クローズド・ノート (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 4423
感想 : 607
  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043886012

作品紹介・あらすじ

堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった-。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公、香恵の恋愛、友情…大学生らしい心の揺れや浮き沈みがリアルで、あぁこんなだったなぁと楽しく読めた。
    もう一人の中心人物の伊吹が小学校の先生だったけど…教師アレルギーの私が珍しく普通に読めたのはプライベートの鬱々とした感じが、抗アレルギー薬になったのも。
    伊吹の詩を聞いた隆は…変わるのかな?変わらないのかな?

  • 主人公のキャラにハマりました。
    こういう女の子いたなぁー。
    初めて万年筆を買う試し書きのところ、1発目で笑えたのに、まさかの追撃。自宅で読んでて良かったです。出先で読んでたら、本読んで一人で笑ってる怪しいオジサンになる所でした。
    途中多少読むリズムが変わってしまい違和感がありましたが、あとがき?を読んで納得。
    それにしても作家さんってスゴイ。いい小説に出会えて良かったです。

  • 私はどっぷりはまってしまいました。
    読後感,すごくよかったです。
     
    詳しくはこちら
    http://ameblo.jp/ninjin1234/entry-12174296565.html

  • 香恵の部屋の前の住人(伊吹)がクローゼットの中に置き忘れたノートに書かれている日記を軸に話が進んでいく。
    最後の展開は最初のほうからわかりやすかったけど、私自身も香恵と一緒に、その日記を垣間見てる感じがして、ドキドキしたり、じ~んとしたりしながら読んでいた。で、最後にはやっぱり泣けました。

    伊吹先生が素敵です。子どもに対して一生懸命に向き合ってるし、こんな先生いいな~と思う。私も4年2組の生徒になって伊吹賞がほしいな~。

    あとがきを読んで、また涙しました。

  • 数少ない、大好きになった小説。世界観はもちろん、会話のひとつひとつまで好きになってしまう。

  • 星5にしたけど、共感や感情移入できない人にはそんなに刺さらないかも。

    まず、伊吹先生は立派な人だ。比べて自分は教師として、理想を語っているものの、やっぱりそれに対する努力が全く足りていなかった。
    あとは自分の気持ちについて。好きな人のことを考えないようにするのは難しい。きっとそれは今後も変わらないだろう。でも、そればかりになるのはやっぱり良くはないんだ。自分の余裕のなさを感じた。余裕のある人間になりたい。

    それから全人類に向けて。
    人間、感情で生きてるから、想いが変わったり移ろったり、冷めたりすることもある。しょうがない。
    でもだからって、いい加減に付き合って言い訳じゃない。
    「今自分が関わっているのは1人の人間で、その人の、1度きりの、今しかない瞬間に触れている。」そんな覚悟を持って欲しい。きっとこの考えは、世間一般のそれとはズレていて、ただの理想論なのかもしれない。
    それでも、今隣に誰かがいるなら、よく考えてみてほしい。
    『言葉と気持ちが等しい人間として、その人の前に立ってください』



    追伸:
    決していい加減な気持ちじゃなかったってことはよくわかってるよ。とっても大事にしてもらいました。
    この本すごく面白いからオススメ。

  • 感情移入しづらかったけど、終わり方はとても好き。途中に出てくるマンドリンの曲を聴きながら読んだ。
    -
    「人間は道具を使うことによって進化したのよ。それへのこだわりがなくなったら人類じゃないわよ」
    96ページ

  • 読み終わってここまで心が温かくなる本は
    初めてかもしれん……
    自分自身が小学校の先生をしていて
    しかも今年の担任が4年生だから
    伊吹先生にとても共感するところがあって。
    全力で仕事しているところ
    全力で恋をしているところ
    とても素敵だな〜と思ったし
    わたしも頑張ろ〜と思った。
    この本を読んで元気づけられる人は
    たくさんいると思うから
    もっともっと色んな人に読んでもらいたい!
    雫井脩介、こんな本も書けるんやな……すごい。

  • ラブストーリー

    この類は初めて読んだ。まあ女心を描いている部分が多いかな。けど、なんか温かみのある優しい話だったと思う。
    俺は男でラブストーリー系は全く興味がないが、これは結構良かった。

  • 雫井脩介さんの本が読みたくて買った本。

    物語の中盤過ぎまでなんとなく、40歳過ぎたおっさんが読む本じゃないな、と思いながら読んでいた。

    手紙や日記は一方的に何か綴られている感じがして読みづらい。
    しかも恋愛小説っぽい。

    しかし最後まで読んで感動した。

    殺人が絡む作品ばかり読んでいた自分にはこころ休まる小説でした。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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