- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043838011
作品紹介・あらすじ
蚊吸(かすい)豚(ぶた)による、村の繁栄を祝う脂(あぶら)祭りの夜。まだ小学生だった僕は、縁日で初めて「姉」を見る。姉は皆、体を串刺しにされ、髪と爪を振り回しながら、凶暴にうめき叫んでいた!
感想・レビュー・書評
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いやぁ〜これは、とにかく読みにくい。なんかいきなりとぶ
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不条理ホラーだ。良い意味で意味がわからないし、そもそも意味などないのかもしれないし、あるのかもしれない。
「姉」を手に入れたい執着に取り憑かれた果てに「僕」が見るものとは。表題作含めて四篇を収録した不条理ホラー短編集。 -
世界観が面白い。不気味、怖い、人間の狂気。
グロテスクな部分もあり、想像するのが恐ろしかった。
他の短編の『キューブ・ガールズ』も面白かった。でも、姉飼が1番好き。 -
「姉飼」読み終わりました。えらくグロなんだけど、主人公の心情に共感を覚える私は異常なのだろうか?
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内容紹介
選考委員への挑戦か!? 物議を醸した第十回ホラー大賞大賞受賞作文庫化!
蚊吸(かすい)豚(ぶた)による、村の繁栄を祝う脂(あぶら)祭りの夜。まだ小学生だった僕は、縁日ではじめて「姉」を見る。姉は皆、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら、凶暴にうめき叫んでいた! -
前にも書いた気がするがホラーは苦手だ
何が面白いのかさっぱりわからない
ミステリだと解かれるべき謎があり
SFだとかがくっぽい嘘というガジェットがあるが
ホラーの求めるのは生理的感覚的てきてき気持ち悪さとか違和感であって
つまりガラスや黒板を掻き毟る音であって
ゴキブリとカブトムシの違いではない
そこが理解できない
この作品も何が凄いかさっぱりわからない
日常からのズレはホラーじゃない
いわゆるひとつのだから何 -
本の表紙がインパクトあり過ぎて、肝心の中身を食ってしまっている
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姉っていう、ヒトとは独立した生き物かと思いきや、元は人間でしたという話。他3編収録。特に何てことはない物語たちでした。
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夏の角川ホラー祭。典型的な作品でしたよ。
山奥のどこかで捕らえられる、「姉」と呼ばれる人間の女性によく似た凶暴な動物を、半死半生のまま飼育する。これを一度経験すると、破産するまで書い続けてしまうのだが…。
90年代以降、「好きな小説は江戸川乱歩の『蟲』」というタイプの、よくある作家の一人。悪趣味でドロドロ、常に血が滴っているような情景に加え、既存の言葉に新しい概念をくっつけるという、悪く言えば学生っぽい青臭い作品だ。
短編集なので4作収められているが、ジャングルジムが自分の意志で動くファンタジーっぽい作品があったりして、バラエティには富んでいる。ただ、あんまり刺さるポイントがなかったかな。角川ホラーによくあるタイプだが「自分の嫌いなものを気持ち悪く書きました」というものだ。
その中で個人的には、今っぽさのある「キューブ・ガールズ」が良かったな。へんに「日本の田舎の気味悪さ」を書くより、現代の嘘くささから怖さにつなげるストーリーのほうが、スタイル的にも映えると思う。 -
いまいちかな。