壊れた少女を拾ったので (角川ホラー文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043838028

感想・レビュー・書評

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  • この世界観はたまらないですね、好きな人には。タイトルが素敵、センス抜群。ただ個人的にもうちょっとバイオレンスがあるといいかなぁ。

  • 2017.2.20読了 18冊目

  • 佳作。

  • 表題作と『弁頭屋』期待しててんけど、ちょっと違った。世界観がぶっ飛びすぎてて戸惑った。
    個人的には『姉飼』の方が好きかなぁ。

  • 『姉飼』と同時期に購入し、どちらも、もぅ何度も再読している短編集。
    特に新たな発見があるというタイプの作品ではないが、この世界観に浸りたくて、読み返すといった感じ。
    では、収録順に簡単な感想を……。
    弁頭屋
    自衛隊、戦争してます。首都はテロが頻発してます。顔見知りの生首には弁当が入ってます。しかし内容は、ある(偏)愛の形。
    赤ヒ月
    カニバリズムの話。スプラッターというよりはゴア。それでも、かなり特殊なエロスの世界ともいえる。
    カデンツァ
    コミカルな設定を大真面目に書ききってる。『姉飼』の「ジャングル・ジム」の発展系かな?展開、オチはコチラの方がホラー度薄め。
    壊れた少女を拾ったので
    多重人格?ループ?スッキリと結論づけられるタイプではない。田舎町を舞台に、昭和的なテイストがする世界観も大好き。
    桃色遊戯
    タイトルとともに、映像イメージするとポップな感じがするが、とんでもない形での終末の話。自分も最後は缶ビール……。いや、ウィスキーのポケット瓶かな?
    五編とも方向性は全く異なるモノである。そして、どれも、「あり得ない」で済ませてしまう方々には向かないでしょう。
    実は、『姉飼』『壊れた少女を拾ったので』この二冊が、自分にとってのコチラの世界の入口でした。

  • さも普通の出来事のように狂った世界を書くのがすごい

  • 第10回日本ホラー小説大賞受賞作である「姉飼」が好みだったので手に取った。
    端的に言えば、残念な感じだった。
    解説で日下三蔵という方が、この著者の作品の怖さの秘訣を「作品世界のレベルがつかめない不安感」にあると述べているが、共感できなかった。
    むしろ、分かり易すぎて拍子抜け的な感じだ。

    実を言えば、「姉飼」にしたって、姉+麻薬(アンナカではなく…時事ネタ 苦笑)類似の図式は非常に分かり易かったものの、敢えてその組み合わせの妙に騙されてみようと思えたから楽しめたのだ。

    怖さというのが、先のわからない不安、に根ざすものだというのはよく認識しているが、そのわからなさというところを、どのように読者に提供できるかが作者の腕の見せ所なのだろうと思う。

    その意味では、どっかで読んだ残虐描写、人格分離という発想は、手垢にまみれていてとても意外性を感じさせられるものではないように思った。

    他に、以下4作品収録
    弁頭屋
    赤ヒ月
    カデンツァ
    桃色遊戯

    2014.5.16読了

  • 短編集です。どれも素晴らしい。
    私はこちらを先に読みましたが、同著者の『弁頭屋』改題なので同じものを買わないように注意です。
    いやもう全編に渡っておかしい。異常なのに平常心なんです。姉飼から完全にぶれてない。
    狂気に満ちているのにも拘らず、違和感を抱くこちらがおかしいのではないかと思わせるのには見事としか言いようがありません。

    ・弁頭屋
     人の頭にお弁当を詰めて売るって発想がチャーミングです。グロいのに笑っちゃう。人を好きな気持ちなんかはごく普通なのに、何故普通に人の頭からごはんを食べるの?もう最高。

    ・赤ヒ月
     えろい。わけわかんないけど淫靡なのはわかる。はあんぐろいよお。真剣に読むととろけちゃいそうです。

    ・カデンツァ
     異常な恋愛小説。家電と人間が恋して、子供産んで、普通に生活してる。世界観がおもしろいし、家電の描き方も上手い。これを推してビブリオバトルに出ました。

    ・壊れた少女を拾ったので
     理解できない。でもなんか綺麗。正直これが表題作になってしまったのはタイトルのインパクトだけだと思います。

    ・桃色遊戯
     こういったSFなら好きです。世界の終わりを描いた美しい絶望の物語。ぞわぞわしてきて気持ち悪いです。

  • 狂った設定の世界を描きながらしれっとそれをそう在るものとして扱い、なおかつそこに詩情や叙情さえ描きだしてしまうさまはなんだか奇術めいて。なんでこの設定でこんなん描いてるのにしみじみ感じちゃうんだ、という奇妙な引き込まれ方をする短編集だった。家電と不倫して子供まで作っちゃう『カデンツァ』あたりは映像化してみたらひたすら笑えると思う。

  • グロテスクな内容を多く含む短編集。

    【目次】
    ・弁頭屋
    ・赤ヒ月
    ・カデンツァ
    ・壊れた少女を拾ったので
    ・桃色遊戯

    個人的には「赤ヒ月」が一番好き。

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