時効警察 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043844012

作品紹介・あらすじ

「事件はもう時効ですから。僕がこの件を口外することは一切ありません-」時効を迎えた事件の真相を、単なる趣味で調べる総武警察署時効管理課の霧山修一朗と、署内の面々。彼らが繰り出す、クセになる笑い満載の大ヒットドラマ『時効警察』の魅力を凝縮!「嘘をつくと髪形が変わる」「日曜にメガネをかけるのはイギリス人っぽい」など、妙に説得力のある小ネタも味がある。巻末に若松了の書下ろし短編も収録。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった!ドラマを見ていたつもりが、わたしが見ていたのは続編の「帰ってきた時効警察」だったらしく、お初のお話ばかりでした。でも雰囲気は充分つたわったし、小ネタや独特の間がとても小説を読んでるというか、映像がはっきり見えるようでした☆続編の小説もあるみたいなので絶対読みたいです(・ω<)☆

  • ドラマから入って読みました
    ドラマファンなら楽しめますね
    ドラマの配役のイメージで読みました

  • ドラマのノベライズ。ドラマファンなら楽しめる。

  • 「時効警察」
    12年ぶり復活!
    2019年、同キャストでドラマ放送されることが発表!この機会に脚本を読み直しては?

  • 「やっぱ、日曜日に眼鏡をかけるっていうのは、どうもなぁ…イギリス人じゃないんだから」

    『鴨がネギを背負ってるどころか、出汁に浸かって火まで点けて待っている状態だ。これを逃す手はない。』

    「どっか影があるっていうか…女性は影があったほうが魅力的だって言うけどね」
    「すいませんね。影がなくて」
    「あ、いやいや…君に影がないからといって、責めてるわけじゃないよ」

    「ここを真っ直ぐ行って、上手にフレームインして、最初の信号をキューにして、下手の大きなビルなめに、少し食われた感のある小さなビルから、ショットのアオリで、三階をバミって下さい」

    「バレてしまった罪より、バレなかった罪は、一生を懸けて償わなきゃいけないんだよ。君たちもそうなりたいの? …バレるから罪じゃない。バレない罪こそ、背負う罪なんだよ」

    「一本十五円のバナナって、それいつの話ですか?」
    「っつーか、哀れになるね。サンマ買おうと思ったら三十円足りないって…」
    「子供でしょ…魚屋さんもそのくらい、まけてあげればいいんですよね」
    「意外と、ヒゲボウボウのおっさんかもしれませんよ。四十がらみの」
    「でも、"太郎くん"ですよ。くん付けですよ? 子供でしょう」
    「七十歳くらいの視点から見た問題かもよ」
    「ああ、七十歳から見ればねぇ…」
    「そっか、四十がらみなんか、まだまだ子供ですね」

    「ねぇ、リチャード…なんでイギリスの人は、日曜日に眼鏡をかけるの?」
    「だって、日曜日にかけとけば、月曜日にかけなくて済むでしょう?」
    「あ〜、そういうことだったんですかぁ」
    「なるほど〜、やっと謎が解けましたわ」
    「いやいやいやいや…」

    「世間的には、もうすぐ春だけどね、ヤクザには春が来ないのよ…やっぱ、春売らせてるから春が来ないのかね。どう思う?」

    「いや、本物ですよ」
    「疑いは、信頼の燃料だよ」
    「説得されませんよ…で?」

  • 1月10日 110番の日

  • 時効になった事件について、趣味で捜査をし始める主人公。
    そんな彼に心を寄せる同僚、と課の人達の話。

    ドラマでやっていたものを小説に、という状態?
    9話分入っていますが、最期の最後まで…。
    話としては、すべて1話完結、になっているので
    非常に読みやすいです。
    が、こんな人達が本当に警察にいたのなら
    税金返して下さい、という感じです。

    コミカルな感じで、映像で見たら面白かったかと。
    文章で読むと、何だかキャラが濃すぎる気がします。

  • 2016/04/10読了

    ドラマは見ていないけれど映像を見たらきっと面白いのだろうな...
    文章では理解しにくいところもあったし、ベースはドラマの脚本なので致し方なし。
    理解しにくいところもあったけれど面白かったように思う。
    探偵ものとしてトリックはわかりやすいも、登場人物や主人公たちの職や立場はよくわからなかったし(リアリティとして考えてはならないのだろう)
    印象としてははやみねかおるさんの作品に風味が近いなあと思った。
    ドラマの印象とこれは違うものであろう。別物なのでまた作品を見てみよう。

  • ドラマは見ていないけど、それでも面白かった。巻末の書き下ろし短編(?)だけは理解不可能だった。

  • ドラマ全部見たが、ほぼ忘れてしまった。よって、新鮮なものとして楽しめた。複数作者の連作なので、ネタの統一感がないな。

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著者プロフィール

1961年神奈川県出身。大学在学中から放送作家として活動し、「ダウンタウンのごっつええ感じ」「タモリ倶楽部」などのバラエティ番組を手がけ確固たる地位を築く。『イン・ザ・プール』で長編映画監督デビュー。
『亀は意外と速く泳ぐ』『ダメジン』『図鑑に載ってない虫』『転々』『インスタント沼』『俺俺』『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』などを監督。
テレビドラマでも「時効警察」シリーズを筆頭に「熱海の捜査官」など、オリジナリティあふれる作品を作り出し、熱狂的なファンを持つ。

「2022年 『小説 大怪獣のあとしまつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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