- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043868032
作品紹介・あらすじ
29歳の目黒は夫婦仲もよいが、毎夜他の女性たちと「調教癖」にみちたセックスをしていた。そんな目黒が一見地味な繭子に出会い関係をもつが、やがて繭子は目黒の想像を超えていく……SM青春小説第3弾!
感想・レビュー・書評
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シリーズ3作目。作者の意図としては完結編にあたる。
前2作が、男と女の精神的な繋がりを全面に主張していたのに比べ、本作の男性陣の浅はかさが鼻につく。
「ジャンル」と称して、自分たちを高貴なものとし、ビギナーやそうでないものを小馬鹿にする会話が気に入らない。それがラストの痛快さに繋がるのだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは最早、官能小説というよりコメディー。。
「女性とは向こう岸の存在だよ、我々にとってはね」
ハイパーモテ男の名言を繰り出すまでもなく、ここまで向こう岸だとやっぱり面白いですよね、男女問題は。 -
SMの話。
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全二作と比べてしまうと…
ちょっと力が弱いか?
例えば、「ジャンル」の話。
SMに嵌るか嵌らないかはある種の先天性、もうそういう「ジャンル」の人間であるかどうかで決まる、というくだり。
本当にそんなもんなのか??と自問自答し、やっぱりサタミシュウは本物ではなかったのか??と落胆しかけた矢先。
さすがでした、クライマックスで小説家が登場してくるあたりで、それまで押さえられていた通俗的なセックス描写が、ビシバシと。
エンドルフィン大放出!
と喜んでいたのも束の間。
そんなものは最後の大花火の序章に過ぎなかった。
官能小説なのに切なく甘く。
そして最後は夢まで見させてくれる…
一作目から読んでいた変態のオイラにはもう胸キュンです。
それにしても、男女の関係性を描かせたらさすが一級ですね。とりあえずシリーズはひとまず完結なのでしょうか…
寂しい限りです。 -
重木公シ青さんなのでしょうか?
この文体のリズム感はまさしくそうなのだけど。
まぁ。それはさておき、
今回は、第三弾。
一作目、二作目を読んでいると、より楽しめます。 -
2012/04/29
自宅 -
すこーし、男目線過ぎたかな。目黒が振り回されちゃうところは笑えたけど。
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今回の“私”は、本当にジャンルの人じゃなかった気がする。