テロリストのパラソル (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.82
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本棚登録 : 979
レビュー : 147
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043847013

作品紹介・あらすじ

新宿に店を構えるバーテンの島村。ある日、島村の目の前で犠牲者19人の爆弾テロが起こる。現場から逃げ出した島村だったが、その時置き忘れてきたウイスキー瓶には、彼の指紋がくっきりと残されていた……。

感想・レビュー・書評

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  • 2016.0214
    最後まで楽しめたが、中盤位までが特に面白かった!
    たくさんの登場人物で若干混乱したが、人物を書くのが上手いのでよい。

    主人公とヤクザの浅井のキャラが秀逸!

    しかし、乱歩賞と直樹賞のW受賞はサービス良すぎる気がした。

  • <あらすじ>
    ある土曜の朝、アル中のバーテン・島村は、新宿の公園で一日の最初のウイスキーを口にしていた。その時、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。死傷者五十人以上。島村は現場から逃げ出すが、指紋の付いたウイスキー瓶を残してしまう。テロの犠牲者の中には、二十二年も音信不通の大学時代の友人が含まれていた。島村は容疑者として追われながらも、事件の真相に迫ろうとする――。小説史上に燦然と輝く、唯一の乱歩賞&直木賞ダブル受賞作!

  • 史上唯一の、直木賞&江戸川乱歩賞ダブル受賞作!
    新宿に店を構えるバーテンの島村。ある日、島崎の目の前で犠牲者55人の爆弾テロが起こる。現場から逃げ出した島村だったが、その時置き忘れてきたウイスキー瓶には彼の指紋がくっきりと残されていた……。

    エンターテイメント性が強い作品。キャラクターがそれぞれ個性があって面白い。多少ご都合主義ではあるかなと思うけれどそれがまた良い。テンポが良いのでスラスラ読めました。
    島村はアル中でのらりくらり生きているが、かっこいいおっさん。頭のキレはずば抜けている。浅井も仁義を大切にするかっこいいおっさん。この二人のタッグが何とも言えないくらいスカッとする。
    番外編で浅井の警察官時代と菊池、桑野、園堂の1969年時代の話を書いてほしいなと思う。
    著者の方は早くに亡くなられているので非常に残念です。

  • 登場人物達がとても密接に絡み合い、様々な偶然と思惑、嘘が物語を構成していて、面白いハードボイルド作品でした。
    まあ、オチというか犯人と結末は当初の予想通りだったかなぁと。

    学生運動に関わる当時の主義、熱気なんてものは当事者でないとわからないだろうと思うけど、この作品を読んで改めてその辺を勉強したいとも思った。

  • 2013/07/19読了。帯の「ラストが驚愕!」っていう宣伝文句に惹かれて購入。解説を読んでから、江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞作品だということを知りました。
    主人公は元全共闘で元ボクサーでインテリなアル中のバーテン。細々とした生活が、白昼の新宿中央公園で起こった爆発により一転する。ハードボイルドなミステリ。
    物語としては爆発の謎を追うというシンプルな構造ながら、変わった経歴の主人公はもちろん、周辺に登場するやくざやホームレスなどのキャラクターが魅力的。ラストは確かに驚愕でしたが、そこに至るまでもじゅうぶんに面白いです。
    事件の真相が見えてくるあたりで、本のタイトルに繋がる一文が出てきますが、そこを読んだ時は鳥肌でした。

  • 2018年12月2日読了。

    374ページ。

    藤原伊織、どうして亡くなったのでしょうか?

    シリウスの星以来だが、文句なしで面白い。
    江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞作だからというわけではないが、面白い。

    解説にもあるが、藤原伊織の小説は安っぽい濡れ場がないので心地よい。

  • アル中の雇われバーテンダーな主人公はある日公園で爆弾テロに巻き込まれる。
    そこで自分以外にも巻き込まれた昔の恋人だった女性。
    謎が謎を呼んで自分の過去と絡み合っていく。

    このダークヒーローが何故かかっこよく感じてきてしまう。
    アル中の元ボクサー崩れの40代なのに。
    タイトルのパラソルはそこからきたのかと納得してしまった。

  • 作者、東大出。バーテンダーは自己投影。博打にのめり込み、食道癌で59歳没。

  • ある土曜の朝、アル中のバーテン・島村は、新宿の公園で一日の最初のウイスキーを口にしていた。その時、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。死傷者五十人以上。島村は現場から逃げ出すが、指紋の付いたウイスキー瓶を残してしまう。テロの犠牲者の中には、二十二年も音信不通の大学時代の友人が含まれていた。島村は容疑者として追われながらも、事件の真相に迫ろうとするー。

  • ややこしい物語
    でもわかりやすいストーリーの展開
    30/3/17

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