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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043851010
作品紹介・あらすじ
渡り鳥が飛び交う池辺に一人暮らす千亜子はヒューマンで偽善的な夫や娘や友よりもカラスと心が通じている。自然の中で生き抜こうとする黄昏の日々の美しい残酷さをラジカルに静かに描いた傑作小説。
感想・レビュー・書評
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なんだろう…爽やかなんだけどどっか暗い…老女視点だからかな…
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池の畔に住むある夫婦の話。
静かに時間が流れる中、普通の暮らしをしているようだけど、
定年後の夫は母の介護で実家に、息子は行方不明。
自分もペースメーカーを入れている。
特別なことは何もない日常のようなストーリーだけど、どんな生活の中にも物語ってあるんだなと感じられた1冊。 -
これは鳥。心臓にペースメーカーを入れた初老の女性が池辺に住んでいる。夫は老母の介護で家をしばらく出ている。池に来る鳥たちを、夫婦は異なる方法で観察して愛でる。穏やかそうな60女の内面は、悪意で直接的なアホ行動に出ない分、不気味で、でもふっとほどける時がある。
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