万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 212
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836468

作品紹介・あらすじ

お盆休みにパリ旅行を計画した凛田莉子を波照間島の両親が突然訪ねてきた。天然キャラで劣等生だった教え子を心配した高校時代の恩師・喜屋武先生が旅に同行するというのだ!さらにフランスで2人を出迎えたのは、かつて莉子がデートした同級生の楚辺だった。一流レストランに勤める彼は2人を招待するが、そこでは不可解な事件が起きていた。莉子は友のためにパリを駆け、真相を追う。書き下ろし「Qシリーズ」第5弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ5作目の舞台はパリ!
    休暇を利用してパリ旅行を計画した莉子ですが、おせっかいな高校時代の担任が同行することになって出発前から先行き不安な展開に…。
    パリではフォアグラ専門店で修業中の元同級生とも期せずして再会したけれど、彼の勤めるレストランでフォアグラを食べた客が次々と倒れる事態が発生。
    徹底された食品管理のどこに異常があったのか、元同級生の窮地を救うべく、莉子が立ち上がります。

    前半、いつまでも莉子を子供扱いする元担任教師にイライラしていたのですが、後半になるにつれて少しうざったいけれどいい先生なんだなぁ…と思えてきました。(ただし私の担任だったらうんざりかもな…)
    今回の犯人と同じ境遇に置かれたら、自分は極端な思考に走らずにいられるだろうか…としばし考えてしまいます。
    莉子のように本心を語れる人ともう少し早く出会えていたら何か違ったかもしれないな…と切ない気持ちになりました。

  • 莉子がまだ世間知らずの女の子だと思って、フランス旅行に強引に着いてこようと(本人は良かれと思っているが…)する喜屋武先生に腹が立ったが、最後は少し感動した。
    事件の渦中にあるものがフォアグラだったので、もしやという予感はありました。大人になれば、割り切れる部分もあるけれど、子どもにはトラウマになる可能性は高いよね。もし、事件が起こる前に話し合っていたら状況は変わったのだろうか。
    今回、小笠原さんの出番はほとんどなし。

  • フォアグラって食べたことなかったけど、こんな作られ方をしていたんだって衝撃だった。。。
    相変わらず、このシリーズは色々と勉強になるな。

  • お盆休みを利用して、莉子がフランスに。
    ただ、一人ではなくて何故か高校時代の担任恩師も一緒。
    いや、一人で行かせてあげてくださいと思わず突っ込み。
    しかも泊まる場所を勝手に高校の同級生宅(しかも男)に変更されるし、いや、もうありえません。
    美術鑑賞旅行のつもりが、その同級生の勤めていたレストラン(同級生はコック見習い)が食中毒を出してピンチに。
    その事件に結局首を突っ込むことになります。
    果たしてその食中毒は誰が出したのか。
    フォアグラに関しては犯人の気持ちもわからないでもないですが、何事も極端に走る輩というのはどこか狂人の域に入ってしまうのでしょうか。
    しかし多分この巻は何よりも本物のモナ・リザを見分けた莉子がすごいと言いたいがための巻なのでしょう。

  • 舞台はパリに変わっても、無駄のない展開は相変わらず。なんだか無駄がなさすぎて、今回のキーが『フォアグラ』であるにも関わらず、あっさりした印象だった(笑)
    この作品で高校時代の恩師・喜屋武先生からも卒業できたようなので、更なる活躍を期待したい。

  • わざわざパリ?~本物の美に触れたくて個人でパリ観光を計画したが、両親が高校時代の担任に相談し、旧担任が引率に付く羽目になった。泊まりは西表島でドライブデートをしたことがある同級生で、パリのフォアグラ専門料理店の見習いコックのアパートだ。料理長に申し入れて格安のディナーを提供するはずだったのに、フォアグラを食べた客が苦しみだした。食材には万全を期しているが、二つの農場で手違いがあったのか、レストランの管理に手落ちがあったか。ホールスタッフの行為とも取れない。料理人一人が自分の犯行だと申し出てきたが納得できない…~売れている本だから取材費が出たのかなぁ。小笠原君は休みだったし

  • 初の海外編。事件そのものも面白かったが、マナーの違いなど、トレビア満載なのが面白かった。ラストでの恩師からの卒業証書にほっこり。

  • 美術館をめぐるフランス一人旅のはずが、恩師がついてきたり、宿泊先が同級生のアパルトマンになったり。
    莉子の扱いが、天然で劣等生だった高校時代のまま。
    沖縄時代を知るひととのからみは、いつものクールな姿とちがい、コミカルでほほえましい。
    雑学が多かったのもうれしい。
    事件を追いつつも、観光的な要素もあって、たのしかった。

  • フランス旅行に向かう莉子と,莉子を心配してついてきた高校時代の恩師の喜屋武先生。そして高校時代の同級生のレストランで起こる事件を莉子は解決できるのか。
    喜屋武先生いいなあ。最初は莉子を心配してたけど、ちゃんと莉子のことを認めてくれたのが嬉しかった。
    動物愛護家にとってフォアグラという食べ物が与える影響を考えると切なくなった。

  • パリ編。今回小笠原君の活躍はないです。最初と真ん中にチョイ役で出るだけ。メインは高校時代の恩師・喜屋武先生とその時の同級生・楚辺。楚辺が勤める一流レストラン・ベランジュールで起きた食中毒騒ぎ。高校時代の凛子しかしらない喜屋武と楚辺の心配は何のその、たぐいまれなる頭脳と推理力で事件を解決していきます。
    もう少し犯人の動機が強い方がよかった気がするけど、ラノベだとちょうどいいくらいか?

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著者プロフィール

松岡 圭祐(まつおか けいすけ)
1968年生まれの作家。1997年に出した小説デビュー作『催眠』がヒット作となりシリーズ化される。1999年の『千里眼』も人気を博し、シリーズ化。
一番著名なのは『万能鑑定士Qの事件簿』をはじめとした「Qシリーズ」で、「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」というキャッチコピーで人気を博し、映画化された。

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