ひだり (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 61
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043843039

作品紹介・あらすじ

比陀理神社では、巫女のアルバイトをしていた短大生が怪死し、ジョギング中の男が突然死する事件が相次いだ。この神社には、「鳥居は必ず右足からまたぐべし」という掟があったのだ。比陀理中学に転校してきた言美は、この町では校庭の陸上トラックも路線バスもなぜか右回りであることを不思議に思い、その由来を調べ始める。どうやら、この町では「左」が封印されているらしい。そして、血塗られた町の歴史が新たな惨劇を呼ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 校庭のトラックを右回りで走ったり、バスの路線を右回りにしたりして
    「ひだり」を禁忌にしている割には町の名前は堂々と「比陀理」なんですね。
    お父さんの「左(ひだり)」に関する解釈は面白かったのですが
    ネットで得た知識を無理矢理つなぎ合せている感じで、
    ところどころで釈然としないものがありました。

    また「アカアカ」「美樹おばさん」「ミヨー」「ミショー」などの
    微妙なネーミングセンスが最後まで違和感を残しました。
    普通に名前でよかったのでは…

  • 最初の方は好きやけど途中から違う作品のようなイヤな感じの怖さになった。目に見えない「ひだり」の怖さが薄れるぐらい、人間の嫌な部分、エゴの怖さみたいなんに変わった気がするので何か違うなぁと感じてしまった。うーん、最後の方はゴジラを応援する気持ちに近いかも。 ところで八神宇鏡って誰ですか?これだけじゃあ能力が分からん。見る力は有るようやけど被害者は続くから結局トンチンカンにしか思えん・・・。

  • 借本。

  • シャーリー・ジャクスン「くじ」を思い出した。くじでは理由が全くわからないための不条理な恐怖だけど、こちらは延々と因果関係を描く日本的で陰湿な恐怖。主人公が死に至るシーンは陰惨極まりないが、その後の復讐譚である意味爽快な終わり方に。ただ、前半を引っ張るわりに復讐譚はやや性急で雑な感が否めない。

  • 表紙気味悪すぎ。表紙を上に向けて置けなかった。なんかまあ、顔のどちら側かが引きつる様な感覚はたまにあるので、そこら辺と合わせてなんともイヤーな感じが。八神宇鏡とかいう作品自体をファンタジーにしてしまいかねないキャラは登場させない方が良かったんじゃないの?最後、怪異を見逃してしまうあたりからして無能。一体なんの為に登場したのと言いたくなる。後、韓国人のチェロ弾きもいらんだろ。こいつらひょっとしてシリーズキャラなの?流石に中学生でも結界ぐらい知ってるんじゃ……。

  • 町の雰囲気を含め、好きな作品

  • 2010/10/12読了。

  • 冒頭から怖い。中盤の盛り上がりも怖いしラストも怖い。「ひだり」という言葉が出てくるたびに怖く、とにかく最初から最後まで全部怖い! 左を見るのが怖くなってしまうような作品です。それでもがんがん一気読み。
    こういうホラーに儀式ってのは付き物ですが。この儀式は悪辣すぎるなあ。こんなのが本当にありませんように。とはいえ、あんなことで誤魔化されていっときにせよ治まってしまう比陀理媛って、案外と素直で可愛いかも……(笑)。

  • 会社の先輩に借りた本

    途中まで面白かったのに、最後の方が、、、、

    まぁでもとりあえず左側は怖いです。。。

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著者プロフィール

1960年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でデビュー、97年『百鬼譚の夜』(出版芸術社)で本格デビューし、幻想小説、ミステリー、ホラーなど多岐にわたる分野の作品を次々に発表する。近年は時代小説に力を入れ、人情ゆたかな世界を描き続けている。「小料理のどか屋 人情帖」「南蛮おたね夢料理」「大江戸隠密おもかげ堂」「包丁人八州廻り」「大江戸秘脚便」など各シリーズがある。

「2018年 『八丁堀の忍』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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