- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043854011
感想・レビュー・書評
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1話1話せつないけど、あったかい話。
読み終えた後は胸がきゅぅっとなる感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
悲しくも温かい短編集でした。そりゃ泣くわ……という内容が、石田さんの綺麗な文章で描かれることで、さらに涙腺を刺激された気がします。読んだ直後にたまたま図書館で"カンタ"という本を見つけてパラパラっと中身を見てみたんですが、これはもしかして、この一話目に繋がっている…のかな?
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ハートフルな短編集。
個人的にはハートストーンが一番好きだった。 -
石田衣良さんの短編で描かれる静かなファンタジー。悲しみと絶望の淵から立ち上がろうと、一歩踏み出したときこんな奇跡が起きるかもしれない…
約束、青いエグジット、ひとり桜、ハートストーン。この小説で流れた涙がこわばっていた心をほぐしてくれた気がする。 -
いちばん最後のハートストーンがよかった。
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「ぼくなんて、あってもなくてもいいザコカードだけど、ヨウジは最高のプラチナカードでした。」
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「朝ごはんなにがいい、雄太、美知佳」
「ラピュタの目玉焼きのせトースト」
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こんな表現ができるのは、やっぱり石田さん自身が、お子さんとコミュニケーションをたくさんとっているからなんだろうなって思いました。 -
泣ける話が7本入った短編集。
「ひとり桜」は好きかな。
「約束」「天国のベル」は「世にも奇妙な物語」の中の感動物って感じ。
他のお話もじんわりと感動できます。 -
約束以外の短編はもう、忘れてしまった。
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表題作のほか6編からなる短編集。勝手にアウトローな作家だと思っていたので、かなり意外だった。正統に、泣かされた。
作品はどれも親友だったり、夫だったり、あるいは自分の体の一部であったり…何かを喪失もしくは喪失しかけた人々がそこから立ち上がる瞬間を捉えたものだ。話の成り行きは、はっきり言って意外性はない。たぶんこうなるだろうな、という方向に進み、想像通りのラストがある。それなのに、だ。
さらにあとがきでも泣ける。