殺人鬼 ‐‐覚醒篇 (角川文庫 あ 45-5)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043855056
作品紹介・あらすじ
伝説の傑作『殺人鬼』、降臨!!'90年代のある夏。双葉山に集った"TCメンバーズ"の一行は、突如出現したそれの手によって次々と惨殺されてゆく。血しぶきが夜を濡らし、引き裂かれた肉の華が咲き乱れる…いつ果てるとも知れぬ地獄の饗宴。だが、この恐怖に幻惑されてはいけない。作家の仕掛けた空前絶後の罠が、惨劇の裏側で読者を待ち受けているのだ。-グルーヴ感に満ちた文体で描かれる最恐・最驚のホラー&ミステリ。
感想・レビュー・書評
-
ジェイソンや!(13日の金曜日)
ブギーマンや!(ハロウィン)
スプラッターや!
ほんまに、問答無用で殺されるやん。
それも、「痛い!痛い!痛い!」ってやり方で…
手、足千切られて…最後は…◯◯◯千切られる…(−_−;)
何か殺人鬼の正体とか以前にエグいわ。
普段から、猟奇殺人系の読みまくってるとはいえ…^^;
何かミステリー要素もあったらしい。伏線があったと、人は言う…
私の中では、手とか足とか頭とかが、飛び交うだけにしか見えなかった…
もう一回読もか!
いやいや、逆襲篇(続編)が待ってるから、ムリ!
…間髪入れずに、こんなの読むか(⌒-⌒; )詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
和製ジェイソン。死亡フラグの立った人物を、期待を裏切らずに殺害する。スプラッタ作品です。
もちろん嫌いでは無いので作品としては楽しめたのだが、もうお腹いっぱいです。
と言いつつ、続編おかわりしました。 -
痛い、痛い、痛い、痛いッッ!!
エグいわッッ!!(°∀°)ヒィィィィ
もう笑うしかない笑ꉂ(ˊᗜˋ*)
綾辻行人、本人も『残酷描写という点ではそこまでたいそうな代物でもない気がする。』と言っているが…
だいぶグロいよ!何言ってんの?と
ツッコミを入れるほどに残虐きわまりない
描写の数々…に絶叫すること間違いなし!(ჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)
TCメンバーズ一行が合宿するために
双葉山に赴くのだが、、、、、(; -᷅ ̫̈-᷄ )ゴリランコ
まるでジェイソンを見ているような感覚なのだが
ジェイソンより酷い…(;´༎ຶД༎ຶ`)
ジェイソンが良心的に思えてきた。笑笑
残虐!残虐!残虐!
正直これは人を選ぶかも……
僕はというと痛い、痛い、痛い、と言いながら
笑ってた。笑 狂ってきたかもしれん!笑笑
そして本作にはある仕掛けが施されており
冒頭のはしがきで『勘の鋭い読者ならばおそらく、随所に何かしらの違和感を覚えられるに違いない。』と若干…いや、中々の煽り文句がある
そらぁ〜火が着きますよね!
やったるぞと!
しかし終わってみると…わからなかった…
マジか!?やられたーーーーー!!
といつもなら言いたくなるのだが
一切!ならん!!
なるわけないやん!!
それどころじゃあねーつっーの!!笑
あんな激しいグロ描写を読みつつ
違和感どころじゃあーねーつっーの!!笑
無理やろ!笑
まあ〜でもミステリー作家らしい仕掛けだったので思わず苦笑いしたのだかね!
きっちり楽しんで読むことができた!
面白かったです!!٩(๑ᵒ̴̶̷͈̀ ᗜ ᵒ̴̶̷͈́)و ̑̑ ✧わぁ~ぃ
-
どうなるかなと読み進めてましたが、終始スプラッター。
ラストの驚きはしっかり作ってくれましたが、ほぼほぼグロ描写… -
ヤバい話ですねー
描写も残酷でグロくて、思わず文字なのに目を背けてしまいましたーー
最後はよくわからなくなり混乱 -
めちゃめちゃグロかったです。
私は館シリーズが1番好きなのですが、途中、綾辻行人作品だよね?と思ったほどグロい。
ただ、トリックに引っかからないよう、メモや、意味ありげなセリフなどを記憶しつつ、スプラッタな表現を顔を歪めながら読み進めました。
スプラッタ趣味なんですね。
ジェイソンもフレディも大好きなので、途中までは13金をイメージしながら読みました。
ラストは、このままホラーだけでは終わらない所がさすがです。
綾辻さんの少し謎めいた嗜好のミステリーがホント好きです。
逆襲編も楽しみです。 -
殺す、殺す&殺すの連続。
グロい表現との噂で敬遠していたのですが続きが気になり即読了。オチまで読んで再読したいとも思いました。
綾辻先生の入門にはおすすめしません、館シリーズ、囁きシリーズ等の後にお楽しみください。 -
単なるスプラッタホラーで終わらないところが綾辻さん。とは言えミステリ的な仕掛けはオマケ。ジェイソンも真っ青?ただただ凄まじい殺戮描写が衝撃的。何でそこまで…というのは、あとがきで少し納得できます。
-
グロに耐性が無いと目を逸らしてしまいたくなるような描写の連続。
読み終わったあとも傍に置いておくのが怖くて自室に持ち込めなかった。
わたしは推理小説で犯人が判明すると、それまで得体の知れない者に対して感じていた背筋の寒くなるような恐怖が、犯人の人間らしさを見ることで、実態が分かることで薄れるのがいつものパターンだった。
しかしこの本はすべてが明らかにされたあとも恐怖から解放してもらえない。
夜道や電気のついていない部屋が恐ろしくなる。
たぶんもう読み返せない。 -
これも十年以上振りの再読。下の「眼球綺譚」と同じシリーズの文庫。
これを読んだことある人は必ず、「絶対に他人にはお勧めしない本」と答えると思う。うん、勧めない、絶対に。十年以上ぶりに読んでもやっぱりグロかったです。
何だろうなぁ、ただただ気持ち悪い描写、おぞましい描写があるだけでなくて、その音だとか匂いを感じさせるような文章、被害者の混乱、恐怖、狂気性が伝わってくるからこそ、尚更怖くてグロくなるのかなぁ、と。ほら、ただのスプラッタって映像ならともかく文章ならさほど怖くないじゃん。「腹を裂いて内臓を引きずり出す」だとか「目玉を抉る」だとか。それを具体的に読み手に想像させるポイントを的確に盛り込んでるから、グロい、他人には絶対に勧めない(褒め言葉)ってことになるんだと思う。
まあ要するに上手ぇなぁ、と。
抜粋。
理性はもはや、かけらもない。ただ衝動だけが、彼の支配者である。
なんだろうね、どこかの殺人鬼集団も嫌いではないんだけど、本物の殺人鬼はここにいると思った。
12.06.15 -
内容は、双葉山にやってきたTCメンバーズの一行。キャンプファイアで行った百物語で、この山には殺人鬼がいるという話が持ち上がる。冗談と一蹴する皆の中、一人の女性のみがその話をしてはいけないという予感をする。そして、その夜から殺人鬼は目覚め――。
正直言うと初日でリタイアしようかと思った。ホラーだとは知っていたんだけど、ここまで残虐的なホラーだとは思っていなかった。私が読んだホラーは「ジキルとハイド」と同氏の「Another」だけだったため、ホラーに関する知識がゼロに等しく、ホラーは学校の怪談的なお化けや妖怪の類だと思ってた。けど、作品読んでいて気づいたんだけど、ジェイソンもホラーだったんですねー。怖い目を見ました。
推理小説でも時々、バラバラ殺人とかがあるわけで別にそういうので怖がるということはないと思っていたのですが、綾辻氏の巧みな描写と読んでいて恐怖を感じさせる文章、そのシーンのイメージのしやすさなどが相まって、とても恐怖を感じる箇所が多かったです。具体的に書くとグロテスクなブログになるの必須なぐらい。足と手と首の切断は当たり前、内蔵は飛び散り眼球を切り取るシーンすら巧みに描かれており、想像できずざっと読んだシーンまであったくらいです。
しかも、そんな作品なのに冒頭のシーンでは官能小説かと思うような(といっても読んだことありませんが)シーンが描かれ、こちらも氏の巧みな描写です。そんなシーンの中に殺人鬼による殺人が行われるわで、天地がひっくり返るような衝撃です。「残酷描写という点ではそこまでたいそうな代物でもない気がする」という氏は後書きで書いてあるのですが、ホラー慣れしてない人には少なくともかなり残酷描写です、これ。
ただ、何とか読み進めていって呆然とするラストにぶち当たりました。解説に書かれていましたが「不注意な読者は唖然とする」はまさに自分のことでした。いや、言い訳がましいですが、私もトリックの一部には、ん? という感じで気づいていたのですが、あまりにホラー要素が強くてそちらに注意が向いてしまって、そこまで読み取る余力がありませんでした。こんなことあるわけ――と思いますが、ホラーなのでこんなことあるわけが通用するのでしょうか。
やはり、氏は読者に対して何かを思い込ませ、その思い込みを壊すという作風が得意なのでしょうか。懐疑的な推理小説読者に対して、疑問を散りばめるだけでは犯人がわかりやすくなってしまう(二時間ドラマなど)ので、その部分を思い込ませ(=信じこませ)そこを壊し、どんでん返しを図りますね。この作風好きです。毎回ハマリやられたという感じがまさに推理小説。
次は、殺人鬼Ⅱ逆襲編を読む予定だったのですが、逆襲編は更に内容が残虐らしいのでこちらは読まないことにしました。今後氏だけではありませんが、ホラー作品だけはちょっと読めそうもありませんね……。 -
新装版を再読。やっぱりこのパワーは凄まじい! たしかに、残酷な描写が苦手な方にお薦めは出来ないのですが。どうしても無理!というのでなければ読んでほしいよなあ。この驚きは、他にはないかも。
-
その可能性は明らかに提示されていたのに
違和感がつきまとっていたのに
なぜ気付かなかった、私…
グロくても引き込まれ読んでしまう
綾辻先生恐るべし -
ただグロいだけ。
趣味小説なのかも。 -
ホラーミステリー
あんまミステリー要素ないやんって
思ってあんま何も考えず
読み進めたんがあかんかった
綾辻さんやもん
そりゃあるよね
ちゃんといろんなとこに疑問もって
読み進めるべきやった
最後まで読んで
もう一回いろんなとこ注目した読みたいって思った -
痛い! 怖い! エグい! グロい!(※褒めてます)
切断される手足、抉られる目玉、零れ出る臓物、生首、生首、生首。
描写がうまいだけに体をすくめてハラハラしながら読んだ。終盤で、!?となったが顛末は次巻らしい。気になるけど、これよりエグいのを読む勇気を充填してから……。 -
某名作ホラー映画より、殺害描写は残酷に執拗く描かれてる
綾辻行人先生ならではのトリックもあるけど、ミステリー楽しみたい人向けでは無い
グロ描写に耐性がありホラーを求める人に勧めたい
オチはかなりあっさりしてたけど、それ以外で胃もたれする位描かれてるから良いかなって感じ -
迫力が凄い オチはショボい
-
スプラッターホラーの残虐シーンにトリックを埋め込んだ仕掛け作品。 気づく人はすぐ気づくし、最後にビックリする人もいると思う。
-
新潮文庫版読んでからの角川文庫版での再読。相変わらずのスプラッタホラーである。以前初めて読んだときは最後まで仕掛けに気づかなかったが今回読むのは二回目であるので、少しじっくり不思議に思ったところは、振り返りつつ読んでみると、そことなく仕掛けに気づくことができた気がする。スプラッタ系は全然大丈夫なので、仕掛け等々、そういう部分で楽しんで読めた。
-
グロい描写には慣れてるつもりだったけど、それでも読んでて思わず顔を顰める程度にはグロかった…
-
グロい...
ミステリかと思って読み始めたら、ホラーというかスプラッタ…スプラッタ自体初めて読んだので衝撃。
最後まで読んだけど、殺されまくって終わった。夢見そう〜。 -
ああ、グロかった…。グロいのが苦手な私にはこれぐらいでも結構きついものがあった…。でもオチが気になって読み進めてしまった。途中で「もしや…」と気付いた通りのオチだったけれど巧妙に伏線が張られていてパッと見では気付かないなぁ。