万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)

著者 :
制作 : 清原 紘 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 1833
レビュー : 175
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836512

作品紹介・あらすじ

凛田莉子は3年前のことを思い出していた。「万能鑑定士Q」を開業したものの、人を疑わない天然の莉子は騙されてばかり。身につけた知識を活かせず、経営も惨憺たる有様だった。見かねた恩人・瀬戸内陸は、門外不出の思考法を莉子に授ける。それは莉子の知性を飛躍的に高め、比類なき推理力を獲得させる重要なキーだった。莉子はなぜ、難事件を解決できるほど賢くなったのか。いま全貌があきらかになる。書き下ろし「Qシリーズ」第10弾。

感想・レビュー・書評

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  • 開店直後の詐欺に遭いそうになった頃の話から小笠原君と良い仲になりそうなところまで~飯田橋に開店した店を訪ねたのは清掃業者と壺の鑑定を依頼した初めての客。動顚して変な文書に判を付き、7万円近い弁償をしてしまった。瀬戸内は論理的思考と無機的検証を課した。社印の鑑定を依頼してきた美容室チェーン経営者の母子の期待に応えたくて奮闘し、同じ頃に機会彫りで二個つくられた黄楊の印鑑の減り具合が他のものと比べて軽傷なのに気づく。弁護士は社長が目を離したすきにすり替えて同じように減るように細工していたのだ。美容室チェーンは乗っ取られようとしている。国際航路を利用したエメラルド密輸出を画策している反社会集団に顧問弁護士は手を貸しているらしいが、そのやり口は?~髪の毛を溶かす溶剤とエメラルドの屈折率が同じ・・とは!

  • 最近話題の「印鑑」の問題ですが、印鑑偽造疑惑から大事件に発展する驚愕のどんでん返しが楽しめる万能鑑定士Qの事件簿10巻はもう読みましたか? 1、2巻の続編なので、まずはそちらから、と言いたいところですが、3巻、6巻、9巻もぜひ読んでほしいですね。

  • 鑑定士として独立したばかりの莉子がどのように賢くなって今の莉子になったのかが描かれていた。美容師のお兄さんと莉子の関係がなんかこう…よかった。

  • 過去にタイムスリップした感じ。瀬戸内さんの助言もあって莉子を鑑定士というか経営者になっていくストーリーはとても面白かった。

  • 凛田莉子は3年前のことを思い出していた。「万能鑑定士Q」を開業したものの、人を疑わない天然の莉子は騙されてばかり。身につけた知識を活かせず、経営も惨憺たる有様だった。見かねた恩人・瀬戸内陸は、門外不出の思考法を莉子に授ける。それは莉子の知性を飛躍的に高め、比類なき推理力を獲得させる重要なキーだった。莉子はなぜ、難事件を解決できるほど賢くなったのか。いま全貌があきらかになる。

  • 凜田莉子の過去編ということでまだ鑑定士としても半人前な彼女を見ることができた。
    冒頭の頼りなさぶりから一転、ロジカルシンキングを身に着けてからの怒涛の展開に先が気になり、一気に読んでしまった。
    瀬戸内の葛藤もよく描写できていた。

  • 読書録「万能鑑定士Qの事件簿10」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p9より引用
    “そもそも電子マネーは、企業の提供する決
    済サービスに過ぎず、法的な通貨ではない。
    通貨価値に基づいたデジタルマネーである以
    上、インフレの影響からは逃れられない。”

    目次から抜粋引用
    “終焉
     出戻り
     打ち上げ
     証拠隠滅
     無謀なる航海”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     日本を混乱に陥れたハイパーインフレ、そ
    の原因となった重要参考人が確保された。平
    穏に戻るであろう世間にあって、しかし、主
    人公・凜田莉子は複雑な気持ちでその様子を
    見送っていた…。

     上記の引用は、ハイパーインフレ時に資産
    を電子マネーに逃がそうとしたことに対して
    の一節。管理する側がやろうと思えば、いく
    らでも数字がいじれるであろう電子マネーは、
    資産の運用先としていかがなものだろうと思
    うのですが…。今は宣伝も多く流されていま
    すが、便利な物に頼りすぎないようにしてお
    いたほうが、いいこともあるのではないかと
    思います。
     主人公が明晰な思考力を身につける、成長
    段階の話が描かれています。主人公への思い
    入れを深めるためには、読んでおきたい一話
    ではないでしょうか。主人公の師とも言える
    人物が、その思考法のコツについ解説する場
    面も書かれているので、何かの参考になるか
    も知れません。

    ーーーーー

  • 過去を振り返りつつ進められていくところが新鮮.ここから始まった! というような.

  • 2015/12/24

  • 瀬戸内陸って莉子の中で大きな存在なんだなと、改めて感じさせる一冊です。親が子を導くように、自分の詐術を見破る存在にならないだろうかひやひやしつつも導く瀬戸内店長に、罪人だけど人間味をすごく感じました。

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著者プロフィール

松岡 圭祐(まつおか けいすけ)
1968年生まれの作家。1997年に出した小説デビュー作『催眠』がヒット作となりシリーズ化される。1999年の『千里眼』も人気を博し、シリーズ化。
一番著名なのは『万能鑑定士Qの事件簿』をはじめとした「Qシリーズ」で、「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」というキャッチコピーで人気を博し、映画化された。

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