眼球綺譚 (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043855032

作品紹介・あらすじ

人里離れた山中の別荘で、私は最愛の妻・由伊とふたりで過ごしていた。妖精のように可憐で、愛らしかった由伊。しかし今はもう、私が話しかけても由伊は返事をしない。物云わぬ妻の身体を前にして、私はひたすらに待ちつづけている。由伊の祝福された身体に起こる奇跡-由伊の「再生」を(「再生」)。繊細で美しい七つの物語。怪奇と幻想をこよなく愛する著者が一編一編、魂をこめて綴った珠玉の作品集。

感想・レビュー・書評

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  • どなたか(多分辻村深月さん。違ったらごめんなさい。)のエッセイに出てきてメモしておいた本。グロ・ホラー系だったのでちょっとびっくり。7つの短編からなる短編集。あとがきによると、綾辻さん初の短編集らしい。
    由伊という人物がどの話にも出てくるけど、同一人物ではなさそう。

  • 気色わる〜!
    タイトルが気になって読んだけど、結構、グロいのある〜!
    ホラーにミステリーテイストが付いてる感じ。
    短編7編、全部のストーリーにユイがててくる。どういう意味かは、読者が考えて欲しいとの事。
    で、私には分からん(涙)
    特に『特別料理』が…こんな美味しいそうな料理が食べれるなんて!多分、食べたら…私なら…((((;゚Д゚)))))))

  • 7話の短編作品で、すべての作品に「由伊」という名の人物が出てきます。
    綾辻行人のこだわりなのだろうか、すべてが同一人物ではなく、話により美しく、妖艶で、性格も年齢もそれぞれだ。
    恋人や夫婦愛、親子愛、動食物愛。
    眼球奇譚の中の一文、「お食べなさい。噛み砕いて、味わって、飲み込みなさい。消化して、吸収して、そして排泄しなさい。」ゾクゾクするが、身体の奥底も一体になれそうな快感と愛を想像してしまいました。
    ホラーではなく、どれも独特の世界観の中の、美しく奇妙な愛の話と感じられました。

  • 綾辻行人氏の初めての短編集、怪奇幻想短編小説を7篇収録。
    全篇を通して「咲谷由伊」という女性が登場するが同一人物では無さそうだ。しかしあとがきで綾辻氏は「普通に読めば彼女らが同一人物だとはとうてい考えられないはずである。」とあるが、読み方によっては違う考え方があるのかもしれない。
    おどろおどろしい不気味な物語に引き込まれ背筋がゾクゾクする。「再生」は最後にハッとさせられ、「呼子池の怪魚」ではホッとさせられた。「特別料理」ではゾワゾワが止まらない。ホラーは苦手だが、程よい怪奇幻想作品集。
    ★★★✩✩ 3.0

  • ユキという女性が何らかの形で関わる連作短編(とあえて言ってもいいと思う)。

  • 久しぶりに、綾辻さんの本を読んだけど、やはり面白かった。
    中でも、特別料理のインパクトがすごかった。
    ずっと前に何かの拍子で読んだのに、題名や収録先が分からなかった。
    でも、ふとしたことで、再会できた。

  • 少しばかりのミステリーと腹を突き上げるようなホラーが入り混じった怪奇譚・幻想譚が7篇おさめられた短編集。どれもこれも不気味で、思わず目眩のするような気持ち悪さを感じる場面も少なくなかったが、それは作者の表現力によって読者が場面をありありとイメージさせられるからだろうと思う。目を背けたくなるのだが、続きが気になり目を背けられない、ホラーとはそういうものだと個人的に感じる部分があるため個人的にすごく大好きな小説に出会えた。

  • 再読。短編集。昔読んだ時は読書初心者ということもあってどの話も興味深く読めたものだが、いま改めて読んでみると現在では似たような話が氾濫しているからか今更感が強かった。この作品が発表された当時に読めていたらその時はもっとぶっ飛んだ感想を抱けていたんだろうなぁ。一番好きなのはやっぱり「再生」かな。

  • 「人形」という話が不気味でとても印象に残った。ゾクゾクした。

  • 最近エリンの特別料理を読んだので、読みたくなった。多分10年以上前に一度読んだ事がある。
    全体的に陰鬱でよい。なんていうか、記述されてる内容に関係なく、どんよりした曇りの日とか湿度の高い寝苦しい夜みたいな空気がずっとあって、不安感や不快感がある。
    あと解説がうるさい。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ・ゆきと)
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院修了。’87年9月『十角館の殺人』で作家デビュー。「新本格ムーヴメント」の嚆矢となる。「館」シリーズで本格ミステリシーンを牽引する一方、ホラー小説にも意欲的に取り組む。’92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2018年度第22回ミステリー文学大賞を受賞。464

「2021年 『黄昏の囁き 〈新装改訂版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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