千里眼 キネシクス・アイ 下 (角川文庫 ま 26-114)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.56
  • (12)
  • (23)
  • (32)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 320
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836406

作品紹介・あらすじ

美由紀の「千里眼」まで読みとる機械。それは「キネシクス・アイ」と呼ばれるノン=クオリア最新の技術だった!ターゲットのどんな思考や感情も見逃さない"眼"が美由紀を追い詰めていく。能登半島の豪雨は手始めに過ぎなかった。最強の降雨弾の標的は首都・東京!東京を海中に沈め、100万人以上の犠牲者を出す惨事を、陰謀に気づいた美由紀は止めることが出来るのか!過熱するノン=クオリアとの戦い。新シリーズ第10弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 下巻はクラシックシリーズの趣。荒唐無稽で派手なストーリ展開でしたが、いつも通り読み物として楽しみました。でも、やっぱり科学的な適当さには引っかかります。

  • 美由紀の「千里眼」まで読みとる機械。それは「キネシクス・アイ」と呼ばれるノン=クオリア最新の技術だった!ターゲットのどんな思考や感情も見逃さない“眼”が美由紀を追い詰めていく。能登半島の豪雨は手始めに過ぎなかった。最強の降雨弾の標的は首都・東京!東京を海中に沈め、100万人以上の犠牲者を出す惨事を、陰謀に気づいた美由紀は止めることが出来るのか!過熱するノン=クオリアとの戦い。

  • 美由紀の「千里眼」まで読みとる機械。それは「キネシクス・アイ」と呼ばれるノン=クオリア最新の技術だった!ターゲットのどんな思考や感情も見逃さない“眼”が美由紀を追い詰めていく。能登半島の豪雨は手始めに過ぎなかった。最強の降雨弾の標的は首都・東京!東京を海中に沈め、100万人以上の犠牲者を出す惨事を、陰謀に気づいた美由紀は止めることが出来るのか!過熱するノン=クオリアとの戦い。新シリーズ第10弾。

  • 遂に終わってしまったが、本当に終わったのかが謎。元々歳を取らないので、また続いても不思議ではない。

  • シリーズ最終巻、最強の敵と緊張を強いられた展開の割りに、最後が尻すぼみ。誰がノンクオリアのマザーかもわからないし、実態さえよくわからず、ただ影響力を失っていっただけの説明では物足りない。まだシリーズを終えるつもりがなかったのかなとさえ思った。もちろん、圧倒的形勢不利からの逆転は面白かったけど。

  • 展開がよめた

  • 新シリーズの最終巻。
    相変わらずどたばたしつつ、意外な伏線もしっかり回収。
    子供時代の話も面白かったです。
    岬美由紀シリーズでは、いつでも岬さんは28歳。
    でも過去の出来事は残っている。
    不思議な世界観の物語です。
    でも、そこがとても良かったです。
    また会う岬さんも28歳なのでしょう。

  • 久しぶりに千里眼シリーズ、当初のスピード感と岬美由紀の活躍、伏線とその回収を楽しみました
    これぞ、千里眼シリーズの醍醐味!って感じです。
    前作「優しい悪魔」が、過去の登場人物オールスターズ出演で決着をつけるためだけに書かれたという印象だったのですが、本作は全然違ってまた新たなストーリーになっていて安心しました。

    一番最初の美由紀が小学生だった時の話からグググッとひきつけられ、航空機事故でショックを受け、気象予報士のゲリラ豪雨を100%予報的中させるってのに「なんで?」って思い、今住んでいる浜松でもゲリラ豪雨で臨床心理士たちが立ち往生していて「おおおっ! ようこそ浜松へ!」って思い…。
    後半はもうダダダダーーーッとノンストップで読みました。
    今回は航空自衛隊と仲良しでしたね。
    なんだか今まで勝手に美由紀がひっかきまわしている感じだったので、良好な関係を築いている様子に一安心。


    千里眼シリーズ、まだまだ続くのでしょうか?
    それともここでひとまず終わりなんですか?
    岬美由紀ファンとしては読み終わってしまった感が強くて切ないですが、最終巻にふさわしい盛り上がりだったと思いました。

  • 美由紀が相変わらずのスーパーマン。
    全ての作品に言えることだけど、正義を振りかざすわりに、車を盗んだり勝手に復帰と除隊を繰り返したりするのは納得いかん。
    徹底的にスーパーマンにするんであれば、その辺ちゃんとして欲しい。

    自己犠牲の精神も強すぎてさめた気分に。

    でも、仏像ロボット相手の大立ち回りはスピード感があって良い。一見無意味に思える、小学生時代の天気図や二足歩行ロボットやホッジ予想がちゃんと組み込まれているあたりがさすが。
    なるほど!という爽快感はあったかな。

  • 岬美由紀とキネシクス・アイと言う瞬時に心の中を読み取る装置を開発したノン・クオリアとの戦い描く。幼少時代、両親との生活から描かれていて、戦いの相手が最終的に死んだとされていた父親の会社の社長の鷲尾親子がノン・クオリアの準メンバーとなっていた事に驚きも有り面白かった

  • 文庫化されてので、もう一度読みなおしました。数ヶ月前に読んだのに、新鮮に読めました。

  • 上巻の、ほとんど自慢話としか思えなかった小学生時代の回顧話が、こういう形で結末につながってくるんだとは、まさに意表をついたストーリー展開。さすがの松岡エンターテインメントでした。

    それにしても、382.463.45.7 のIPアドレス(P.87)ってのは、わかっててこういう表記したのか、どうなんでしょうねぇ。。。

    (2009/12/11)

  • 即効図書館に予約しました。最近はメフィストよりもノンクオリアとの対決がメインなのかな?早く読みたーい!!

  • ゲリラ豪雨の陰謀と人工的千里眼?キネシクスアイを携えて岬美由紀に立ちはだかるノン=クオリア。が大雑把なあらすじ。
    ホッジ予想、フィギア、北備風・・・と伏線と回収がいっぱい。残されたのは両親の死の真相。これは次作へ持ち越しか。

    疑問点が3つ。
    なんでわざわざ岬美由紀一行をアジトに呼んだのか?邪魔される前に片づけておきたかったしその自信があったからなのか?もう少しで最後のミッション発動だったのだから放っておけばよかったのでは?
    キネシクスアイは演技は見抜けないのか?まったく無作為の思考や数字すら読み取ったのに。
    学生服切裂魔について。制服買い占めるか盗んだ方が早くないか?

    と無粋なことを書いたが、伏線回収と蘊蓄とアクションシーンはいつもどおり。安定して楽しめた。

全22件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松岡圭祐の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×