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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784043836468
作品紹介・あらすじ
パリ旅行を計画した莉子だが、天然で劣等生だった教え子を心配した恩師・喜屋武先生が同行することに! でこぼこコンビを迎えたのは、一流レストランの不可解な事件だった。書き下ろし<Qシリーズ>第5弾!
感想・レビュー・書評
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シリーズ5作目の舞台はパリ!
休暇を利用してパリ旅行を計画した莉子ですが、おせっかいな高校時代の担任が同行することになって出発前から先行き不安な展開に…。
パリではフォアグラ専門店で修業中の元同級生とも期せずして再会したけれど、彼の勤めるレストランでフォアグラを食べた客が次々と倒れる事態が発生。
徹底された食品管理のどこに異常があったのか、元同級生の窮地を救うべく、莉子が立ち上がります。
前半、いつまでも莉子を子供扱いする元担任教師にイライラしていたのですが、後半になるにつれて少しうざったいけれどいい先生なんだなぁ…と思えてきました。(ただし私の担任だったらうんざりかもな…)
今回の犯人と同じ境遇に置かれたら、自分は極端な思考に走らずにいられるだろうか…としばし考えてしまいます。
莉子のように本心を語れる人ともう少し早く出会えていたら何か違ったかもしれないな…と切ない気持ちになりました。 -
莉子が高校時代の担任とフランスの同級生のところに行き、老舗のフォアグラの異物混入事件を解決する。このシリーズ本当にめちゃくちゃ面白い。万能鑑定士の設定は、正直現実離れしてるが、いろんな豆知識もつくし、今回は何より動機の設定と真相に意外性もあってすごくいい。
序盤が単調でつまらないのが難点。 -
初の海外編。事件そのものも面白かったが、マナーの違いなど、トレビア満載なのが面白かった。ラストでの恩師からの卒業証書にほっこり。
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休暇を利用して、フランスに飛んだ莉子を待ち受けていたのは、高級レストランを襲った不可解な事件。
美術のうんちくが語られるかと思ったら、ほとんど触れず…
恩師、喜屋武の存在がちょっとうざい。 -
美術館をめぐるフランス一人旅のはずが、恩師がついてきたり、宿泊先が同級生のアパルトマンになったり。
莉子の扱いが、天然で劣等生だった高校時代のまま。
沖縄時代を知るひととのからみは、いつものクールな姿とちがい、コミカルでほほえましい。
雑学が多かったのもうれしい。
事件を追いつつも、観光的な要素もあって、たのしかった。 -
読書録「万能鑑定士Qの事件簿5」3
著者 松岡圭祐
出版 角川文庫
p55より引用
“ カルシウムが不足すると精神的不安定に
陥るというのは、俗説以外のなにものでもな
い。たとえ摂取量が少なくて血液中のカルシ
ウム濃度が低下したとしても、骨のカルシウ
ムが溶けだして一定の値に戻る。この補助食
品によって不足分が補われるわけではな
い。”
目次から抜粋引用
“ロワール
パリジェンヌ
サン=ポール駅
マカリオス
皇帝ナポレオン”
多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
沖縄からフランスに移り働いている青年・
楚辺、古城が点在する観光地でありながら少
し離れれば殆ど人を見かけない、そんな場所
でコック見習いの彼が行う仕事は…。
上記の引用は、イライラしていた主人公・
凜田莉子に、恩師がカルシウム入りウエハー
スを渡す場面での一節。
イライラ防止にならなくても、骨の強度を保
つためにも、カルシウムは気を付けて摂取し
たいものです。しかし、骨とカルシウムの関
係も、ひょっとすると否定される日が来る可
能性も、全く無いとは言い切れないでしょう。
最新の科学情報というのは、目の離せないも
のなのですね。
大きな事件に関わる事になりますが、どこ
かのんびり、時々ドタバタとした雰囲気にな
るのは、主人公の恩師と同級生が登場してい
るせいかもしれません。
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高校時代にどうしようもないほど劣等生だった莉子。
担任だった喜屋武先生にとっては、5年経ったいまでもひとりでは何も出来ない心配な生徒のままだ。
何しろパスポートを持っているか、確認するために言ったのが
「赤い表紙の小冊子だぞ」
どれだけ莉子を子ども扱いしているのかよくわかるセリフだ。
フランスに行っても莉子の周りでは相変わらず事件が起きる。
ルーブル美術館で「モナ・リザ」に感じた違和感。
同級生が勤めているレストランで起きた急性中毒事件。
そして、幼児誘拐・・・。
不良食材を混入させたのは誰か?
莉子は喜屋武先生を伴い、友のために奔走する。
そして突き止めた真実は、犯人自身も動機を思い違いしているような哀しい事件だった。
謎を追っているうちに徐々に莉子の変化に気づいていく喜屋武先生。
何も出来ないと思っていたのに、自分が保護者となって守るつもりで一緒にパリまで来たのに、気づけば莉子はすっかり立派になっていた。
もう自分の保護はいらないのだと悟った喜屋武先生からの卒業証書にはまいった。
わざわざ毛筆で書かれていた卒業証書。
その心遣いがあたたかい。
きっと莉子の宝物になることだろう。
「モナ・リザ」に感じた違和感の正体も明かされ、すっきりとした終わり方にも好感が持てた。
海外編ということで、小笠原の出番がほとんど無かったことが残念といえば残念だった。 -
フォアグラって食べたことなかったけど、こんな作られ方をしていたんだって衝撃だった。。。
相変わらず、このシリーズは色々と勉強になるな。 -
お盆休みを利用して、莉子がフランスに。
ただ、一人ではなくて何故か高校時代の担任恩師も一緒。
いや、一人で行かせてあげてくださいと思わず突っ込み。
しかも泊まる場所を勝手に高校の同級生宅(しかも男)に変更されるし、いや、もうありえません。
美術鑑賞旅行のつもりが、その同級生の勤めていたレストラン(同級生はコック見習い)が食中毒を出してピンチに。
その事件に結局首を突っ込むことになります。
果たしてその食中毒は誰が出したのか。
フォアグラに関しては犯人の気持ちもわからないでもないですが、何事も極端に走る輩というのはどこか狂人の域に入ってしまうのでしょうか。
しかし多分この巻は何よりも本物のモナ・リザを見分けた莉子がすごいと言いたいがための巻なのでしょう。 -
犯人も意外だけど、動機には考えさせられるものがある。
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犯人はすごく意外。予想できない展開だった
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B913/マ/5
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フランスにおけるレストランでの食中毒事件を解決するい。
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一巻から順に読んでいるが
今までで一番面白いと感じた作品。
いつもの謎解きに加え、社会問題にもなっている食の問題、特にフォアグラなどの生産過程における残酷さなどをさらりと取り上げている。
一般読者も食と動物を捕食すること、また最近話題の動物愛護団体などの問題を再考するきっかけになるのでは、と思えた。
あっさりしたテイストが売りのようなので、
こよような時事ネタ、社会問題も盛り込んだ内容だとより深く楽しめるのでは。
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