万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)

著者 :
制作 : 清原 紘 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.85
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本棚登録 : 1707
レビュー : 164
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043836529

作品紹介・あらすじ

わずか5年で京都随一の有名スポットになった音隠寺。そこは、あらゆる願いがかなう儀式で知られていた。京都に赴いた凛田莉子は、住職・水無施瞬によるトリックをほぼ見抜くが、決定的証拠を握れずにいた。止められない瞬は、次の話題づくりに安倍晴明の式盤を狙う。所在不明の式盤を密かに探し、盗むつもりだ。「国宝」にたどりつくのは莉子か瞬か?かつてない敵を相手に、究極の頭脳戦が始まる。書き下ろし「Qシリーズ」第11弾。

感想・レビュー・書評

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  • 水無施という強敵が登場!
    兄弟子との対決にワクワクします。
    小笠原くんと莉子の恋愛模様も気になります。




    わずか5年で京都随一の有名スポットになった音隠寺。そこは、あらゆる願いがかなう儀式で知られていた。京都に赴いた凛田莉子は、住職・水無瀬瞬によるトリックをほぼ見抜くが、決定的証拠を握れずにいた。止められない瞬は、次の話題づくりに安倍晴明の式盤を狙う。所在不明の式盤を密かに探し、盗むつもりだ。「国宝」にたどりつくのは莉子か瞬か?かつてない敵を相手に、究極の頭脳戦が始まる。書き下ろし「Qシリーズ」第11弾。(BOOKデータベース)

  • 今回は豆知識も興味が湧かず、ちょっぴり残念。

  • わずか5年で京都随一の有名スポットになった音隠寺。そこは、あらゆる願いがかなう儀式で知られていた。京都に赴いた凛田莉子は、住職・水無施瞬によるトリックをほぼ見抜くが、決定的証拠を握れずにいた。止められない瞬は、次の話題づくりに安倍晴明の式盤を狙う。所在不明の式盤を密かに探し、盗むつもりだ。「国宝」にたどりつくのは莉子か瞬か?かつてない敵を相手に、究極の頭脳戦が始まる。

  • 師弟対決! 相変わらずトリックの仕組みがおもしろい.恋愛面も一歩進んだ感じで.

  • 瀬戸内から師事を受けた水無施瞬と莉子の勝負はどちらも実力が同程度。
    互いの考えの読みあいがとても面白かった。
    一見、悪役に見える水無施だが、親の為に寺を継いだことや売り上げを寄付していたことなど瀬戸内に行動が似ており、悪になりきれていない人物だった。
    次回以降にも莉子を助ける一人として登場してほしい人物だと感じた。

  • 読書録「万能鑑定士Qの事件簿11」3

    著者 松岡圭祐
    出版 角川文庫

    p150より引用
    “「信者の二文字を横に並べてごらん。儲か
    るって字になる」”

    目次から抜粋引用
    “祈願文
     禅問答
     四条大橋
     大仏
     観音菩薩”

     多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
    鑑定家を主人公とした、長編ミステリ小説。
     バスの中の女性がざわめく程の美男子・水
    無施瞬が、実家の寺へと帰った。両親や寺の
    様子を見て、彼が思いついたのは…。

     上記の引用は、実家の寺を立て直した若き
    住職の言葉。
    なかなか面白い事を言うなと思います。表向
    き道徳的な事を口にしていても、建物や身に
    つけている物を見れば、この言葉のように
    思っているのかも知れないな、と考えてしま
    う人が見て取れます。上手く行っていない人
    間の、やっかみかもしれませんが。
     主人公と同じ人物を師と仰ぐ強敵が出現し
    ます。ここまでのシリーズの中でも、一、二
    を争う漫画向けのエピソードなのではないで
    しょうか。主役級の登場人物も敵役も、ス
    ラッとした美形という設定は、漫画になって
    も紙面が華やかでしょうから。

    ーーーーー

  • 久しぶりに出張のお供に。相変わらず、突拍子ない設定ではありますが、なんか、謎解きとか、トリックが雑じゃないか?と思ってしまいました。
    うーん、恋愛要素がストーリーに影響するようになってきたせいかなぁ。
    2017/10/10読了

  • 2015/12/26

  • 兄弟子との対決という設定がとてもいい。瀬戸内店長に雇われていた時期が重なっていないのが残念。ラストの水無瀬さんから小笠原さんへの祈祷箱と祈祷文のプレゼントが余韻をすごく良くしています。

  • 〇 総合評価
     シリーズ11作目は,凜田莉子の兄弟子にあたる水無瀬瞬という住職との対決。水無瀬瞬も,チープグッズの瀬戸内陸から学んだ,有機的自問自答と,無機的検証という論理的思考を武器に,京都の単立の弱小寺院,「音韻時」を人気寺院に成長させていく。
     過去に入れておいたはずの祈願文で,閣僚の名前や最近結婚した有名人カップルを当てるというトリックは,ファックスを利用した物理トリック。ややチープ。安倍晴明の式盤を見つけるためのちょっとした謎解きがあるが,
    これも,ちょっとした数字パズルという感じ。そもそも,国宝といっていい安倍晴明の式盤があっさり見つかってしまうというのも,御都合主義な感じである。そのほか,水無瀬瞬が結婚したいと思っている女性を櫂麻耶ではなく,凜田莉子だと思わせる,ちょっとした叙述トリックや,櫂麻耶のマンションをお金を掛けずに改修する話などがテンポよく描かれる。
     トータルで見ると,よくできた話。それ以上でもそれ以下でもない。このシリーズにおける平均的なデキの作品。★3で。

    〇 サプライズ ★★☆☆☆
     水無瀬瞬が結婚したいと思っていた相手を,櫂麻耶ではなく凜田莉子だと誤認させる叙述トリックがある。さらっと読んでいたので騙されたのだが…サプライズはその程度。安倍晴明の式盤があっさり見つかってしまうのもサプライズと言えばサプライズだが…。★2で。

    〇 熱中度 ★★★★☆
     莉子と兄弟子に当たる水瀬瞬との対決がテンポよく描かれており,熱中度は高い。櫂麻耶のアパートをお金を掛けずにリフォームするシーンも面白い。安倍晴明の式盤をめぐる謎解きは,ややあっさりだが,テンポがよいと言えなくもない。このシリーズはどれもそうだが,最後までさらっと読める。★4で。

    〇 インパクト ★★☆☆☆
     水無瀬瞬の存在はそれなりにインパクトがある。莉子の兄弟子にふさわしく,能力が非常に高い。話としては,祈願文のトリックがファックスによる物理トリックというチープなもので,そこまでのインパクトがない。安倍晴明の式盤もあっさり見つかってしまう。インパクトという点では薄い。★2で。

    〇 キャラクター ★★★★☆
     シリーズおなじみのキャラクターに加え,水無瀬瞬というスーパーキャラが登場。櫂麻耶もかなり魅力的。キャラクターはそろっている。★4で。

    〇 読後感 ★★★★☆
     水無瀬瞬が改心するというエンディング。莉子の助けもあって告発も避けられるし,櫂麻耶とのいい感じになっているので,読後感は良好。★4で。

    〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
     人気シリーズ。希少価値はない。
     
    〇 メモ
    〇 プロローグは水無瀬瞬が実家の寺である音韻寺に帰るシーン。水無瀬瞬は,チープグッズの瀬戸内陸の教え子。水無瀬は5年で実家の音韻時を,京都一の集客力のある人気スポットにしてみせると心に誓う。
    〇 水無瀬瞬は,音韻寺の祈願文をテレビで紹介する。報道されたばかりの入閣人事が,2か月前に入れられた箱の中の祈願文に書かれていた。
    〇 ローカルテレビで紹介されてから5年後,成功した音韻寺は,旧勢力の圧力を受けている。音韻時が次に狙っているのは安倍晴明が愛用した純金の式盤だという。
    〇 凜田莉子と小笠原がヘチマ水のトラブルを解決。トリックは,水が氷になると1割体積が増えるというもの
    〇 ヘチマ水のトラブルを解決した小笠原と莉子はひょんなことから音韻寺へ。音韻寺では祈願文の公表があり,莉子は
    トリックを暴くために動く。
    〇 莉子は,祈願文は,ファックスとすり替えを使ったトリックだと推理する。
    〇 莉子と水無瀬の会話。莉子の追求を,水無瀬は交わす。そこにアパート経営について相談に女性がやってくる。
    〇 櫂麻耶という女性の相談を受け,莉子はアパート経営の再生に乗り出す。オークションサイトで1円で入札できる家具をそろえ,家具付きの物件として貸し出そうとする。
    〇 水無瀬は,安倍晴明の愛用の純金の式盤の情報を手に入れる。ここで,水無瀬が莉子との結婚を希望しているとのミスディレクションあり。実際は,櫂麻耶が結婚を希望している相手
    〇 櫂麻耶のマンションをお金を掛けずに改装する。最後は,水無瀬の協力もあって,多数の入居希望者が来る。
    〇 水無瀬と莉子と真相と短冊(または食事)を掛けての京サイコロを使ったゲーム。水無瀬が勝利。サイコロの組合せで,水無瀬が18対15の確率で勝つというトリック
    〇 水無瀬と小笠原の対決。水無瀬が鴨川に捨てた短冊を小笠原が回収する。
    〇 小笠原と莉子は,東大寺の大仏の肩に書いてあるという安倍晴明の愛用の純金の式盤の情報を得て,調査に行く。
    〇 奈良の大仏は,千葉の市原にもあった。水無瀬に続いて莉子達も確認する。
    〇 水無瀬は,安倍晴明の愛用の純金の式盤の隠し場所である地下通路に行き、そこで意識を失う。
    〇 櫂麻耶と水無瀬は付き合ており,結納も済ませていた。麻耶は祈願文を書いている人物だった。
    〇 安倍晴明の式盤が隠されているという亥趙塚神社に行き,いくつかの暗号を解いて,水無瀬を助け,安倍晴明の式盤を手に入れる。
    〇 エピローグ。水無瀬は住職を辞める。莉子の助けもあって,他の寺の住職からの告発もされなかった。

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著者プロフィール

松岡 圭祐(まつおか けいすけ)
1968年生まれの作家。1997年に出した小説デビュー作『催眠』がヒット作となりシリーズ化される。1999年の『千里眼』も人気を博し、シリーズ化。
一番著名なのは『万能鑑定士Qの事件簿』をはじめとした「Qシリーズ」で、「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」というキャッチコピーで人気を博し、映画化された。

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