さかさ (角川ホラー文庫)

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  • 角川書店 (2010年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784043843046

作品紹介・あらすじ

都内各地で首がさかさになった奇妙な人形が発見され、その周りでは必ず凶事が起こる。聖域修復師・八神宇鏡はこれが何者かによる霊的テロリズムであると察知し、八百万の神を背負って戦いを挑む。

みんなの感想まとめ

恐怖と呪いが渦巻く壮大なスケールのホラーが展開され、読者を引き込む物語が描かれています。首がさかさになった人形が発見され、その周囲で凶事が続発する中、聖域修復師・八神宇鏡が霊的テロリズムに立ち向かう姿...

感想・レビュー・書評

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  •  日本各地で起きる凄惨な事件、現場に残された頭部がさかさになった人形、日本滅亡を目論む霊的テロリスト集団VS八百万の神を背負う聖域修復師・八神宇鏡など壮大なスケールで描かれる最終決戦や目を背けたくなるスプラッタシーン、黒幕が抱く怨嗟の深さが如実に描写されていて面白かった。

  • 文章が非常に読みやすい。
    出だしの掴みもすばらしかった。

    顔が逆さについている状態を
    想像するのが難しく、読んでる最中につい顔を傾けてしまう自分が
    少しこわかったがこれも作者の狙いだろうか?

    首が逆さについている状態を頭の中で描くには
    普通のホラー小説を読んでいる時と違ってかなりの時間がかかった。
    それに相まってゆっくり殺されていく被害者の
    時間の長さ、苦痛が読書中の疲労感をさらに高めていった。

    人形量産体勢に入ってからは不気味さや怖さは
    八百万の神と一緒に何もかも消えてしまった。

    怖さを求める視点で言うと、さかさのアイデアはすごく好きだったのだが後半は現実から剥離した井上雅彦の戦いの世界をみているようで興ざめになってしまった。

  • 不思議と場面がリアルにイメージできる怖さがありました。

  • 聖域修復師シリーズ。今回もまた、恐怖と呪わしさ全開の物語です。霊的テロリズム、というかなり壮大なスケールのホラーで、惨劇も壮大。何の前触れもなく、いきなり「さかさになる」というのも怖い。でもこういう予想だにつかない事件が現実に起こる今日この頃としては、こんな霊的爆弾がどこかにあるのでは?と勘繰ってしまいますね。
    でもラストにはなんだかしんみりしました。今度こそ、幸せに生きられると良いのですが。

  • 今回の倉阪センセはガッツリのスプラッターな
    血みどろのホラー。その描写って必要??ってくらいに
    グチャグチャやりたい放題です。まぁ、ホラー文庫での
    発売だからいいんですけどね...。
    女魔術師による日本壊滅に向けた霊的テロリズムって
    設定がすでにトンでも系ですが、その魔術師に対抗する
    孤高の聖域修復師「八神」との対決シーンも相当な
    眉唾なバトル。エログロなスプラッターな劇画の
    原作的な一冊。
    こういう倉阪センセも好きです。
    でもまたいつか「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
    みたいな最高のバカミスも書いてね!

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著者プロフィール

1960年、三重県生まれ。
早稲田大学在学中に幻想文学会に参加、分科会の幻想短歌会を主宰。
1987年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でささやかにデビュー。
1989年、第一歌集『日蝕の鷹、月蝕の蛇』(同上)を刊行。
平成とともに俳句に転向、「豈」同人。句集に『アンドロイド情歌』『悪魔の句集』『怪奇館』など。俳句関連書に『怖い俳句』『元気が出る俳句』『猫俳句パラダイス』などがある。
1998年より専業作家。ホラー、ミステリー、幻想小説など多彩な作品を発表。近年は時代小説の文庫書き下ろしを多く手がけ、オリジナル著書数は130冊を超える。
趣味はマラソン、トライアスロン、囲碁・将棋、油絵、鉄道など。

ホームページ「weird world 3 倉阪鬼一郎の怪しい世界」
http://krany.jugem.jp/

「2017年 『世界の終わり/始まり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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