殺人鬼 ‐‐覚醒篇 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 910
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043855056

作品紹介・あらすじ

伝説の傑作『殺人鬼』、降臨!!'90年代のある夏。双葉山に集った"TCメンバーズ"の一行は、突如出現したそれの手によって次々と惨殺されてゆく。血しぶきが夜を濡らし、引き裂かれた肉の華が咲き乱れる…いつ果てるとも知れぬ地獄の饗宴。だが、この恐怖に幻惑されてはいけない。作家の仕掛けた空前絶後の罠が、惨劇の裏側で読者を待ち受けているのだ。-グルーヴ感に満ちた文体で描かれる最恐・最驚のホラー&ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 新装版を再読。やっぱりこのパワーは凄まじい! たしかに、残酷な描写が苦手な方にお薦めは出来ないのですが。どうしても無理!というのでなければ読んでほしいよなあ。この驚きは、他にはないかも。

  • 猟奇ものや、グロイものを好んで読む私ですが、その作品にはうぐっ!ってなりました´д` ;
    たくさんの人がそれぞれ凄く気持ち悪い感じに死んで生きます。
    正直読んでいる途中少しきもちわるってなりました。

    でもさすが綾辻先生!最後のどんでん返しには驚かされました!

  • 「双葉山の殺人鬼」が夜の闇を纏い次々と惨殺に惨殺を重ねていく。
    充血した赤い目。
    それよりも紅い紅い鮮血。
    三人称多視点で綴られる事件に隠された作者の稚気。

  • グロに耐性が無いと目を逸らしてしまいたくなるような描写の連続。
    読み終わったあとも傍に置いておくのが怖くて自室に持ち込めなかった。
    わたしは推理小説で犯人が判明すると、それまで得体の知れない者に対して感じていた背筋の寒くなるような恐怖が、犯人の人間らしさを見ることで、実態が分かることで薄れるのがいつものパターンだった。
    しかしこの本はすべてが明らかにされたあとも恐怖から解放してもらえない。
    夜道や電気のついていない部屋が恐ろしくなる。
    たぶんもう読み返せない。

  • いや~これは~怖いです~。文章なんだけど、脳裏に映像が浮かんでくるんですよ。スプラッターの苦手な人は読んではいけません。

  • ちょっと気持ち悪くなっちゃうくらいグロイw

    ところどころ「ん?」と思うところがあったけど、最後で納得。

    まぁ納得できないとこもあったけど。

  •  これも十年以上振りの再読。下の「眼球綺譚」と同じシリーズの文庫。
     これを読んだことある人は必ず、「絶対に他人にはお勧めしない本」と答えると思う。うん、勧めない、絶対に。十年以上ぶりに読んでもやっぱりグロかったです。
     何だろうなぁ、ただただ気持ち悪い描写、おぞましい描写があるだけでなくて、その音だとか匂いを感じさせるような文章、被害者の混乱、恐怖、狂気性が伝わってくるからこそ、尚更怖くてグロくなるのかなぁ、と。ほら、ただのスプラッタって映像ならともかく文章ならさほど怖くないじゃん。「腹を裂いて内臓を引きずり出す」だとか「目玉を抉る」だとか。それを具体的に読み手に想像させるポイントを的確に盛り込んでるから、グロい、他人には絶対に勧めない(褒め言葉)ってことになるんだと思う。
     まあ要するに上手ぇなぁ、と。
     抜粋。
     理性はもはや、かけらもない。ただ衝動だけが、彼の支配者である。
     なんだろうね、どこかの殺人鬼集団も嫌いではないんだけど、本物の殺人鬼はここにいると思った。
    12.06.15

  •  内容は、双葉山にやってきたTCメンバーズの一行。キャンプファイアで行った百物語で、この山には殺人鬼がいるという話が持ち上がる。冗談と一蹴する皆の中、一人の女性のみがその話をしてはいけないという予感をする。そして、その夜から殺人鬼は目覚め――。
     正直言うと初日でリタイアしようかと思った。ホラーだとは知っていたんだけど、ここまで残虐的なホラーだとは思っていなかった。私が読んだホラーは「ジキルとハイド」と同氏の「Another」だけだったため、ホラーに関する知識がゼロに等しく、ホラーは学校の怪談的なお化けや妖怪の類だと思ってた。けど、作品読んでいて気づいたんだけど、ジェイソンもホラーだったんですねー。怖い目を見ました。
     推理小説でも時々、バラバラ殺人とかがあるわけで別にそういうので怖がるということはないと思っていたのですが、綾辻氏の巧みな描写と読んでいて恐怖を感じさせる文章、そのシーンのイメージのしやすさなどが相まって、とても恐怖を感じる箇所が多かったです。具体的に書くとグロテスクなブログになるの必須なぐらい。足と手と首の切断は当たり前、内蔵は飛び散り眼球を切り取るシーンすら巧みに描かれており、想像できずざっと読んだシーンまであったくらいです。
     しかも、そんな作品なのに冒頭のシーンでは官能小説かと思うような(といっても読んだことありませんが)シーンが描かれ、こちらも氏の巧みな描写です。そんなシーンの中に殺人鬼による殺人が行われるわで、天地がひっくり返るような衝撃です。「残酷描写という点ではそこまでたいそうな代物でもない気がする」という氏は後書きで書いてあるのですが、ホラー慣れしてない人には少なくともかなり残酷描写です、これ。
     ただ、何とか読み進めていって呆然とするラストにぶち当たりました。解説に書かれていましたが「不注意な読者は唖然とする」はまさに自分のことでした。いや、言い訳がましいですが、私もトリックの一部には、ん? という感じで気づいていたのですが、あまりにホラー要素が強くてそちらに注意が向いてしまって、そこまで読み取る余力がありませんでした。こんなことあるわけ――と思いますが、ホラーなのでこんなことあるわけが通用するのでしょうか。

     やはり、氏は読者に対して何かを思い込ませ、その思い込みを壊すという作風が得意なのでしょうか。懐疑的な推理小説読者に対して、疑問を散りばめるだけでは犯人がわかりやすくなってしまう(二時間ドラマなど)ので、その部分を思い込ませ(=信じこませ)そこを壊し、どんでん返しを図りますね。この作風好きです。毎回ハマリやられたという感じがまさに推理小説。

     次は、殺人鬼Ⅱ逆襲編を読む予定だったのですが、逆襲編は更に内容が残虐らしいのでこちらは読まないことにしました。今後氏だけではありませんが、ホラー作品だけはちょっと読めそうもありませんね……。

  • 再々々読。
    山で殺人鬼が人を殺しまくる話。
    どっぷりお話の世界につかってしまう。飛び散る血しぶきやえげつないものから目が離せない。
    そうなればなるほど、最後に言葉を失う。
    ものすごいアクロバットを決めていることが、読むたびによく分かる。

    • Yoshi_Navyfieldさん
      読んでるこちらが、眼球を抉られ、内臓を引きずり出されているようにすら感じさせる凄惨な描写でありながら、ページをめくらせずにはおかない綾辻節っ...
      読んでるこちらが、眼球を抉られ、内臓を引きずり出されているようにすら感じさせる凄惨な描写でありながら、ページをめくらせずにはおかない綾辻節って、やっぱすごいなと思いますね(^o^)
      2012/03/04
  • ホラー&ミステリの綾辻行人に初挑戦。
    …あまりのスプラッタにドン引きしました。奥さんのホラー&ミステリは大好きだけど、旦那は無理だった…。

    スプラッタ過ぎて流し読みだったからかもしれないけれど、オチを読んで考えると、中盤までのスプラッタは丸々必要ない気がする。
    伏線の関係上、被害者がでる必要はあると思うけど、立て続けにスプラッタを入れすぎかな。もっと緩急とか揺さぶりがあって良いと思う。

    あとがき曰く、殺人鬼は綾辻さんの裏代表作らしいので、表の霧越邸殺人事件を読んでから綾辻行人のポジションを決めようかな。

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