眼球綺譚 (角川文庫)

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レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043855032

作品紹介・あらすじ

人里離れた山中の別荘で、私は最愛の妻・由伊とふたりで過ごしていた。妖精のように可憐で、愛らしかった由伊。しかし今はもう、私が話しかけても由伊は返事をしない。物云わぬ妻の身体を前にして、私はひたすらに待ちつづけている。由伊の祝福された身体に起こる奇跡-由伊の「再生」を(「再生」)。繊細で美しい七つの物語。怪奇と幻想をこよなく愛する著者が一編一編、魂をこめて綴った珠玉の作品集。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに、綾辻さんの本を読んだけど、やはり面白かった。
    中でも、特別料理のインパクトがすごかった。
    ずっと前に何かの拍子で読んだのに、題名や収録先が分からなかった。
    でも、ふとしたことで、再会できた。

  • ※表紙イラストが違います

  • 気持ち悪さはさほどでも無いんだけど、思い描かせる文章がスゴいなと思った。

  • ホラーのお手本のような短編集。
    安定して面白いけど、そのぶんどこかで見た的なネタもあったりする。

  • ちょっとグロめの短編集。
    特に、「特別料理」の気持ち悪さは圧巻です。ちょっと妻がアホすぎないかという気はするけれども。雫井侑介さんと同じく、文章に変なクセがないので読みやすいです。

  • どこかおかしくて、不気味で、幻想的な短編集。
    「特別料理」がすごく印象に残っています。

  • 小品を集めたものという感じ。
    「人形」「眼球綺譚」あたりはよかったが。
    綾辻氏の作品は確かに輝いていたが、最近はこちらの問題か、あまり感じられない。
    地の文を二層にする、というか、異なる層の語りを入れ込む、というお得意の方法も、多少「安っぽさ」を感じさせる。
    ここぞ! というときに使用を絞ってほしいところ。
    ただし、この人の持つ美学(ホラー、メルヘン、センチメンタル)には大いに共感できる。

  • 咲谷由伊という名前の人物が必ず登場する短編集。
    深泥丘奇譚にも同じ名前の人物が登場していたような。

    どれも不気味で不思議な感じ。
    「再生」が一番よかった。
    どこかで読んだことがあるのか似たような話を読んだことがあるのか、既視感があった。

    「特別料理」に出て来るゲテモノ喰い。
    食べてみたいような…気もする…。
    ゴキブリは見たことないけれど…想像するだけで何だか口の中が苦くなってくる。

    表題作の「眼球奇譚」は一部グロ。

    咲谷由伊なる人物がたくさん登場する意味について最後に何かあるのかと期待したけれど、それはなかった。

    全体としては面白いは面白いけれど、あまり残るものがなかった。

    解説が難しいことを言っていてよく分らなかった。

  • ミステリだろうと勝手に決めつけて内容を確認せずに読んで失敗しました。どの話も読みにくく意外性もなく楽しめなかった。

  • 初めの「再生」で度肝を抜かれ、その後も「盛りだくさん」な展開に目が回りました。何個か印象に残ったものを上げると、まず「特別料理」。題名と内容から想像するにほぼ間違いなくスタンリイ・エリンの小説を踏まえた一作です。最後の一文、最強のハッピーエンドのようで最恐のバッドエンドとも取れます。エッジのきいた、あとは何と言っても「再生」。形容しづらい気持ちの悪さ。同じ話をされるのにも、話し方によって印象が変わりますが、これはその語りが良い。短編一つ一つのレベルが高いだけでなく、短編集としても良いまとまり。満腹。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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