テロリストのパラソル (角川文庫)

著者 : 藤原伊織
  • 角川書店 (2007年5月1日発売)
3.82
  • (104)
  • (168)
  • (148)
  • (12)
  • (4)
  • 本棚登録 :922
  • レビュー :142
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043847013

テロリストのパラソル (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 2016.0214
    最後まで楽しめたが、中盤位までが特に面白かった!
    たくさんの登場人物で若干混乱したが、人物を書くのが上手いのでよい。

    主人公とヤクザの浅井のキャラが秀逸!

    しかし、乱歩賞と直樹賞のW受賞はサービス良すぎる気がした。

  • 何かの記事で 江戸川乱歩賞と直木賞を同時受賞した作品は 小説界においてこの1冊のみ!と知り
    読んでみたくなりました。

    1969年の東大安田講堂事件の頃の事件が発端で、
    その20年後に起きた事件で 主人公の運命の歯車が
    大きく動き出すのでした。

    この本の発行日が1995年。もう20年も前のこと。
    安田講堂事件からは 45年が経過。
    内容に若干の「古さ」を感じます。

    主人公の島村が 事件に巻き込まれていく様子は、
    息をもつかせぬ展開でぐいぐい読まされてしまいますが
    登場人物の 元同棲相手の娘の話し方に超・違和感。

    それが初対面の父親ほど年の離れた男性に対する物言い、態度か??と読んでてイライラさせられます。

    後半ネタばらしのくだりは、
    島村の友人の告白なのですが。

    その友人が歩んで来た半生がすご過ぎて
    少々荒っぽいというか 辻褄合わせ的な印象。

    なぜテロリストのパラソルなのか、というタイトルの
    エピソードが秀逸♪

    取り立てて感動したわけではないので★3つ

  • 史上唯一の、直木賞&江戸川乱歩賞ダブル受賞作!
    新宿に店を構えるバーテンの島村。ある日、島崎の目の前で犠牲者55人の爆弾テロが起こる。現場から逃げ出した島村だったが、その時置き忘れてきたウイスキー瓶には彼の指紋がくっきりと残されていた……。

    エンターテイメント性が強い作品。キャラクターがそれぞれ個性があって面白い。多少ご都合主義ではあるかなと思うけれどそれがまた良い。テンポが良いのでスラスラ読めました。
    島村はアル中でのらりくらり生きているが、かっこいいおっさん。頭のキレはずば抜けている。浅井も仁義を大切にするかっこいいおっさん。この二人のタッグが何とも言えないくらいスカッとする。
    番外編で浅井の警察官時代と菊池、桑野、園堂の1969年時代の話を書いてほしいなと思う。
    著者の方は早くに亡くなられているので非常に残念です。

  • 登場人物達がとても密接に絡み合い、様々な偶然と思惑、嘘が物語を構成していて、面白いハードボイルド作品でした。
    まあ、オチというか犯人と結末は当初の予想通りだったかなぁと。

    学生運動に関わる当時の主義、熱気なんてものは当事者でないとわからないだろうと思うけど、この作品を読んで改めてその辺を勉強したいとも思った。

  • 2013/07/19読了。帯の「ラストが驚愕!」っていう宣伝文句に惹かれて購入。解説を読んでから、江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞作品だということを知りました。
    主人公は元全共闘で元ボクサーでインテリなアル中のバーテン。細々とした生活が、白昼の新宿中央公園で起こった爆発により一転する。ハードボイルドなミステリ。
    物語としては爆発の謎を追うというシンプルな構造ながら、変わった経歴の主人公はもちろん、周辺に登場するやくざやホームレスなどのキャラクターが魅力的。ラストは確かに驚愕でしたが、そこに至るまでもじゅうぶんに面白いです。
    事件の真相が見えてくるあたりで、本のタイトルに繋がる一文が出てきますが、そこを読んだ時は鳥肌でした。

  • ややこしい物語
    でもわかりやすいストーリーの展開
    30/3/17

  • 登場人物の数や物語のスケールの大きさに対して、少しページ数が足りていないように感じた。そのため、人物相関図が徐々に明かされていっても誰が誰だか理解しづらく、物語全体を通して淡々と展開されている印象を受けた。
    また、犯人は確かに意外な人物だったが、ミスリーディングのようなものもなく推理する流れでもなかったので、あまり驚くことはなかった。そもそもどんでん返しや驚愕な結末をテーマにしている作品ではないと思うので仕方ない気もするが。テーマといえば、読み終わったときにタイトルが歪んでしまった犯人を表しているとわかり、詩的で素敵だと思えた。
    浅井や塔子など魅力的な人物はいたので、もう少し肉付けしてくれれば自分好みの小説になっていたかもしれない。

  • 評価は3.

    第114回(平成7年度下半期) 直木賞受賞
    第41回(1995年) 江戸川乱歩賞受賞

    内容(BOOKデーターベース)
    史上唯一の、直木賞&江戸川乱歩賞ダブル受賞作!
    新宿に店を構えるバーテンの島崎。ある日、島崎の目の前で犠牲者55人の爆弾テロが起こる。現場から逃げ出した島崎だったが、その時置き忘れてきたウイスキー瓶には彼の指紋がくっきりと残されていた……。

  • 終わりに近づくに連れ、東野圭吾の「容疑者Xの献身」にどことなく似ている気がした。時折うなるような渋い表現が出て来たり、普段感じている言葉にできない思いが文字で形どられていて、ため息の出る作品だった。

  • 2017.6

全142件中 1 - 10件を表示

テロリストのパラソル (角川文庫)のその他の作品

藤原伊織の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

テロリストのパラソル (角川文庫)に関連する談話室の質問

テロリストのパラソル (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする