サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 371
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043860012

作品紹介・あらすじ

小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが…。-2006年本屋大賞第2位にランキングした大傑作長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • いろんな人の話を聞いてバランス良く付き合って、自分で考える恥じない大人になる。

  • これとっても好きな本です。
    上巻、下巻でちょっと雰囲気変わりますよね。私は下巻のはちゃめちゃ具合が好きですね。

  • 旧活動家とか、なかなか見ない設定で新鮮。

    これを読んで若干苛つくのは、本の内容にではなく、文句を言うだけの自分に対してだろう。

  • これはメチャメチャ楽しい。破天荒な父一郎に翻弄される家族。しかし、ブレない、群れない、日よらない最高の男。「おとうさんを見習うな。少し極端だからな。けれど卑怯な大人にだけはなるな。立場で生きるような大人にはなるな。」また、母のさくらが最高。「人として何ひとつ間違ったことはしていない。唯一常識からはずれたとしたら、世間とあわせなかったことだけ。世間なんて戦わない人を慰めるだけのものよ。」自由でおおらか。沖縄かぁ。温暖で海も陸も食うに困らないから人がおおらかな理想郷だな。

  • 奥田さんの書く本を読むと不眠症になる。
    それくらい読ませる。
    淡々とそしてリアルに描かれていく。
    それがいい!
    っていうかリアルすぎる!
    小学生に取材でもしたのか?と思わせるほどに、子ども心が躍動感をもって書かれていた。

    お父さんはどこか狂気の桜の主人公チックだなあ!
    子どもは時におとなを頼るべし。
    復讐劇はなんだか爽快だった。
    下巻でどうなるのかが楽しみ!

  • 読み始めの頃は、こんなクソ親父はないと思ってました。甘ったれニートとか、いわゆるヒモとどこが違うの?みたいな感じで。 ただ、話が進んでくると、「あれ?この親父かっこいいかも?」と思ってきました。一郎はわかりやすく”過激派”に分類されちゃってるけど、結局のところ”革命家”であり、”無政府主義”なのではなく、常に何かに責任を押し付けているような(学校のせいだ、とか社会のせいだとか)べったり依存してるくせに批判するといった体制が嫌いなんじゃないの?とか思ってみたりしました。 「革命は運動では起きない。個人が心の中で起こすものだ。」って言葉は良いですね。大人が読んでも面白いけど、それこそ小学生が読んでもなんかいろいろ面白いと思います

  • 2018.8.11
    上巻たまらんー!
    下巻が楽しみ過ぎる
    別れは淋しい事ではない、出会えた結果のゴールだ
    過去より未来の方が遥かに大きいとおセンチしてる暇はない

  • 元過激派で今は自称小説家の父、一郎。一郎は国が嫌いらしい。警察や役人だけではなく、息子が通う小学校の教師にも関係なく牙をむける。
    言う事もやる事もめちゃくちゃ。「理想のお父さん」とは正反対の人物。常識が求められる東京では異質な存在として、周りからは見られてる。
    小学6年生の上原二郎は、父が新たなトラブルを起こさないように、やきもきしながら過ごす日々を送っていた。そこに過激派時代の知り合いを居候させた事で、上原家は騒動に巻き込まれていく。

    前半の東京では一郎にも二郎にもトラブルだらけ。まるで夜逃げのように行き着く沖縄での生活はどうなるのか。

  • 小学校6年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても変わってるという。父が会社員だったことはない。物心ついた頃からたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、よその家はそうではないことを知った。父は昔、過激派とかいうのだったらしく、今でも騒動ばかり起こして、僕たち家族を困らせるのだが…。

  • 奥田英朗はどんな内容のを書いても面白い。こんなお父さんがいたら大変だなぁ。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『家日和』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』『ヴァラエティ』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。

「2017年 『新装版 ウランバーナの森』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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