めおと (角川文庫)

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  • 角川書店 (2008年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784043874026

作品紹介・あらすじ

小藩の江戸詰め藩士、倉田家に突然現れた女。若き当主・勇之助の腹違いの妹だというが、妻の幸江は疑念を抱く。「江戸褄の女」他、男女・夫婦のかたちを描く全6編。人気作家の原点、オリジナル時代短編集。

みんなの感想まとめ

さまざまな夫婦の心の揺らぎを描いた短編集で、全6編から成るこの作品は、読みやすいストーリー運びと深い人間ドラマが魅力です。著者の初期作品であるため、彼女の成長を感じられる要素もあり、各短編が持つ独特の...

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代の男女のイロイロ。

  • 初めて読んだ諸田作品。それが期せずして初期の短編を集めた小説集だと知る。作者あとがきが面白い。なるほど、作者の各作品を書く動機が作者の当時の心情とリンクしている。そして力のある作家さんだと感じた。別の作品も読んでみたい。

  • 作者の初期の短編時代小説6編を収めた文庫オリジナル。タイトル通りさまざまな“夫婦の心のゆらぎ”を描いた短編集である。
    どれもすっきりとしたストーリー運びで読みやすい。それを物足りなく感じるむきもあるかもしれないが、私はかえって登場人物たちの心の機微がよく窺えてよかった。
    その中でも、意外な展開を見せる「猫」やちょっと谷崎の「春琴抄」チックな「眩惑」(ややこしいがデビュー作となった単行本「眩惑」には当初収録されていない。文庫化の際に新たに書かれたものである)は私好みであった。


  • 江戸褄の女…夫勇之助の腹違いの妹として現れた久美。夫と久美の仲を疑い悶絶する幸江。久美は勇之助の父に不正を暴かれた勘定頭粕谷が送り込んだ忍だった。
    猫…夫を裏切る佳世。病が良くならない夫。夫の病を長引かせるものは。
    佃心中…改易となり荒んだ夫は辻斬りの味をしめ、妻は秘密をひた隠して夫に尽くす。すれ違ったままの夫婦の話。
    駆け落ち…駆け落ちをし宿屋の主となった庄左衛門と紀代だが、15年の月日が庄左衛門を無気力に紀代を宿屋の女将にさせていた。そんな宿に駆け落ちの若い2人が泊まる。
    虹…なんとも…。
    眩惑…なんだかな。

    どうしてこう、イロがあるのかね。特徴的。

  • 2009/03/28-2009/03/31

  • h21.02.13

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著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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