万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 1942
レビュー : 170
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836482

作品紹介・あらすじ

純金が無価値の合金に変わってしまう"逆錬金術"の謎を追って、凛田莉子は有名ファッション誌のカリスマ女編集長に接近する。小説の盗作騒ぎから5億円のペンダント紛失まで、数々の事件を解決に導いた莉子の行く手に、最大の謎が出現した。沖縄・波照間島で育った無垢で天真爛漫な少女が知性を身に付け、いまやマルサにも解き明かせない秘密の真相解明に挑む。書き下ろし「Qシリーズ」第7弾。

感想・レビュー・書評

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  • 知識本+ミステリーこれこそ私の好みの本。楽しくお勉強できて、えっえっどういうこと!それからどうなるの?と考えて頭やわらかくするボケ防止にも役に立つ。
    8巻がまた楽しみ!

    金の延棒に脱税 むふふ 

  • いつの間にか
    すっかりと
    シリーズ愛読者になってしまった・・・
    かみさんは
    カバーを見て
    なんか軽いの読んでるね・・・とのたまう
    軽い・・・という言葉に否定はできないが
    結構おもしろいんだぞ・・・
    そうやって薦めている自分がいる

  • 今回はマルサから依頼されての潜入捜査。宝石泥棒にはがっかりだったけど、大きな詐欺が告発できた上に、罪には問われたけどきっと気持ちは救われたであろう城ケ崎社長と新天地で元気に活動し始めるイザベルの社員達にが思い浮かんでうれしくなった。盗作騒ぎではスカッとしたな。

  • 有能で、きわめて厳しいカリスマ編集者がひきいる会社。
    すべてにおいて完璧を求められる環境で、莉子の有能ぶりがいかんなく発揮され、たのしかった。
    雑学も豊富。
    手提げ金庫紛失事件のどたばたなど、社内の話だけでおもしろかった。
    金の延べ棒の件は、疑問点があり、やや拍子抜け。

  • 純金が無価値の合金に変わってしまう“逆錬金術”の謎を追って、凛田莉子は有名ファッション誌のカリスマ女編集長に接近する。小説の盗作騒ぎから5億円のペンダント紛失まで、数々の事件を解決に導いた莉子の行く手に、最大の謎が出現した。沖縄・波照間島で育った無垢で天真爛漫な少女が知性を身に付け、いまやマルサにも解き明かせない秘密の真相解明に挑む。

  • 読書録「万能鑑定士Qの事件簿7」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p73より引用
    “「手は加えてるんだぞ。まず登場人物の名
    前を一括変換する。それから一般名詞を同義
    語に一斉変換するソフトを使うんだ。ありゃ
    便利だよ。『言語』を『言葉』、『本屋』を
    『書店』、『田んぼ』を『田園』という具合
    にさ。これで原稿はかなり印象が変わる。後
    は確認がてら語尾をちょっといじって、接続
    後の『だが』を『しかし』に変えたりして、
    一時間かそこらで出来あがりだ」”

    目次から抜粋引用
    “クリスマスイヴ
     奇妙な文芸
     マルサの男
     不動産王
     金の延べ棒”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     大きな部数を発行する女性誌、それを支え
    る意識の高い女性が締め切り間近の電子出版
    の修正に追われていた…。

     上記の引用は、盗作作家のやり方の言い分。
    デジタルデータで原稿をやり取り出来るよう
    になったらなったで、便利になった分、他の
    問題が起こっているようです。小説になるく
    らいですから、現実にも沢山このような事例
    があるのかもしれませんね。
     表向きはきらびやかで、大きな顔をしてい
    る人でも、本当のところは、誰かが受け取る
    はずのモノを掠め盗っているだけなのかも知
    れないなと、今回の話では思わされました。

    ーーーーー

  • 2015/12/19

  • 小説ならではの時系列,女性誌イザベルの秘書? というところからスタートして,金の延べ棒と合金のトリック.ペンダント盗難の事件と,楽しめました.

    コーヒー豆で嗅覚をリセットとは知らなかったなあ.

  • 〇 概要
     純金が無価値の合金に変わってしまうという「逆錬金術」の謎と,脱税の容疑を捜査するため,凜田莉子は万能鑑定士Qの店舗を閉め,有名ファッション誌のカリスマ編集長に接近する。小説盗難騒ぎ,5億円のペンダントの紛失などの事件,そして最後に残る逆錬金術の謎とは?

    〇 総合評価
     プロローグ部分から,ちょっとしたサプライズ。凜田莉子が,万能鑑定士Qの店を閉め,ステファニー出版という出版社のカリスマ社長の秘書になるという,驚きの設定
     実は,脱税の疑いがあるステファニー出版を内部から調査するために,国税局から依頼され,同社に就職するという話。その中で,盗作騒ぎ,逆錬金術騒ぎ,ペンダント紛失騒ぎなどの事件が起こる。まるで短編集のような作り。シリーズも7作目ということもあり,安定のデキ。そこそこのサプライズとエンターテイメント,うんちくがあって,十分に楽しめる。今回は,万能鑑定士Qの店を閉めるなど,これまでと違った展開で,マンネリ感を薄めようとしている。
     それなりの面白さはあるが,傑作というほどの出来でもない。このシリーズでは平均的な作品といえる。★3

    〇 サプライズ ★★★☆☆
     ペンダント紛失事件の真犯人が雲居課長だったという部分は驚いた。そのほかの部分にはさほど驚きはない。

    〇 熱中度 ★★★★☆
     雑学知識をちりばめたり,盗作騒ぎ,ペンダント紛失騒ぎ,逆錬金術事件と,小粒ながら立て続けに事件,謎を提示して読者を引っ張る。なかなか。

    〇 インパクト ★★☆☆☆
     薄い。雑学は所詮雑学。盗作騒ぎは,印刷会社のボンボンが犯人。ペンダント紛失はGPS付の手提げ金庫のすり替え。逆錬金術事件も,切断面を見せているように見せかけるという物理トリック。トリックが弱く,インパクトに残らない。

    〇 キャラクター ★★★☆☆ 
     城ヶ崎編集長が相手役なんだろうが,登場シーンが少ない上に,カリスマ編集中っぽさがあまり描かれない。明らかに莉子より格下扱い。これに対し,園部遥菜は,能力では莉子に遠く及ばないのだが,弱さを存分に見せることで,逆に魅力的に描かれている。雲居課長,菊原琢磨などクセのある人物もいて,キャラクターはそこそこ。

    〇 読後感 ★★★★☆
     城ヶ崎編集長は改心し,園部遥菜はいいポジションに付く。読後感はよい。

    〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
     人気シリーズなので,希少価値はない。

    〇 メモ
    〇 プロローグは,ステファニー出版の編集長第1秘書である園部遥菜の視点による月刊誌イザベルのクリスマスイブ号の電子出版の発行の際のシーン。編集長の指示で,遥菜は対応に苦慮している。
    〇 課長の雲伊司が,手提げ金庫を借りに来ているシーン。第2秘書である凜田莉子の居場所を遥菜から聞かれる。
    〇 編集長の指示どおりに,記事の修正を行う。アメリカでも郵便配達の車は右ハンドルというのが決め手
    〇 菊原琢磨の小説の盗作騒ぎがあり,同人のコラムが打ち切られる。
    〇 莉子の店に,合金の鑑定の依頼がくる。氷室に科学鑑定をしてもらったところ,重さだけは金と同じの合金であることが分かる。
    〇 莉子のところに,小説の盗作疑惑がある菊原琢磨が相談にくる。
    〇 薮野実に盗作された関係で,莉子は,菊原と横畑という弁護士に相談に行く。
    〇 脱税疑惑のある会社を捜査する警察の描写。そこに,金の延べ棒ではなく合金が見つかる。
    〇 喫茶店で薮野が嗅覚のテストを行う。横畑がいかさまをする。莉子は横畑と薮野の共犯関係を暴く。
    〇 菊原は盗作の誤解が解け,ステファニー出版のコラムも継続することになる。ステファニー出版から出てきたところを,国税局調査部の人物から声を掛けられる。脱税者が金の延べ棒だと思って保管していたものが合金になっているという。
    〇 ステファニー出版には脱税の疑惑がある。合金に変わった金は,悪質な脱税者に売り込みに来られているという。莉子は,ステファニー出版に就職し,内部から調査をしてほしいと国税局調査部から依頼される。
    〇 莉子はステファニー出版に就職。第2秘書としてリモコンが壊れたエアコンを作動させたり,そうめんとひやむぎの違いをみぬくなどして活躍する。
    〇 時系列としては,ここでプロローグ部分の後につながる。クリスマスイブ号の発行を終えたステファニー出版のクリスマスパーティの描写。ここで,天王寺会長から借りたペンダントが無くなる。
    〇 ペンダント紛失事件の犯人は,いかにも怪しかった鴨立係長ではなく,雲居課長だった。
    〇 莉子はペンダント紛失事件を解決したことから,第1秘書になり、城ヶ崎編集長との関係も近いものになる。
    〇 第1秘書となった莉子は城ヶ崎と金の延べ棒の交渉の場に立ち会う。莉子は,金の延べ棒のトリックを見抜き,口座を凍結させることに成功する。
    〇 莉子は,城ヶ崎に脱税していた税金を納めるように進言し,ステファニー出版を去る。
    〇 ステファニー出版は角川に買収され,イザベルは出版を続ける。遥奈は,小笠原に「莉子は高根の花なんてものじゃないから,心して」と伝える。

  • 金塊のトリックが種明かしされたら「なーんだ」なんだけど、してやられた感がありました。今回も面白かった。

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著者プロフィール

松岡 圭祐(まつおか けいすけ)
1968年生まれの作家。1997年に出した小説デビュー作『催眠』がヒット作となりシリーズ化される。1999年の『千里眼』も人気を博し、シリーズ化。
一番著名なのは『万能鑑定士Qの事件簿』をはじめとした「Qシリーズ」で、「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」というキャッチコピーで人気を博し、映画化された。

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