夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043878024

感想・レビュー・書評

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  • <感想>
    以前から気になっていた森見登美彦さんの小説。
    代表作とのことで購入、読了。

    「独特な言葉遣い」と「リズミカルな文体」が生み出す、この摩訶不思議な空気感がこの本のウリ。
    現実離れした雰囲気、小説でありながら色彩豊かなアート作品のような印象。

    うーん、正直肌には合わなかったかなぁ…

    「おともだちパンチ」のネーミングセンス(笑)でグッとハートを鷲掴みされたが…それ以降が辛かった。
    全体的に内容が薄く、読み応えの無さを感じた。
    そこらへんは、たぶん好みの問題だと思う。

    小柄で黒髪、ちょっと天然な主人公のキャラは可愛い。
    アジカン好きだから、確かな贔屓目で見てるかもしれない(笑)

    以前「僕らの時代」に森見さんが出演されているのを見たことがあるが、けっこう普通の「おっさん」だった。
    あの人がこの作品を書いているかと思うと、ちょっと驚き(笑)

    <印象に残った言葉>
    ・「親指をひっそりと内に隠して、堅く握ろうにも握られない。そのそっとひそませる親指こそが愛なのです」彼女はそう語った。幼い頃、彼女は姉からおともだちパンチを伝授された。(P8)

    ・彼女が後輩として入部してきて以来、すすんで彼女の後塵を拝し、その後ろ姿を見つめに見つめて数ヶ月、もはや私は彼女の後ろ姿に関する世界的権威といわれる男だ。その私が言うのだから、間違いない。(P81)

    <内容(「BOOK」データベースより)>
    「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

  • 「恋文の技術」に次ぐ2作目。賛否は分かれるだろうが、私はどうも好きにはなれなかった。各章ごとにクライマックスに向けて頁をめくる手は進み、これが森見氏の技術で魅了なんだろうと感じながらも、その独特の表現と世界観にはなじめず。

  • すっごく読みづらくて2/3くらいまで、本当に苦手でいつやめよう…って思ってたけど、後半すっごい一気読みしてしまった。自分に合うまでかなり時間かかったけど、最終的にはいい感じだった。

    とりあえず映画見る前に原作読みたいって思っただけだから、映画見てからまた感想考える。

  • 一人称のかたり口調、あり得ない展開、う~Nn余りこの人の世界にのめり込めない

  • 面白かった。時代がかった文体に、漫画のようなストーリー。
    其処此処に森見登美彦のエッセンスが散りばめられている。先輩は黒髪の乙女が好きで好きでどうしようもないというのは書かれているので分かるのだが、書かれているだけでその気持ちを上手く読み取ることができなかった。

    解説がとてもよかった。

  • 山本周五郎賞受賞作。恋愛ファンタジー。
    星野源さんアフレコ映画化というので手にした作品。
    文体が独特です。コメディ要素が随所にあります。ファンタジーですから、どこか現実離れしています。
    面白いという評判も多くありますが、心ごと奪われる感じもなく、終わってしまいました。
    微妙です。
    映画はアニメなので笑えそう。映画を観ていませんが、そちらの方が頭に入ってきそうな感じがします。

  • 映画にもなっていてミーハーに読んでみた。合う合わないはっきりする内容、文章だと思う。千と千尋の神隠しと奇面組を足して割ったような印象。20年前に読んでいたら好きだったかもしれない。星1だけど、巻末の羽海野チカさんのイラストが良くて星2。本は合わなかったが映画は観たい。多分映像の方が馴染む

  • 空想と現実の境目を曖昧にした物語?
    意図的に古くしたような文体のせいもあり、なかなか読み進まず。合わなかった。おもしろくなかった。

  • 読了。

    「クローバーレイン」の中に出てきて、タイトルがかわいいなぁと思ってなんとなく読むことにした。
    初めての作家さんでしたがなんともファンタジー!全体的にこういう作風なのかこの作品だけなのかわかりませんが、「かいせつにかえて」を羽海野チカさんが描いているように、少女漫画にしたらはまりそうなお話だなぁと思いました。

    途中まではファンタジーすぎて読むのがつらい…まで思いましたがなんとか最後まで読んだらキャラクターには愛情が。

    黒髪の乙女、かわいいです。

  • 話題作、勧められて読んだのですが、なんだかもやもや…

    古めかしい語り口と複雑怪奇な登場人物たち、常識外れた場面設定と、妄想と現実が織りなす第三世界ともいうべき空間。
    悪くないのですが…むむむ…。

    「彼女」始め登場人物の破天荒な設定はいいのですが、奇を衒いかけ抜け過ぎて、気づけば一周回って戻ってきてしまったような…逆に無個性に見えてしまう感が否めないかも。

    偽電気ブランを飲んだときの彼女の感想と、林檎の雨の下りが好き。

    とりあえず、ラストは満足。
    私もお腹の中がほっこり暖かく、優しい気持ちで本を閉じることができました。


    よくわからないけど、たまにはこんな作品もいいなー。

著者プロフィール

森見登美彦(もりみ とみひこ)
1979年奈良県生まれの作家で、京都を舞台にした作品が多い。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。2018年11月に『熱帯』を刊行し、第160回直木賞、2019年本屋大賞にノミネートし、第六回高校生直木賞受賞。

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