万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 2016
レビュー : 172
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836482

作品紹介・あらすじ

純金が無価値の合金に変わってしまう"逆錬金術"の謎を追って、凛田莉子は有名ファッション誌のカリスマ女編集長に接近する。小説の盗作騒ぎから5億円のペンダント紛失まで、数々の事件を解決に導いた莉子の行く手に、最大の謎が出現した。沖縄・波照間島で育った無垢で天真爛漫な少女が知性を身に付け、いまやマルサにも解き明かせない秘密の真相解明に挑む。書き下ろし「Qシリーズ」第7弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ7作目。
    冒頭で莉子が大人気女性ファッション誌の編集長第二秘書として活躍している姿に驚かされます。
    万能鑑定士Qのお店はどうしちゃったんだ…?
    その疑問に答えるように、物語は少し時間を遡って語られていきます。

    小説の盗作事件に巻き込まれたかと思えば、かつて純金だったはずが価値のない合金に変わってしまった延べ棒の鑑定を依頼され。
    莉子の元に持ち込まれる個別の案件が、次第につながりはじめたあたりから、どんどん物語にのめりこんでいました。
    タイムリミットが課された聖夜の盗難事件から、畳みかけるようにクライマックスへ。
    物語の疾走感が小気味よかったです。

  • 知識本+ミステリーこれこそ私の好みの本。楽しくお勉強できて、えっえっどういうこと!それからどうなるの?と考えて頭やわらかくするボケ防止にも役に立つ。
    8巻がまた楽しみ!

    金の延棒に脱税 むふふ 

  • いつの間にか
    すっかりと
    シリーズ愛読者になってしまった・・・
    かみさんは
    カバーを見て
    なんか軽いの読んでるね・・・とのたまう
    軽い・・・という言葉に否定はできないが
    結構おもしろいんだぞ・・・
    そうやって薦めている自分がいる

  • 今回も莉子の知識と機転が光る話だった。コミックスで読んで内容は知っていたから、犯人はわかっていたんだけど、想像よりあっさり描かれていた感じ。個人的に好きな莉子のおっとりした天然な部分が控えめだった気がした。

  • 今回はマルサから依頼されての潜入捜査。宝石泥棒にはがっかりだったけど、大きな詐欺が告発できた上に、罪には問われたけどきっと気持ちは救われたであろう城ケ崎社長と新天地で元気に活動し始めるイザベルの社員達にが思い浮かんでうれしくなった。盗作騒ぎではスカッとしたな。

  • 有能で、きわめて厳しいカリスマ編集者がひきいる会社。
    すべてにおいて完璧を求められる環境で、莉子の有能ぶりがいかんなく発揮され、たのしかった。
    雑学も豊富。
    手提げ金庫紛失事件のどたばたなど、社内の話だけでおもしろかった。
    金の延べ棒の件は、疑問点があり、やや拍子抜け。

  • 純金が無価値の合金に変わってしまう“逆錬金術”の謎を追って、凛田莉子は有名ファッション誌のカリスマ女編集長に接近する。小説の盗作騒ぎから5億円のペンダント紛失まで、数々の事件を解決に導いた莉子の行く手に、最大の謎が出現した。沖縄・波照間島で育った無垢で天真爛漫な少女が知性を身に付け、いまやマルサにも解き明かせない秘密の真相解明に挑む。

  • 読書録「万能鑑定士Qの事件簿7」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p73より引用
    “「手は加えてるんだぞ。まず登場人物の名
    前を一括変換する。それから一般名詞を同義
    語に一斉変換するソフトを使うんだ。ありゃ
    便利だよ。『言語』を『言葉』、『本屋』を
    『書店』、『田んぼ』を『田園』という具合
    にさ。これで原稿はかなり印象が変わる。後
    は確認がてら語尾をちょっといじって、接続
    後の『だが』を『しかし』に変えたりして、
    一時間かそこらで出来あがりだ」”

    目次から抜粋引用
    “クリスマスイヴ
     奇妙な文芸
     マルサの男
     不動産王
     金の延べ棒”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     大きな部数を発行する女性誌、それを支え
    る意識の高い女性が締め切り間近の電子出版
    の修正に追われていた…。

     上記の引用は、盗作作家のやり方の言い分。
    デジタルデータで原稿をやり取り出来るよう
    になったらなったで、便利になった分、他の
    問題が起こっているようです。小説になるく
    らいですから、現実にも沢山このような事例
    があるのかもしれませんね。
     表向きはきらびやかで、大きな顔をしてい
    る人でも、本当のところは、誰かが受け取る
    はずのモノを掠め盗っているだけなのかも知
    れないなと、今回の話では思わされました。

    ーーーーー

  • 2015/12/19

  • 小説ならではの時系列,女性誌イザベルの秘書? というところからスタートして,金の延べ棒と合金のトリック.ペンダント盗難の事件と,楽しめました.

    コーヒー豆で嗅覚をリセットとは知らなかったなあ.

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著者プロフィール

松岡 圭祐(まつおか けいすけ)
1968年生まれの作家。1997年に出した小説デビュー作『催眠』がヒット作となりシリーズ化される。1999年の『千里眼』も人気を博し、シリーズ化。
一番著名なのは『万能鑑定士Qの事件簿』をはじめとした「Qシリーズ」で、「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」というキャッチコピーで人気を博し、映画化された。

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