万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫 ま 26-319)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836512

感想・レビュー・書評

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  • 1巻、2巻のハイパーインフレから3年前のお話。
    瀬戸内から有機的自問自答と無機的検の2段論理の方法を授かる。

    過去の話とはいえ瀬戸内の登場はやっぱり、嬉しいです。莉子がどのように賢くなったか。一番大切なのは、どんなに絶望的な状況でも思考を止めない。袋小路に迷い込んだら、分かるところまで戻る。日々の生活にも役立ちそう。

    また、莉子と瀬戸内のコンビも見てみたいと思える作品でした。

  • 小笠原さんがいないのは寂しいけれど、“万能鑑定士”の莉子が誕生した瞬間が見れました。

  • 2015.02.05.
    小笠原は!?ってハラハラしたでござる。

  • 莉子ったら俺が黒髪ロングが好きだなんて情報どこで仕入れたんだよ(照) 瀬戸内さんは大馬鹿野郎です!大馬鹿野郎過ぎてカッコ良過ぎる!凜田先生はこれ以上なく素晴らしい恩師に出会ったと思う。この師にして、この万能鑑定士クイーンあり!あり得ないけど、瀬戸内さんが凜田先生はじめ、周りの人達に少しでも甘えれば結果は違っただろうに…只々悔やまれます。雨宮さんたら警察に内通者がいるなんて、ラスボス感満載で素晴らしいと思います!早く出所して、手始めにコーラの人ぶっ飛ばしてくだせえ。ペプシまみれとかにしてくだせえ。

  • 莉子がどうやって鋭い洞察力や鑑定眼を身につけたのか、のお話。
    第1話と2話の続きとなっているが、ハイパーインフレ事件の直後に3年前を回想している形。
    10巻なので、これまでのまとめ?って感じ。
    莉子の成長過程が分かってすっきり。
    小笠原くんが出てこなくて残念。次巻に期待。

  • 1・2巻のハイパーインフレの続編という位置づけだけど、大半は過去の回想。3年前の美容院チェーン乗っ取りに絡む事件を通して、どのようにして現在のような論理的思考と鋭い観察眼を持つに至ったかを描いている。
    正直なところ、そんなに簡単にできるようになるものじゃないとは思うけど。
    それにハイパーインフレも、政府の「まちがいでした」の宣言だけで収まるものではないと…インフレの間に法外な価格で日用品を購入するしかなかった人たちは、貯蓄も使い果たして破産したのでは?そういう人たちはどうするんだろう?とか…。
    深いことは考えず、エンターテイメントとして読むにはおもしろかった。

  • エピローグ集のような感じ。

  • 莉子が恋心に気付いたことで小笠原との関係がどうなるか? 小笠原と対面したときにドギマギする莉子の姿を楽しみにしていたのですが、何と過去回想回。
    けど、偽札騒動によるハイパーインフレがどのように終結したのか? 恩人である瀬戸内を犯人と問い詰めた苦しみからどう立ち直ったのか? 気になっていた二点が明確になったのは嬉しい。
    ドギマギする莉子の姿は次巻で楽しみたいと思います。

  • 過去編。
    時系列的には、第一話の過去と現在の間に位置する。

    前作で一回大きな山を超えて、今回で一回今までを整理。
    そして残りの二巻で締めに入るというのは分かる。

    が、「あの要素」は邪魔でしかない。
    そういうメッセージ性を入れてしまうと、一気に胡散臭くなるのだ。
    何かは言わない。言わないで分かる人間以外には、意味が無いどころか逆効果だ。

  • 振り返り編。主人公がいかに今にいたるか!

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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