美丘 (角川文庫)

著者 :
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レビュー : 632
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043854028

感想・レビュー・書評

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  • ロマンスのある物語は好きなのですが、ザ・恋愛小説!はあまり好きではありません…。でも何故かこの本を読みました。(何で読んだのか忘れました…)
    感想は、うん、あまり恋愛小説は好きじゃないな。という感想でした。でも感情移入もしたし、純愛に感動もしたし、最後まで冷めずに飽きずに読みました、いちお。

  • 久しぶりに号泣。
    クロイツフェルト=ヤコブ病という爆弾を抱えて生きている美丘。
    人生に限りがあることを実感しながら生きることはとても苦しいと思うけど、凝縮され、充実した、濃厚な一生となると思う。
    生き方について考えさせられた。
    ーーー
    美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた……平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。大学の準ミスとつきあっていた太一は、強烈な個性と奔放な行動力をもつ美丘に急速に魅かれていく。だが障害を乗り越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を告げられる。彼女は治療法も特効薬もない病に冒されていたのだ。魂を燃やし尽くす気高い恋人たちを描いた涙のラブ・ストーリー。

  • 石田衣良さんの作品は、数年前に「約束」を読んでちょっと苦手かも…と敬遠していました。でも、レビューが良かったからと読んでみて正解。印象としては、約束よりもクセがない、くどくないという感じ?(過去の記憶なので違ったらすみません)ですっと入ってきた。美丘の強さ、主人公の想いのまっすぐさに後半ずっと泣かされました。心が通じ合える人に出会えてよかったね…。

  • 希望と勇気に満ち溢れた声。
    あともう一歩、先の世界まで、私たちを連れて行ってくれる。活字の中だけにある、豊かな孤独の世界へ。目覚めたまま、この物語の続きを夢見ていたい

  • 何度となく読み返している小説。
    設定も結末もありがち…なのに、ずっと涙が止まらない。著者の言葉の選び方、描写の仕方、特に生と性の熱とか豊かさとか、心の琴線に触れてしまう。そう分かってるのに泣いてしまう。

  • 美丘。

    美丘、きみはとてもまっすぐで
    「いま」を生きているんだね。

    時は永遠なんかではないことを
    時は平等に与えられてなんていないことを

    ぼくはきみに教わったよ。


    僕はいったい「いま」をどれくらい生きているんだろう。
    心のあるままにどれくらい生きてきたんだろう。


    季節は廻る。
    けれど、きみと過ごしたあの季節は永遠に廻ってくることはないんだ。

    過去とか未来とか今とか泣くとか笑うとか、いろんなことを考えながら読んでいた。そうやって読めるのはいい物語なんだと思う。

  • 高校生の時に手にしてから、何度この作品を読んだだろう。人生の辛い時に自然と読みたくなる。そしていつの間にか手に取っている。
    「人を愛する」「安楽死」「愛する人を失う」「人の感情は複雑である」それが何なのか。答えはここにある気がする。

  • 読後切なさを感じた
    約束が残酷

  • やるせなさや悲しさをたどる物語りなのに、溢れんばかりの幸せを感じられる作品でした。

    際立つ二人の「強さ」がその温かな幸せをつくっているのだと思います。


    しかし、二人のような強さを私は恐らく持っていない。

    「誰かを呪ったこともある。怒りにまかせたこともある。」

    太一は強く立派でしたが、まさしくこの経験をしたときに、私は自分の弱さを知りました。そしていつだって当事者のほうが強いということも。美丘のように。


    いろいろ思い出してしまったので、個人的には読まなければよかったという気もしますが、解説で小手鞠るいさんが「本当に素晴らしい物語というのは、私たちを泣かせない」と言うとおり、涙以外の大切なものを感動からもらえる作品だと思います。

  • なんか全体的に太一がなんかスカしてて気に入らなかったけど(笑、切なさの表現の仕方とかがほんと読んでて胸が苦しくなった。美丘がドラマ見てたから吉高ゆりこちゃんで再現されて感情移入しやすかった。途中から終わりまではずっと切なくて押しつぶされそうな気持ちで読んでたけど、読後感はなんかすごく暖かい。なかなか余韻から抜け出せなかった。

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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