- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043886012
作品紹介・あらすじ
堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった-。
感想・レビュー・書評
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最初のページから香恵の話が始まるところは
一瞬、ん?となったが読み進めていくうちに納得。
タイトルから暗い悲しい話かと思ったが
最後はとても温かい気持ちになった。
最後の方で香恵が鹿島に言う言葉が個人的にはとても刺さってスッキリもした。
分量はしっかりめだけどどんどん読み進められる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公のキャラにハマりました。
こういう女の子いたなぁー。
初めて万年筆を買う試し書きのところ、1発目で笑えたのに、まさかの追撃。自宅で読んでて良かったです。出先で読んでたら、本読んで一人で笑ってる怪しいオジサンになる所でした。
途中多少読むリズムが変わってしまい違和感がありましたが、あとがき?を読んで納得。
それにしても作家さんってスゴイ。いい小説に出会えて良かったです。 -
主人公、香恵の恋愛、友情…大学生らしい心の揺れや浮き沈みがリアルで、あぁこんなだったなぁと楽しく読めた。
もう一人の中心人物の伊吹が小学校の先生だったけど…教師アレルギーの私が珍しく普通に読めたのはプライベートの鬱々とした感じが、抗アレルギー薬になったのも。
伊吹の詩を聞いた隆は…変わるのかな?変わらないのかな? -
面白かった!
日記の中の先生と読んでいる世界が交互に混ざって、物語が進んでいく様子がよかった。
オチは途中から想像できたけど、想像通りでよかった。
ほっこり心温まる話を読む時にはちょうどいい。 -
展開はかなり前からよめちゃいますが、ほんのりじんわりいい気持ちになりました(*^_^*)
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香恵の部屋の前の住人(伊吹)がクローゼットの中に置き忘れたノートに書かれている日記を軸に話が進んでいく。
最後の展開は最初のほうからわかりやすかったけど、私自身も香恵と一緒に、その日記を垣間見てる感じがして、ドキドキしたり、じ~んとしたりしながら読んでいた。で、最後にはやっぱり泣けました。
伊吹先生が素敵です。子どもに対して一生懸命に向き合ってるし、こんな先生いいな~と思う。私も4年2組の生徒になって伊吹賞がほしいな~。
あとがきを読んで、また涙しました。 -
私はどっぷりはまってしまいました。
読後感,すごくよかったです。
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http://ameblo.jp/ninjin1234/entry-12174296565.html