美丘 (角川文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043854028

作品紹介・あらすじ

美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた…平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。大学の準ミスとつきあっていた太一は、強烈な個性と奔放な行動力をもつ美丘に急速に魅かれていく。だが障害を乗り越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を告げられる。彼女は治療法も特効薬もない病に冒されていたのだ。魂を燃やし尽くす気高い恋人たちを描いた涙のラブ・ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。随分前にドラマ化された小説らしい。ドラマは見ていない。クロイツフェルト・ヤコブ病に侵された女の子を見守る彼氏の話。小説は男の子の回想て話は進む。病気が主題の話は読んでいてつらい。若い時にこんな経験をしたら、この先この男の子はどうなるだろうか?と思ってしまう。当たり前に明日があるわけじゃないということを考えさせられた。

  • 兎に角読んでみてください。久しぶり感動した。

  • ※本作、及び『君の膵臓をたべたい』のネタバレ注意

    本作は、ヒロインが不治の病である点で、キミスイと似ている。
    しかし、本作ではヒロインが病気により死に至るのに対して、キミスイのヒロインは病気により死ぬ前に突然に刺殺される。
    読者としては、ヒロインには医者から宣告された余命があると想定して読み進めるだけに、意外性という点では、本作よりキミスイの方が優っている。
    また、両作をヒロインの短命との関係で、生の貴重さ、ないし現在の大切さを描く作品として読むならば、期待された余命さえも全うできないキミスイの方が、死がいつ訪れても不思議ではなく、したがって目の前にある今がいかに貴重かを浮彫にすることに、より成功しているといえよう。

  • 昔読んで衝撃を受けた『美丘』。本気で生きる美丘にまた会いたくなって、再読。世の中には不義理だとか非常識だとか言われることがたくさん存在するけど、そんなのまったく気にせずに、大事なのは自分がそれをしたいかどうかただそれだけだという美丘。賛否両論あるだろうが、あまりにも弱くて孤独で寂しい少女が、恐怖に打ち勝つために考え抜いた末のこのハチャメチャさ。
    よく生きなくてもいいから、しっかり生きたいと思った。美丘、決して楽しい話ではないし読了後はなんとも言えない苦しさに襲われるのだが、またいつか読もう、読まなければいけない時がくると、そう思わされる作品。

  • 数日かけてやっと読み終わった。
    気持ちいいくらい今を生きる美丘は、見ていて真似したくなる。

    悲しい物語と言うひともいるが、学ぶことが多いし、こうゆう女性を目指したいと思えるステキな本だと思う。読了後、すかさず読み返したくなる程スキだと感じた本は久しぶりだ。出会えて良かった。

  • 美丘。石田衣良さんの不朽の名作。私は小説を読んで泣くことは基本的にはないのだが、自然と涙が溢れてきてしまった。
    私は、人間ははある程度遊ぶことに慣れていくにつれて、純愛を経験することに対してもはや難しいのではないか、もしくは純愛を求めることが出来ない精神を持つようになるのが真理なのではないか、という風に考えるようになっていた。そのような中で、主人公の太一に感情移入してしまったのだろう。
    悲劇のヒロインでありながら、それをおくびにも出さずに強く振舞い生きた美丘と、それにより自分を根本から見つめ直し、本気で人を愛した太一。恐らく私はその両方に惹かれていたんだと思う。
    設定自体は単純化されていて理解しやすく、情景描写は非常に繊細かつ丁寧で、特に季節が進むにつれて頭の中でも独特な表現技法がシミュレートできるようになっていくという、読むにつれて世界観どころか石田衣良さんと共感できるようなそんな不思議な文章であった。

  • 美丘はまさに吉高由里子のイメージで、読みながら動きが見える感じだった。
    でも最初から振り返り振り返りの語り口が面倒くさい…。
    石田衣良ってもっと上手じゃなかったか。

    この病気、ストーリーとか関係ないところで、今は認知症とか、自分がなくなっていくというシチュエーションを考えたとき、自分のできることがどんどん少なくなっていったら、一体何が残るんだろう、何が自分を形成しているんだろうwhat makes me ‘me’?を考えてしまった。

    太一、でっかく生きろよ!

  • 不治の病にかかる美丘と、太一の大学生の恋愛もの。

    とても悲しいが、短くも濃い時間を二人で過ごす話で、よくあるパターンかもしれないが、こういうのには弱いので良かった。恋愛ものを読みたい人にはオススメかも。

    でも、内容を知った上でもう一度読みたいかと言われると、多分読まないので★4つで!

  • ありがちなのに嫌じゃなかった
    相変わらず激しいけど芸術だなーって感じ
    意外と病気になってからの部分は少なくて、ぜんたいてきに御涙頂戴じゃないところが良かった
    美丘みたいになりたいかも(なれない

  • 大学時代に美丘みたいな子と出会いたかった

    美丘、好きや

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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