戦争大臣 II 天鵞絨の死 (角川ホラー文庫 え 2-5)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043838059

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「戦争大臣2」2

    著者 遠藤徹
    出版 角川ホラー文庫

    p180より引用
    “家なんて、要するに屋根と壁と床があれば
    基本的にはOKなわけだからな。俺たちが普段
    暮らしてる家は、土地とか、重い建材とかに
    縛られててとても不自由なんだ。”

    目次から抜粋引用
    “獣の徴
     悪魔
     リゾート・アイランド
     五本の杭
     暴走”

     苦境を押し付けられた国の復讐を描いた、
    ダークファンタジー。
     演壇にて群衆に語りかける戦争大臣、いつ
    もと同じように周囲に護衛を付けているが、
    この時は少し様子が違っていた…。

     上記の引用は、簡易住居を持ち歩いている
    人物の台詞。
    自由に生きたい人ならば、そのような移動生
    活に憧れるでしょう。ただ、今の世界の人口
    で、皆が皆そういう生活を始めたら、食傷不
    足で、争いがより一層起こってしまいそうで
    す。
     時系列が行ったり来たりするので、気を付
    けていないと混乱するかも知れません。
     PCで18禁のエロゲーにしたら、売れそうな
    気がする作品です。暴力表現的にも、性表現
    的にも。

    ーーーーー

  • 2011.04.23購入。
    前作で設定がはっきりしたので、今作は話に集中できた。
    内容はラノベ系。可もなく不可もなくといった感じ。つまらなくはないけれど、特別おもしろくもない。設定は面白いと思うのだけど、壮大な設定のわりに、小さく纏まりすぎてるような気がする。

  • シドの傍らにいる猫が気になる。
    登場人物が多く、能力と殲滅歴の名前と現代の名前がごちゃってきたw
    次作で終わるらしいし、1から読み直した方がいいかも。
    オニモンって妹の島だったよな。

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著者プロフィール

遠藤 徹(えんどう とおる)
1961年神戸市生まれ。同志社大学グローバル地域文化学部教授。研究テーマはプラスチック、モンスター等多岐にわたり、以下のような評論・研究書を著している。『溶解論 ―不定形のエロス―』『プラスチックの文化史 ―可塑性物質の神話学―』(ともに水声社)、『ポスト・ヒューマン・ボディーズ』(青弓社)、『ケミカル・メタモルフォーシス』(河出書房新社)、『スーパーマンの誕生 ―KKK・自警主義・優生学―』『バットマンの死 ―ポスト9.11 のアメリカ社会とスーパーヒーロー―』(ともに新評論)など。
また小説家としても活躍し、「姉飼」で第10回日本ホラー小説大賞を受賞、「麝香猫」で第35回川端康成文学賞候補となる。主な作品集に以下のものがある。『姉飼』『壊れた少女を拾ったので』『おがみむし』『戦争大臣』(以上、角川ホラー文庫)、『ネル』(早川書房)、『むかでろりん』(集英社)、『贄の王』(未知谷)など。最新刊は本書と同時刊行の『七福神戦争』(五月書房新社)。

「2018年 『七福神戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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