ。でもそれだけかも。

  • 地の文の“小宮愛子は上司の嵯峨に〜”という表現が気になりました。

  • ストーリーやキャラクターも充実しているが、催眠という側面から入った人間の心理と行動の勉強にもなり、面白かった。

  • 多重人格。

    催眠て科学的なものなんだなぁ。

    臨床心理士って、人によっては顔の筋肉のわずかな動かし方で嘘ついてるとか怒ってるとか動揺してるとか、人の心が読めるんだ…!?
    ていうことがわかったのは面白かった。

    内容が専門的なのもあるけど、話し言葉が教科書読んでるみたいで不自然…
    松岡さんの本はミッキーマウスの憂鬱も読んだけど、言葉の節々が格好つけてるみたいに感じられるところが気になってしまう。。

    いろんな世界が開けるから読んで面白いなあ、と。

  • 万能鑑定士、特等添乗員、探偵の探偵と松岡圭祐さんのファンになり催眠も読んでみようと思った次第。

    面白い。突拍子もない始まり方だっただけにかなり面食らったが、その後に理路整然とした内容で物事に説明付けていくのを見て、妙な安堵感を覚える。

    万能鑑定士ではほとんど名前だけで大した出番はなかったが
    嵯峨先生の活躍が見れてよかった。

    無償で人を助ける、というのは松岡圭祐作品に共通した内容なのだろうか。
    それが思うようにいかず歯がゆい場面もあるが、最後はスッキリと〆てくれる。それがいい。

  • すべての精神疾患に対する偏見を持つ人へ、この本を是が非にも読んでもらいたいです。

  • 一介の心理士がたまたまTVで見かけた人の症例が気になり、善意で家まで尾行し実家にまで押し掛け、キャリアを棒に振る覚悟で警察捜査に介入する。これが、本気で人を助けようと思う正義感を持つ心理士の姿である…と、世間の人々に本気で信じられたら、職業心理士の皆さんはたいへんだ。オチオチTVなんて見てられない。心理臨床をめぐる偏見がリアルに描かれている分、説得力が高く、余計やっかいである。といいつつ、読了してしまう。心理臨床支持者だからに他ならない。

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