GO (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043852017

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  • 「円の外には手強いヤツがいっぱいいる。」
    「ぶち破れ、そんなもん。」

    10代でこのフレーズを聞いた。

    仕事をしていく中でこの言葉の
    意味に気付いた気がする。

    自分を高めようと思えば、
    チャレンジが必要であり、
    最初はやっぱり勝てなくて、
    悔しくてバカらしく感じて、
    円の中に閉じこもろうとしてしまう。

    けどぶち破ってチャレンジを繰り返すことで、
    また新しい自分に出会えることを知った。

    部下への共有のメールで、この文章を
    送ったことがある。

    今は異動して上司部下の関係じゃなくなったけど、
    彼ら彼女らが、円をぶち破って、成長することに
    期待している。

  • 在日外国人が恋愛をする物語。
    主人公の杉原がとにかく愛おしい。真っ直ぐで、正直で、でもどこか不器用で。
    日本で生まれ育ったのに国籍が違うからと差別されても、自分が好きなものは好きと貫き通して周りの目は気にしない杉原。カッコイイです。

  • 最後の 行きましょう って部分で、この人は1人ではなくなったんだと感じました。
    登場人物がみんな弱く強い人たちで素敵です。

  • 杉原がかっこいい!
    何度も読み返しています。

  • 反国主義の点で「サウスバンド」に出てくるお父さんの人間性によく似ている

    無意識に生まれている外・内の視点に気付かされたし、大体内側視点で色々と物事は成り立っている

  • アメリカの黒人への差別をニュースでよく見る。とても大きな問題となっている。
    日本人も、たとえば海外で日本人のサッカー選手も差別にあっている。
    日本国内では、日本人も差別している。差別だとさえ思っていないこともあるだろう。
    そんな中でも、この主人公、杉原はとても真っ直ぐ。応援したくなる。ビッグになれよ!

    10年以上前、日本生まれ日本育ちの韓国人の友達がいた。一緒にオーストラリアを車で1か月以上旅した。
    元気か?

  • 殴り合いの喧嘩のシーンが目に浮かぶ。会話のテンポも良くて爽快。

  • 人類の歴史と現代の人種問題を分かりやすく噛み砕いて織り込んだ在日韓国人高校生の青春物語。作者の知性も感じるし期待感高まるストーリー展開も素晴らしい。

  • 韓国籍から日本国籍に帰化した父と韓国籍の母との間に生まれた日本国籍、日本生まれ日本育ちでいながら純韓国血統の自分にはルーツにビシバシ来る内容でした。映画は観たけど当時の僕に全て理解できたのか謎なのでもう一度観よう。

  • 2008.5.19
    窪塚洋介が主演で映画化。
    在日の少年とその家族、友人の青春の話。
    家に本があったらしい。こうゆう系の話読むと男友達を思い出す。
    本人は在日であることを気にしていないけど、周りの人たちの態度だったり行動で考えざるを得ない状態になっていく。
    きっと昔の日本はこうであったんやろうなと思う。
    今では芸能人とかも多くてもうそんなことを言う方が恥ずかしいような世の中になりつつある。

著者プロフィール

1968年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1988年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代」新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。

「2020年 『映画篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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