グラスホッパー (角川文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043849017

感想・レビュー・書評

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  • 続編のマリアビートルを再読するにあたり、より楽しむためにこちらも再読。
    そうそう初めて読んだ時面食らったんだった。殺し屋ばかり普通に出てきて。
    妻を殺された夫が復讐のため犯人の父親が経営する会社で働き始める。怪しい物を売っている事も承知で復讐の機会を伺うも、目の前で復讐を横取りされる。標的がいきなり走る車の前に飛び出したのだ。誰かに押されるようにして。押し屋だ。駅のホームや道で押して轢かせる押し屋。その後も殺し屋は続く。ナイフで仕留める者もいれば毒を使う者。相手を自殺に追い込む者まで多種多様。かなり普通に殺し屋やそれを派遣する者依頼する者。
    伊坂さんの頭の中はどうなっているのか。きっと面白いことになっているんだろう。
    楽しく読めた。
    復讐って横取りされるものなの?

  • 間違いなく伊坂幸太郎さんにしか書き得ない予測不能でクレージーな殺し屋小説の超異色作。私にとって正直読むのが怖くて長らく躊躇っていた本書ですが、結果は相当にダークな内容ながらも殺人シーンに耐えて何とか遣り過ごすと読後はしみじみとした満足感に満たされましたね。伊坂さんの悪党小説にはイカレタおふざけと非情でシリアスな哀しみが同居していますよね。鯨の前に現れる亡霊達は皆生前よりご陽気ですし蝉は愚か者だけど何となく憎めませんね。冷静な槿は飛びバッタの減少に黙々と励み強運な鈴木は今も何処かで頑張っている事でしょうね。

  • 鈴木・鯨・蝉の3人視点から物語を紡ぐ手法は、とてもバランスが取れていて展開やテンポも話の纏まりも抜群なんですが…。復讐者と殺し屋、他も非合法な登場人物ばかりで心情的な共感が得にくい。ハードボイルドと言うよりアウトローです。この著者が3人視点で医療モノとか描けば凄い作品ができるのではなかろうか

  • 読みやすかったけど内容はあまり深くなかった。シリーズ物なので他のものも読んでみようと思った。

  • 設定が興味深く読んで見たけれど、正直ストーリーがうまく収まっていない気がした。
    特に大きな衝撃もなかった。

  • 個人的に鯨が好き

  • 初めましての作家さん。 ハードボイルドな作品。 嫌いじゃない。 鈴木さんと槿の(疑似)家族の場面は殺伐とした物語の中でもなんだか暖かい。それゆえに槿が本当に実在する人物なのかどうなのかわからなくなる??? だからラスト、うやむやなままなのはちょっともやもやするけどでもきっと、それがまたこの作品の良さなんだろう。 鯨に惑わされてもちゃんと「生」の世界に戻ってこれた鈴木さん。だって、私は彼の事、嫌いじゃないよ。

  • 『AX』を借りたら、「殺し屋さん業界」シリーズが過去に2作あったと知り、あわててこちらへ。
    電車に乗っていてふと、もしかして隣の人がこの稼業の人だったりして。それとも雑踏に紛れてこういう人たちが実在するんじゃないか、などと思ってしまいました。
    疾走感あふれる展開で、エンタメとして通勤のおともに読んでいて楽しかったです。

  • 単純に面白かった。
    もちろんフィクションだが、ほんとうにいそうな、鯨や蝉。劇団が特に意表をつく。

  • 殺し屋に自殺屋に押し屋に、、
    物騒に次ぐ物騒。

    こんな恐ろしい業界の話なのに登場人物のキャラは
    嫌いになれないのが伊坂さんだなぁと。
    鯨に蝉に槿に鈴木。
    みんなかわいそうで、みんな憎めない。

    それぞれの視点で話が進んで、
    少しずつ近づき最後には交わる。
    その展開はおもしろいのに
    内容が暗いからどう収束するのか
    最後まで読めなかった。。

    寺原の死はあっけなかったかも。

    生きてるみたいに生きたいもんだ。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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