眼球綺譚 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.52
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本棚登録 : 1492
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043855032

感想・レビュー・書評

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  • オチに意外性は無いけど安定して面白かったか。

  • 短編。「特別料理」が特別に良かった。食前にどうぞ。

  • やっぱり1番おもしろいと思ったのは眼球綺譚だと思う。
    しょっぱなの話もインパクトがあったが眼球のが良い。

  • 読了。

  • ホラー短編集。
    幽霊や怪物などが出てくる怖さというより、グロと狂気の怖さの話が多めです。
    綾辻氏の作品ですが、謎解き要素はほぼないといえると思います。
    若干怪談話っぽいものもありましたが、やはりグロがメインといった印象です。
    グロがさほど好きではない人間でも読めないほどではないですが、収録の「特別料理」だけはかなり人を選ぶと思われます。
    苦手な方は要注意というより、近づかない方が賢明です。

    同時期に『フリークス』を読みましたが、『フリークス』の方が幻想(妄想)と現実との狭間の狂気が描かれている感じが強く、個人的には好みでした。
    グロを求める方には、『眼球~』の方がいいと思います。

  • 名作とはこういうのを指すんだろう
    星10個でも差し上げたい
    こういうのをこそ、もっと増えないと

    もともと私は本を読んで活性化する性質だけど、
    こんなにどきどきしたのは数年ぶり
    こんなにすごいの久し振りすぎて
    あー自分に学がなさすぎるのは考えものだわ

    あとブクログめ
    新しい表紙の本も全部のせられるようにしてくれないかしら

    ちなみにこんなレビューで読むのを判断するひとはいないでしょうけど
    ちょっとご忠告
    慣れてる私でもちょっと予想外でエグいなって思ったのが
    特別料理
    ネタバレマークはあるからいうが
    虫系だめなひとは要注意

  • 再生が、すき
    やっぱり綾辻さんすきだなぁ

  • 13/2/1

  •  十年以上振りの再読ですかね。角川文庫でイラスト表紙のやつが出てたので思わず買ってしまいました。
     なんていうか、こう、ええと、たぶん何かを書こうとする大本になっている本はこれなんだな、と痛感しました。要するにトラウマ。なんだろう、不条理な恐怖というか、狂気性というか。怖い、気持ちが悪い、だからこそぞくぞくする、みたいな。「これ」が作りたい、っていうのが一番なんだろうなぁ、と。
     ホラー短編集。謎はあるけど解決はなく、ひとによってはグロさで倦厭されそう。「殺人鬼」に比べれば全然グロくはないけど。内容として覚えていたのは「特別料理」と「バースデー・プレゼント」の二つ。これはあまりにもインパクトが強すぎた。ただ他の話も読んでいるうちに、大抵思い出せるレベルには印象に残っておりました。
     やっぱり、「特別料理」のラストは秀逸。短編でこれに勝るオチのある話は読んだことがない。「バースデー・プレゼント」は光景が怖いんだよ、線路が妙に怖く見えてくる。その後に「鉄橋」が続いちゃうもんだから余計にね。
     できればこの短編集は「深泥丘」シリーズや「Another」を読む前に読んでいてもらいたい。
     抜粋。ラストの短編「眼球綺譚」より。
     読んでください。
     夜中に、一人で。
     読んでみてください。
    12.05.01

  • 「再生」と「特別料理」が良かった。
    特に「特別料理」の少しずつ壊れていく様がお気に入り。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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